今やエンタメ市場で欠かせなくなってきている一大コンテンツ「Vtuber(ブイチューバー)」。

10代20代を中心に、熱狂的なファンを獲得し、Vtuber市場は一大エンタメコンテンツに成長しています。

そんなVtuberですが、その概要やカテゴライズがいまいちよくわからない…という人は意外と多いのではないでしょうか?

「Vtuberって、YouTuberとは違うの?」「キズナアイと初音ミクの違いがわからない」「にじさんじってVtuber?人?作品?」など、キーワードを耳にしたことはあれど、素朴な疑問を抱える人は多いようです。
今回の記事では、今さら聞けないVtuberの基本知識と、最低限おさえておくとよい情報をまとめていきます。

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「Vtuber(Vチューバ―)」とは

Vtuber、バーチャルYouTuber、にじさんじ、ホロライブ、アバター、ライバー、推し活、オリジナルグッズ,ノベルティ、企画,製作

「Vtuber」とは「バーチャルYouTuber」の略称です。
YouTubeで動画をアップしたり、ライブ配信をしたりするのがYouTuber(ユーチューバ―)ですが、生身の人間の姿ではなく3Dや2Dのキャラクターの姿(バーチャル、またはアバター)で配信するのがVtuberです。

Vtuberという呼び名

もともと、Vtuberの代表的・先駆的存在である「キズナアイ」がYouTube上に登場したときに、自身のことを「バーチャルYouTuber(ユーチューバー)」と名乗ったことがはじまりです。
Vtuberは先述のように、バーチャルのキャラクターの姿でYouTubeなどで動画配信を行うYouTuberのことを指しますが活動の場所はYouTubeに限らず、ゲーム実況プラットフォームのTwitchや、ミクチャなどの配信アプリ上の場合もあります。

後ほど解説するVtuberの所属事務所の中には、所属Vtuberのことを「バーチャルライバー」や「バーチャルタレント」と名付けている場合もあります。
そういった名でも、3Dや2Dのモーションキャプチャーの姿で配信や動画投稿を行う配信者のことは事務所所属でも個人で活動するアマチュアでも、全て、「Vtuber」として認識されています。

Vtuberと初音ミクの違いは?

実は30、40代のビジネスマンの間でよく耳にするVtuber関連の「今さら人に聞けない」疑問のひとつがキズナアイのようなVtuberと初音ミクなどのVOCALOIDの違いについてです。

VtuberとVOCALOIDは、そのネーミングやキャラクタービジュアル、活躍の場がYouTubeやニコニコ動画など動画SNSであることから共通点が多く、一見するとその違いがわかりにくいですが、初音ミクらVOCALOIDが人工的に作られたキャラクターであり合成音声ソフトなのに対し、キズナアイらVtuberらは、生身の人間による活動アバターです
(※Vtuberの中にはAIやロボットなどのアンドロイド的な設定を持つキャラもいます。そしてその設定は本人に忘れられがち)

初音ミクなどのVOCALOIDは、合成音声を使ったキャラクターであり、合成音声ソフトです。
初音ミクは、合成音声ソフトウェア「VOCALOID」のシリーズの1つで、実在する声優の声をサンプリングした合成音声です。
初音ミクをはじめとした鏡音(かがみね)リン・レンや巡音(めぐりね)ルカなどVOCALOIDは、プロアマを問わずクリエイターらが作詞作曲した曲を(プログラミングして)初音ミクらに歌わせることができることから、「バーチャルアイドル」として認識されました。(クリエイターのことをプロデューサーと見なして「ボカロP」と呼んでいました。)
こうして生まれた初音ミクらの曲は、ニコニコ動画への投稿を中心に世界中にシェアされ、ファンやクリエイターたちが育てたVOCALOIDは一大市場を築き上げました。(※ボカロPの中にはメジャーデビュー前の米津玄師などもいます。)
初音ミクは、まるで本物のアイドルのようにCMやライブへの出演、歌舞伎コラボなどを行っていますが、初音ミク自体に固有の人格や生身の人間のモデルがいるわけではありません。

一方、現在活躍中で世界的にも人気のあるVtuberらは3D、2DCGのモーションキャプチャーで表現されるCGキャラクターに見えますがVtuberは、タレント・アーティスト活動をするための姿にバーチャルキャラクターを使っている生身の人間であることが多いのです。 (※キズナアイの場合は、自身は人間に生み出されたAIであり、中の人はいない、と公言していますので、厳密には生身の人間ではないことになっています。)

