推し活事情を学ぶ⑬推し活写真(フォト)|ぬい撮り・アクスタ撮影の基本
推し活事情を学ぶ⑬推し活写真(フォト)|ぬい撮り・アクスタ撮影の基本

InstagramやtiktokなどのSNSで目にする、アクスタやぬいぐるみなどの”推し活写真(フォト)”。
ぬい撮り・アクスタ撮影などとも呼ばれ、推し活の主要な楽しみ方として知られています。

本記事では、ぬい撮り・アクスタ撮影を中心とした「推し活写真(フォト)」についてご紹介します。
撮影テクニックや場所選び、フィルター加工まで、推し活写真(フォト)の基本をしっかりと解説。
この記事を読むだけで、ぬい撮り・アクスタ撮影を楽しむ方々の目線や気持ち、工夫しているポイントなどを学べます

推し活関連のマーケティング・企画担当者様は、思わず撮りたくなるようなグッズのアイデア探しや、自社アイテムの撮影の参考などにぜひご活用ください。

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推し活と写真の関係

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推し活において、SNSでのコミュニケーションは重要なアクティビティの1つですが、中でも写真付きの投稿は、推し活を十分に楽しむうえで外せない要素です。

SNSのタイムライン上で、アクスタやぬいぐるみの写真がハッシュタグ付きで流れるのを見たことはありませんか?
推し活グッズを主役に据えた人物不在の推し活写真は“置き画”※1とも呼ばれ、作品の聖地やライブ・イベント会場はもちろん、カフェ、公園など、さまざまなロケーションで撮影されます。
推しのグッズをただ撮影すればいいというものではなく、推しへの愛と、おしゃれさ・可愛らしさを同時に表現するのが推し活写真の流儀
構図の工夫やアプリによる加工などで、美しい「作品」に仕上げるのも推し活写真の醍醐味です。

このように、推し活写真には、撮影者が何を・誰を推しているかだけでなく、センスやこだわりも表現されているため、自己紹介代わりの情報=SNSアカウントの人物像を知る手がかりととらえることも可能です。
そのため、推し活写真は推し活中の方同士を繋げたり、SNS上での交流を活性化させたりする役割も担っていると言えます。

また、推し活中の方々は、「推しの魅力を伝えたい」「推しが好きでたまらない」「推しを応援する気持ちを表現したい」といった純粋な気持ちで推し活写真を投稿していることが多く、オタク同士で感じ合える本物の感情を乗せた写真と文言が、ネット上の推し活コミュニティを形作っている側面もあるでしょう。

1 推し活写真(フォト)には、自撮りや人物入りの写真も含むこともありますが、今回の記事では“グッズの撮影”をテーマにお届します。
近年はSNSの普及や情報意識の高まりにより、推し活関連の人物写真も、顔が分からないようにスタンプやうちわで隠したり、ネイルだけを写したりする場合が多いようです。

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推し活写真におすすめの撮影スポット

推し活写真の定番撮影スポットをご紹介します。
日常の風景にアクスタ・推しぬいを溶け込ませることで、まるで推しと一緒にお出かけしているかのような、臨場感あふれる写真に仕上がります。

こちらで取り上げた例以外では、ライブ・イベントの現地でチケットを撮影したり、テーマパークで推し活グッズを撮影したりするのも定番のようです。

喫茶店・カフェ

喫茶店・カフェ_1

喫茶店・カフェは、気軽に入られる推し活写真の人気スポット。
店内には、推し色のドリンクや可愛いスイーツ、おしゃれな内装・家具など、写真映えするポイントが満載です。

アニメ・マンガ作品をコンセプトにした“コラボカフェ”はもちろん、レトロ系やファンシー系など、お店の系統によっても撮影できる写真の雰囲気が変わるため、推し活仲間とカフェ巡りを楽しむきっかけにもなりそうです。

アクスタ・推しぬいにストローを近づけるポーズや、フォークでスイーツを食べさせようとするポーズの写真は「あーん写真」とも呼ばれ、まるで推しとデートしているかのような面白い写真に仕上がります。

喫茶店・カフェ_2

こちらは、中身が透けて見える“窓つき推し活ポーチ”に、アクスタと推しぬいを入れて撮影した写真。
クリア素材を使用したポーチやバッグなら、推し活グッズを取り出すことなくそのまますぐに撮影できて便利です。

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公園や自然の中

公園や自然の中_1

生い茂る緑や水のせせらぎ…。
自然の中に佇むアクスタや推しぬいは、趣深い雰囲気を醸し出します。

真面目におしゃれな写真を目指すもよし、独特のミスマッチ感を活かしてシュールな笑いに走るもよし。
センスと工夫次第で、表現の幅がぐっと広がる撮影スポットと言えそうです。