Vtuberのファンも、彼ら彼女らが生身の人間であることを大前提として視聴しています。
中には、身バレ・性別バレを避けるため配信中の声を合成音声にしているVtuberもいますが多くの人気Vtuberは、生の地声で話します。
バーチャルキャラクターは2次元の美少女やイケメンで描かれてはいるものの、声優のキャラクター演技とは違い、キャラを作ることや演技をすることはあまりなく、素の声で雑談をし、誕生日や趣味嗜好、普段の生活スタイルなどのパーソナリティをそのままVtuberとしての自分に落とし込んでいる人が多いようです。

Vtuberはどのくらいいる?

人気のあるVtuberの多くは、近年ではVtuber専門の事務所や企業に所属して活動している人が多いようです。
そうした専門の事務所では、定期的にVtuberオーディションを開催しており、多数の応募が集まるようになってきています。
しかし、そうした事務所に所属せず、個人でVtuberとして活動する人も数多く存在しています。
2018年時点では1000人ほどだったVtuber活動人数は、3年経った2021年9月時点で、1万6千人を超えたといいます。

簡易的なモーションキャプチャー用のソフトや機材がより安価で手に入るようになり、さらには簡単な顔の角度や表情程度であればスマホカメラで表現できるフェイストラッカーアプリも登場したことで、Vtuberとして活動する人は年々増えています。
2Dまたは3DCGのアバターとなるキャラクター素材さえ用意できれば、だれでもVtuberとして活動できる時代になった、とも言えます。

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代表的なVtuber

現在、すでに世の中には2万人近いVtuberが存在し、その人気やトレンドも日々変化していきます。
ここでは、一般的にVtuberの代名詞と呼べる存在から、今人気や勢いのある人、今後の動向に注目したい人など名前だけでも知っておくとよいVtuberやそのグループを中心にピックアップしてみました。

キズナアイ

キズナアイ

出典元:https://kizunaai.com/

2016年に活動を開始した女性Vtuberで、最初に「バーチャルYouTuber」を名乗った、Vtuberのパイオニア的な存在。Vtuber創成期には、輝夜月(かぐやるな)、ミライアカリ、電脳少女シロ、バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん(ねこます)とともに「バーチャルYouTuber四天王」とされており、Vtuberたちの間では「親分」とも呼ばれている。

歌ってみた、踊ってみた動画、ゲームプレイ実況配信、その他コンテンツ動画の投稿などを2DCGによるモーションキャプチャーアニメーションの姿で行い、動画の中には英語・中国語字幕テロップも入れているなど、世界的にもトップクラスの知名度を持つVtuber。YouTubeチャンネル登録者数は300万人を超えているが、2022年2月のオンラインライブ出演をもって、アップデートのための活動休止(スリープ)に入る。ほぼ同時に、アニメ化プロジェクトの始動も発表された。

キズナアイ自身が「自分は人間に生み出されたAIである」と公言しており、当初の所属事務所から独立する際に初めてその声の担当声優の存在を明らかにするなど、声優を使わず、中の人の姿も公表しない一般的なVtuberとは成り立ちが違う部分が多い。

がうる・ぐら(Gawr Gura)

がうる・ぐら(Gawr Gura)

出典元:https://www.youtube.com/channel/UCoSrY_IQQVpmIRZ9Xf-y93g

2020年9月から活動している英語圏のVtuber。
女性VTuberタレントグループ「ホロライブ」内の「ホロライブEnglish」に所属しており、英語圏で活動しているため普段の会話は全て英語で、日本での相性は「サメちゃん」。
“「海底つまらんすぎてワロタ」って言いながら地上にやってきたアトランティスの末裔”という設定のキャラクターで、配信ではかわいらしい地声で早口気味のオタクトークを繰り広げている。山下達郎などのJPOPファンでもあり、歌ってみた動画やゲームプレイ実況配信などの活動が中心。
YouTubeチャンネル登録者数は2022年6月時点で397万人と、世界のVtuberの中でもトップクラスの人気を誇る。

兎田ぺこら(うさだぺこら)

兎田ぺこら(うさだぺこら)

出典元:https://www.youtube.com/channel/UC1DCedRgGHBdm81E1llLhOQ

2019年から活動している、ホロライブ所属の女性Vtuber。YouTubeチャンネル登録者数は194万人。
ホロライブ第3期生で、異世界からやってきたという設定で、語尾に「ぺこ」や「草」が付く。
口の悪さや、プライベートでVtuber活動をしていることを親にカミングアウトした話など、萌えキャラ要素の強いキャラクタービジュアルに反した、視聴者との距離の近い、親近感を持ちやすいパーソナリティもあり、男性を中心に人気に。人気男性声優やお笑い芸人などにも彼女のファンを公言している人もいる。

月ノ美兎(つきのみと)

月ノ美兎(つきのみと)

出典元:https://www.youtube.com/channel/UCD-miitqNY3nyukJ4Fnf4_A

2018年、にじさんじの初期メンバーとして活動開始。現在チャンネル登録者数は87万人。
ビジュアルは黒髪ロングの制服姿で、清楚な優等生風だが、雑談配信ではその印象を覆すような斜め上の言動が飛び出す。
リスナーからのツッコミや、提供されたネタやくそげーも独自のトーク力で嬉々としてプレイ実況するなど、自然体でリスナーとともに配信を楽しむスタイル。「これがバーチャルYouTuberなんだよなぁ~」などの配信中のさりげない名(迷)言もある。

壱百満天原サロメ(ひゃくまんてんばらさろめ)

壱百満天原サロメ(ひゃくまんてんばらさろめ)

出典元:https://www.youtube.com/channel/UCgIfLpQvelloDi8I0Ycbwpg

2022年5月21日にデビューしたばかりの、にじさんじ所属の女性Vtuber。
お嬢様のような可憐なキャラクターデザインと、女性声優並みの滑舌の良いクリアな高い声、「ですわ」という語尾を付けたマシンガントークを持ち味とし、デビューからわずか1週間でYoutubeチャンネル登録者数は80万人を超える。
初回配信では、「みんなに自分の深いところまで知ってほしい」という理由で自身の胃カメラ写真を晒すなど、配信内容のぶっ飛んだ面白さは、リスナーからは「大型新人」と呼ばれ、Vtuberファンの間で大きな話題になっている。その勢いは、ビジネスニュースコラムなどにも取り上げられているほど。
また、注目すべき点は単にチャンネル登録者数が多いことだけではなく、1か月足らずで各投稿動画の再生回数が100万を超えていること、生配信時のリスナー同時接続者数が10万人を超えていること。突如出現した圧倒的なタレント性が、今後のVtuber市場にどう影響していくのか、注目していきたい存在。

葛葉(くずは)

葛葉(くずは)

出典元:https://www.youtube.com/channel/UCSFCh5NL4qXrAy9u-u2lX3g

にじさんじに所属する男性Vtuber。YouTubeチャンネル登録者数130万人で、男性Vtuberとしては国内でトップ人気を誇る。ゲーム実況、雑談配信のほか、同じく、にじさんじに所属する叶とはユニット「ChroNoiR」を組み、トーク番組コンテンツ配信やライブでの歌とダンスパフォーマンスも披露。メジャーデビューも果たしており、配信シングル楽曲、ミニアルバムリリースなど、アーティストとして音楽活動も精力的に行っている。

叶(かなえ)

叶(かなえ)

出典元:https://www.youtube.com/c/KanaeChannel

葛葉と同じく、にじさんじに所属する男性Vtuber。YouTubeチャンネル登録者数101万人。葛葉や他のにじさんじVtuberとのコラボを含め、ゲームプレイ配信をほぼ毎日行うことから、リスナーからは配信ジャンキーとも呼ばれている。トーク力の高い葛葉とのユニット「ChroNoiR」では、柔らかな口調で鋭いツッコミやボケで丁々発止のトークを繰り広げている。2022年7月にはメジャーデビューが決まっており、にじさんじの関連ライブイベントではステージパフォーマンスも披露するなど、活動を広げている。

Luxiem(ラクシエム)

Luxiem(ラクシエム)

出典元:https://www.youtube.com/watch?v=W7SKtUCGYQk

にじさんじの英語圏Vtuber「Nijisanji EN」に所属する

  • Vox Akuma(ヴォックス・アクマ)
  • Mysta Rias(ミスタ・リアス)
  • Luka Kaneshiro(ルカ・カネシロ)
  • Ike Eveland(アイク・イーヴラント)
  • Shu Yamino(闇ノシュウ)