公園や自然の中_2

時間が経った後に見返せば、遊びに行った場所の記憶と、当時ハマっていた推しの記憶がないまぜになり、エモーショナルな気分に浸れそうです。

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街中のちょっとした場所

街中のちょっとした場所_1

街中は素敵な撮影スポットの宝庫。
目に留まった場所すべてに、何らかの魅力があると言っても過言ではありません。

街中のちょっとした場所_2
街中のちょっとした場所_3

現地ではピンと来なくても、トリミング・加工してみたら化けることも。
少しでも気になるスポットがあったら、とりあえず撮っておくのもおすすめです。

撮影スポットが用意されている施設も

撮影スポットが用意されている施設も

カプセルトイ専門店の中には、引き当てた商品を置いて撮影できる「背景ブース」を設置している店舗も。
買ったその場で本格的な写真撮影が楽しめるだけでなく、SNS投稿による情報の拡散も期待できるなど、消費者・企業の双方にとってメリットのある施策ではないでしょうか。

また、企業や有志によってぬいぐるみ・フィギュアの撮影会が開かれることもあります。
ミニチュアサイズのリアルなジオラマや、明るい照明を使って撮影可能なため、よりハイレベルな推し活写真を作りたい方におすすめです。

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【ちなみに...】自分の部屋でも楽しめる推し活写真撮影

推し活写真の撮影は基本的にどこでも楽しめますが、自分の部屋での撮影をもっと手軽&ハイクオリティにしてくれる商品やサービスもあります。

左図は「アクスタの部屋」。
可愛らしい部屋を模したアクリル製の組み立て式ボックスで、底面の溝にアクスタを挿して立たせられます。
ソファなどの部品も付属し、推しが暮らしている部屋を表現可能。
飾って可愛いだけでなく、撮影用のミニブースとしても活躍する優れものです。
さまざまなデザインが展開されており、連結させることで“推しのマンション”を組み上げることもできます。

右図はダウンロードして使える撮影用背景の配布ページ。
好きな場所に貼るだけで、手軽に特別感のある写真を撮影できます
多くの方にとって、立体のジオラマを用意するのはハードルが高いですが、背景を印刷するだけなら簡単に行えるはず。
手持ちの小物やガチャアイテムを組み合わせることで、さらにオリジナリティのある写真に仕上げられそうです。

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推し活写真をきれいに撮るコツ

推し活撮影用のサポートアイテムを活用する

推し活撮影用のサポートアイテムを活用する_1

写真左のアクスタ棒は、アクスタの下部を挟んで固定できる撮影用スティック。
通常、アクスタを手持ちで撮影すると指が映ってしまうため、撮影後にトリミングしたり、ギリギリ端をつまむように持ったりと工夫が必要ですが、これさえあればアクスタだけをきれいに撮影できます
スティック部分が長く、アクスタとスマホの間に距離を付けられるのも使いやすいポイント。
ピント合わせや構図作りが楽に行えます。

写真右はぬいぐるみスタンド。
ぬいぐるみの中には自立させるのが難しいものも多くありますが、これがあれば、どこでもきれいにぬいぐるみを立たせられます
また、台座部分にぬいぐるみの足を乗せられるため、埃や砂による汚れから推しを守れるのも嬉しいポイント。
コンパクトに畳んで持ち運びもラクラクです。

【超基本】ピントとボケ感を意識する

写真を撮る上で避けては通れない、ピントとボケ感。
ここでは、主役の推し活グッズにピントを合わせるのは大前提として、背景のボケ感をいかにコントロールするか、という観点で3つのパターンをご紹介します。

【超基本】ピントとボケ感を意識する_1

最も基本的な撮影モードと倍率の設定です。
カメラ起動時のデフォルト設定がこちらの状態になっているスマホも多いのではないでしょうか。

広角過ぎず(背景が広すぎず)、背景のボケ感も強すぎない、バランスの良い仕上がりが期待できます。
特に狙いがなければ、こちらの設定のまま、被写体へのピント合わせに意識を集中してもいいかもしれません。

【超基本】ピントとボケ感を意識する_2

被写体と背景のどちらにもピントを合わせたい時は、倍率0.5倍がおすすめ。
観光地の建物や素敵な風景、ツアー日程のポスターなど、背景も美しく写真に収めたい時は試してみてください。

ただし、かなり広角で(背景が広く)映る点には注意が必要。
後から不要な背景部分をトリミングすることも可能ですが、0.5倍からピンチインで倍率を微調整すれば、撮影の時点で画角を決定できます。
1倍までピンチインすると、1培用のカメラに切り替わってしまうスマホも多いため、その場合は0.5倍~0.9倍の間で倍率を調整してください。

【超基本】ピントとボケ感を意識する_3

背景を強力にボケさせることで、被写体の存在感を強調できるのがポートレートモードです。
まるで一眼レフで撮影したかのような、本格的で“プロっぽい“ポートレート写真を再現します。

背景情報もそこそこに、とにかく推し活グッズを魅せたい時におすすめです。
なお、ボかした背景は元に戻せないため、0.5倍~1倍の標準モードでも同じ構図の写真を撮っておくと、後からお気に入りの1枚を選ぶ際に選択肢を増やせます。

グリッド線を活用する

グリッド線を活用する_1

撮影時に頭を悩ませがちなのがレイアウト(構図)決め。
アクスタやぬいぐるみを画面のどこに置けば良いか迷ってしまった時は、まず「三分割法」を試してみてください

三分割法は、以下の手順で簡単にお試しできます。

  1. グリッド線を3×3に設定する
  2. グリッド線が交わった4点のいずれかに被写体を合わせる

これを意識するだけで、風景と被写体がばっちりハマった写真に仕上がります。

グリッド線を活用する_2
グリッド線を活用する_3
グリッド線を活用する_4

4点間を動かしてみると、レイアウトのバランスを崩すことなく雰囲気の違いが楽しめます。

アクスタは反射に注意!