の5人のユニット。普段はそれぞれ個別に活動しており、ゲーム実況や雑談配信、歌ってみた動画などの投稿を行っている。
ゲーム実況や雑談配信での内容は(英語なのでそう感じにくいが)日本人Vtuberに比べてもかなりフリーダムで、直接的なブラックジョークや下ネタを頻発する。2021年末から活動を開始したばかりで、5人とも日本語訳なし、ほぼネイティブ英会話での配信活動にも関わらず、日本での女性人気が急上昇中。
5人ユニットのLuxiemを含め、チャンネル登録者数やグッズ販売状況も好調で、デビュー半年でアニメショップでのポップアップショップやコラボカフェも開催。2022年のオタク・推し活女性市場では、前年までの人気コンテンツであった呪術廻戦や東京卍リベンジャーズなどの間に割って入ってきた、ダークホース的な存在となっている。
(有志のファンによって、彼らの日本語訳付きの配信ダイジェスト編集動画が多く投稿されていることも、人気が広がった要因ではないかと推察。)
同じく女性人気の高い、にじさんじの葛葉や叶の参加する男性Vtuber葛葉、叶、ユニット「ROF-MAO」らとともに、Vtuber女性ファン市場の牽引役として今後注目しておきたいところ。

【豆知識】Vtuberのキャラクターデザインと2Dモデル作成

Vtuberに不可欠な、そのキャラクターデザインと、モーションキャプチャーに必要な2Dモデル。
これらはイラストレーターやCGクリエイターが手掛けていることが多く、Vtuber自身も作成したクリエイターを公表している場合が多い。
こうしたビジュアルデザインを手掛けるイラストレーターは「お母さん」、2Dモデルを手掛けるCGクリエイターは「お父さん」と呼ばれてVtuber本人が自己紹介とともにYouTubeチャンネルやTwitterアカウント上で生みの親として紹介している。

また、その立ち絵やイラストレーターによるキャラクターイラストは特に男性Vtuberファンの間で非常に人気で、アクスタやぬいぐるみ(推しぬい)グッズも人気。
にじさんじを中心とした「アクスタ推し活」に勤しむ若い女性ファンを池袋のカフェなどで見かけることができる。

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代表的なVtuber事務所・プロジェクト

現在人気のあるVtuberの多くは、Vtuber専門の事務所やプロジェクトに所属しています。
Vtuber事務所では、所属するVtuberを集めた定期的なライブイベントなども開催しており所属するVtuber同士のコラボやプライベートな絡みをSNS上で見ることもできるため、 箱推し(事務所やグループ全体をまとめて推すこと)する人も見られます。

にじさんじ

にじさんじ

出典元:https://www.nijisanji.jp/members

「にじさんじ」は株式会社ANYCOLORが運営するライバー(Vtuber)所属事務所のグループ名。所属ライバーの配信プラットフォームアプリの名前も「にじさんじ」。にじさんじでは、YouTubeに限らずライブ配信アプリなどでも活動するため、Vtuberではなく「バーチャルライバー」「公式ライバー」などライバーと呼んでいる。
YouTubeを含めた配信プラットフォーム上でゲーム実況や雑談、歌などの配信を行うのは一般的な他のVtuberらと同じだが、キズナアイやホロライブ所属Vtuberらがアバターに3DCGモデルを使うことが多かったのに対し、にじさんじ所属ライバーは2DCGモデルを使用している人が多いことも特徴。にじさんじ所属の2Dモデルライバーの人気上昇により、それ以降に登場したVtuberにはアバターに2Dモデルを使用する人が増えるなど、Vtuber業界での影響力も大きい。(※ライブイベントや楽曲PV、にじさんじ公式番組などでは普段2Dモデルで配信しているライバーも、3DCGによるモーションキャプチャーでパフォーマンスを行っている。)
また、所属する人気ライバーから、葛葉や叶など楽曲メジャーデビューを果たすケースも多く、アイドル・アーティストとしても活動を広げるマルチタレント的なライバーが増えていることにも注目したい。

ホロライブ

ホロライブ

出典元:https://hololive.hololivepro.com/talents

ホロライブプロダクションは、カバー株式会社が運営する、Vtuber事務所。バーチャルアイドルIPで世界中のファンを熱狂させる、というビジョンの元、2017年頃から数多くのVtuberをデビューさせてきている。
現在では女性Vtuberは「ホロライブ」、男性Vtuberは「ホロスターズ」として所属させており、このほかにもユニット「ホロックス」や、海外Vtuberの拠点として「ホロライブインドネシア」や「ホロライブEnglish」を設立している。
代表的な所属Vtuberには兎田ぺこら、がうる・ぐら、湊あくあ、百鬼あやめなどがいる。
事務所主催のライブイベントや楽曲レーベルからのプロデュースなどを行うほか、雑誌メディア、エンターテイメント施設、旅行会社などとのコラボやニューヨーク領事館への出展なども行っており、2021年には内閣府「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画も発表され、所属Vtuberと連携した地方との旅行企画や日本酒開発などを行っている。

ぶいすぽっ!

ぶいすぽっ!

出典元:https://vspo.jp/

「ぶいすぽっ!」は株式会社バーチャルエンターテイメントが運営する、ゲームに本気で取り組むメンバーが集まってesportの良さを広げる、をコンセプトに設立された、次世代 Virtual eSports プロジェクト。
所属Vtuberは現在14人。メンバーはゲームプレイ実況を行うだけではなく、eスポーツ大会への出場もしており、複数回の優勝実績も持つ。「ぶいすぽっ!」メンバーを描くコミカライズ作品も電子書籍で配信されており、今後はYouTubeチャンネル内でのアニメ制作も予定されている模様。日本におけるeスポーツ市場と合わせて今後注目していきたいプロジェクト。

.LIVE(どっとライブ)

.LIVE(どっとライブ)

出典元:https://vrlive.party/

株式会社アップランドが運営するVtuber事務所。電脳少女シロをはじめとするアイドル部には女性を中心に多数のVtuberが所属している。
.LIVEでは、VR LIVEという、所属Vtuberとリアルタイムで会うことができるバーチャル空間も提供しているのが特色。
世界的に注目が集まるメタバース市場について、メタバース市場展開はVtuberが突破口になるとも言われている昨今、こうしたVRによるバーチャル空間でのVtuberの活動の様子に注目していきたいところ。

企業系Vtuber・自治体Vtuberの例

Vtuberの盛り上がりは2018年頃からビジネス市場でも注目されるようになり、企業や自治体がVtuberを活用する事例が見られました。
企業系Vtuberは、多くの場合は自社の広報・宣伝、イメージキャラクターとしての役割を持っており、自治体Vtuberの場合はさまざまな地域PR戦略に起用されています。企業、自治体系Vtuberは、イメージキャラクター、ゆるキャラ、ご当地アイドル、看板娘的な役割を担うバーチャルアイドルとして活動しています。

茨ひより(茨城県職員)

茨ひより(茨城県職員)

茨城県公認Vtuberで、県庁に勤める県職員。“バーチャル広報課・Vtuberチーム”に配属。茨城県の魅力を伝えるYoutubeチャンネル「いばキラTV」公式アナウンサーとして、県内観光名所の現地レポートや、茨城県の魅力を伝えながら歌う、本気の「歌ってみた」も投稿している。

出典元:https://www.pref.ibaraki.jp/bugai/koho/koho/pr/characters/hiyorin/ibarahiyori.html

根間うい(沖縄インフルエンサー)

根間うい(沖縄インフルエンサー)

バーチャルタレントグループ「おきなわ部」に所属し、沖縄県のインフルエンサーとして活動する。また、ご当地Vtuberユニット「日本烈島」にも参加。
国税庁沖縄国税事務所 令和三年分確定申告期スマホ申告・キャッシュレス納付推進アンバサダーや、沖縄初のプロ野球チーム琉球ブルーオーシャンズのバーチャル応援大使も務める。
「おきなわ部」では沖縄観光情報のコラム掲載のほか、メタバース空間にも力を入れており、バーチャル首里城も設立している。

出典元:https://okinawaclub.jp/nemaui/

大蔦エル(中京テレビバーチャルアナウンサー)

大蔦エル(中京テレビバーチャルアナウンサー)

中京テレビのバーチャルアナウンサー。ゲーム実況やeスポーツを中心に動画を配信している。根間ういとともに、ご当地Vtuberユニット「日本烈島」にも参加。
イベントや特番のMCなども務めている。

2019年に大蔦エル(愛知) 舞鶴よかと(福岡) 根間うい(沖縄) せんのいのり(福島)で結成されたご当地Vtuberユニット。
PIXIV FANBOXの開設や、バーチャルファンミーティング開催、サブスクサービスなどを行っている。