アクスタは反射に注意!

アクスタは光の反射や映り込みを起こしやすい素材でできているため、角度を付けて撮影するのがおすすめです。
正面からきれいに撮影できるのがベストですが、残念ながらうまくいくことは稀。
ほんの少し角度を付けるだけでも、反射や映り込みを大幅にカットできる場合があるため、ぜひ試してみましょう。

ちなみに、写真加工・画像編集アプリ内の“射影変換”や“ティルト”を使用することで、角度が付いたアクスタに正面を向かせる力技もあります。
この方法は、角度が大きすぎない場合には有効な場合もありますが、背景が歪んでしまったり、アクスタの絵柄に違和感を生じたりする場合もあるため、過度な期待はしないほうが良さそうです。

写真をトリミング&フィルター加工してSNSにアップ!

写真をトリミング&フィルター加工してSNSにアップ!

撮影した画像を加工・修正して、SNSで映える推し活写真に仕上げましょう。

Instagramで推し活写真を探してみると、うっすらとピンク色に染まるフィルターやキラキラフィルター、フレーム、周辺減光(ビネット)などの加工を施した作品が多数見つかりました。
フィルター効果などは、写真加工・画像編集アプリ※2だけでなく、SNSやスマホの標準機能として実装されている場合も多く、作品のクオリティを手軽に高められる手段として選ばれているのではないでしょうか。

一方、ほとんど加工を施していない(ように見える)シンプルな作品が多いことも印象的でした。
トリミングや明るさの調整をはじめ、必要最低限の加工に留めることで、推しグッズの魅力がよりダイレクトに伝わるのではないでしょうか。
写真を極力加工せずに美しく仕上げるためには、完成形をイメージしながら撮影する必要があります。
グッズを引き立てる小物、グッズを持つネイルの装飾、光の当たり具合など、写真に写り込む要素一つ一つへのこだわりが、如実に写真の仕上がりへと反映されるからです。
もちろん、おしゃれなカフェ、作品の聖地、ライブ・イベント会場など、特別感のあるロケーションや背景は、それだけで写真映えするはず。
また、アクスタ・推しぬいを人に見立てて記念撮影するスタイルには、ナチュラルな仕上がりがよく似合いそうです。

このように推し活写真は、積極的に加工するスタイルと、あまり加工しないナチュラルなスタイルの2通りに大別できますが、どちらのスタイルにも共通して言えることは、

  • あくまでも推し活グッズが主役という意識を持つ。
  • 加工のし過ぎはNG。「ほどほど」に留める。

の2点です。

フィルターや色調補正を強力にかけすぎると、折角の推し活グッズが埋もれてしまい、加工テクニックをアピールするだけの写真になりかねません。
写真を加工する際は、推し活グッズをいかに引き立てるか、という視点を忘れないようにしましょう。

2 今回、上記の画像の加工にはLINE Cameraを使用しました。
推し活写真と相性が良さそうな写真加工・画像編集アプリには、ほかにSNOW、BeautyPlus、Picsart、Meitu、Snapseedなどがあり、目指す仕上がりによって使い分ける方もいるようです。

オリジナルキャラクターグッズのアイデア集

まとめ

ぬい撮り・アクスタ撮影をはじめとする「推し活写真(フォト)」についてご紹介しました。

推し活とSNSは切っても切れない関係にあり、特に写真付きの投稿は、自己表現(≒推しアピール)とコミュニケーションのための重要な要素となっています。
推し活写真の現状を知ることは、すなわち推し活界隈のトレンドを知ることでもあり、InstagramなどのSNS上にあふれる推し活写真は、新たなグッズのアイデアやヒントをもたらしてくれそうです。

弊社トランスでは、今回ご紹介したアクリルスタンドやぬいぐるみをはじめ、さまざまな種類のオリジナルグッズ・ノベルティを製作可能です。
昨今注目を集めている“推し活”に関しましては、常に最新の情報をキャッチアップする体制を整えており、「これから流行りそうな推し活グッズを知りたい」「国内でいち早く最新トレンドを取り入れたい」といった企業様のニーズにも対応可能です。
また、推し活最新トレンドの調査&研究成果は「推しビジネス研究所(仮)」として公開しておりますので、情報収集にお役立ていただけますと幸いです。

ご予算・ご希望に応じて、柔軟な提案をさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

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