出典元:https://tsuta-l.ch/

燦鳥ノム(サントリー公式バーチャルYouTuber)

燦鳥ノム(サントリー公式バーチャルYouTuber)

サントリーの公式バーチャルYouTuber。2019年にはユニバーサルミュージックから歌手としてメジャーデビューも果たしており、Vtuber Fes Japanなどのイベントにも出演している。
自身のYoutubeではオリジナル楽曲や歌ってみた動画、トークバラエティ動画のほか、炭酸飲料などを使ったASMR動画の投稿も行っている。

出典元:https://www.suntory.co.jp/enjoy/socialmedia/nomu/

黒須もあ(日経クロステック バーチャル記者)

黒須もあ(日経クロステック バーチャル記者)

日経xTECH(クロステック)でバーチャル新人記者として採用されたVtuber。YouTubeチャンネルでは、クロステックにも取り上げられているような最新技術やビジネストレンドの解説動画のほか、スマホやゲーム機など最新ガジェットツールを物理的に分解してみる、などの企画動画も投稿している。

出典元:https://t.co/iFwnoC8Q6a

Vtuberに集まるマーケットの期待

Vtuberが注目されるようになったのは2018年頃からです。
特に、企業や自治体がVtuber起用をこぞって行ったのもこの頃からですが、Vtuber自体に熱狂的なファンが付くようになったのはここ2年ほどではないでしょうか。
現在は、Vtuber隆盛初期とは、人気Vtuberの顔ぶれもだいぶ変わってきており、初期は女性Vtuberが多かったのに対し、最近では、熱狂的な女性ファンを持つ男性Vtuberの活動が活発になってきた印象です。

男性Vtuberの女性ファンは、アイドル推し活と同じ熱量で推しを支えようとします。
アクスタやぬいぐるみなど人気男性Vtuberのキャラクターグッズ販売、オリジナル楽曲配信、ライブイベント出演などVtuberが本格的にバーチャルアイドルとしてエンタメ市場の主力コンテンツになりつつあります。

人気のあるVtuberの傾向

群雄割拠ともいえる、現在のVtuber市場。
Vtuberの人気の指標はYoutubeチャンネル登録者数、動画再生回数です。
見た目のキャラクターデザインとともに、個々のパーソナリティやコンテンツ力の高さが重要になり、チャンネル登録者数上位に来ているVtuberは、共通してトーク力や歌唱力、カリスマ性などタレント力を持っています。

声優、アイドル、キャラクターの3つの要素を併せ持ち、加えてオタク要素の強い素顔を持っている、エンタメ精神が強い、などリスナーが親近感を持ちやすいこともVtuberの特筆すべき点でしょう。

Vtuberを取り巻く経済圏

Vtuberの人気の傾向を見ると、クオリティの高いMVや楽曲の発表という結果だけではなく、作品作りの経過や、その素顔といったリアリティのある面を逐一見せているほぼ毎日、または数日ごとにこまめに生配信を行っている、など投稿コンテンツが不完全でも、更新頻度の高い人ほど人気を獲得しているようです。 こうした傾向からは、結果以上に経過、リアリティや生活感とほんの少しのファンタジーを好む、現在のZ世代の好むエンターテイメント傾向に合っていると思われます。

Vtuber市場はYouTuberらの形成する「クリエイターエコノミー」に属しておりYouTubeのスーパーチャットなどの投げ銭による応援消費、共感消費を促す「推し活」の対象です。
そして、モノよりコト(経験)を買い、経過を楽しむZ世代特有の意識が生み出す「プロセスエコノミー」をも形成していると考えられます。

2D、3DCGモデルをアバターとして活躍するVtuber。
近年注目が集まるものの、バーチャル空間でどのように実際のビジネスにつなげればいいのか模索状態の人が多いメタバース市場。

ファン層にZ世代やその下のさらに若い世代を多く持ち、最新の技術を活用して活動しているVtuberは、バーチャル空間とアバターが不可欠なメタバースを一般ユーザーにも浸透させていける突破口となり得る、とも言われています。

すでにバーチャル空間でVtuberと対面できるバーチャルライブも試験的ながら行われています。
次の時代の市場を切り開く可能性も秘めたVtuber市場を、今後も観察していきたいと思います。

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