次々に現れる最新推し活グッズトレンド、追いつけていますでしょうか?!
今回ご紹介するのは、スマホに装着する推し活アイテム『フォンタブ』。
スマホにストラップを付けられるようにする“スマホストラップホルダー”などと呼ばれるパーツを推し活仕様にアップデートしたもので、K-popアイドルの公式グッズで“PHONE TAB”(フォンタブ)と表記されています。
韓国で流行しているアイテムですが、日本でも一部のK-popアイドルオタクたちの間でも認知されはじめ、流行の兆しを見せています。
まだ公式グッズ化の事例が少ないNEXT推し活グッズ。
トランスで作製したサンプルを用いて、フォンタブを展開する際のポイントを解説します。
使い方や魅力の解説とともに、流行の背景を考察します。
目次
フォンタブ 流行の背景を考察
NEXT推し活グッズとしてフォンタブに注目が集まるのはなぜなのでしょうか。
アイドルやキャラクターの推し活とは別の観点から、理由を考察します。
ストラップ付きスマホケースの流行
フックや金具、ストラップを通す穴がついたケースにストラップを装着し、首や肩から提げることで手から落として割れてしまう、鞄からの出し入れが煩わしいなどの悩みを解決する”ストラップ付きスマホケース“が流行しています。
パラコードやチェーン、パールモチーフのストラップなど、さまざまなデザインが販売されており、そのニーズの高さがうかがえます。
ストラップは付けたいけれどお気に入りのケースを変えたくない、という声に応えているのが、”スマホストラップホルダー“やフォンタブです。
スマホケースの中にいれ、ストラップを付けるホルダー部分を充電コードの穴から外に出しておく仕様になっており、スマホケースを買い替えなくてもストラップを外付けできます。
推しの写真がプリントされたフォンタブを装着すれば、推しを身に着けられる、且つスマホを快適に持ち歩けるのです。
ケータイにキーホルダーを付ける文化の再来
近頃、Y2Kファッション(year2000)と呼ばれる2000年代の流行を再現したファッションが注目されるなど、平成カルチャーが話題になっています。
かつての携帯電話、ガラケーが主流だった2000年代、“ケータイ”にストラップやキーホルダーを付けるのは当時流行していたギャルファッションにおいてマストでした。
スマホが主流になってからはキーホルダーを付けている人を見かけなくなりましたが、“ケータイ”にキーホルダーを付けたくなる心理はいまでも残っているのかもしれません。
また、若い女性たちの間では、ネームビーズやパールを使ったキーホルダーを手作りするのが流行しています。
作ったキーホルダー、集めた推しのキーホルダーを飾っておくだけでなく身に着けて持ち歩きやすくなることも魅力的なポイントのひとつであると考えられます。
フォンタブとは?使い方と魅力
新たに登場した推し活グッズ、フォンタブの使い方と、魅力を解説します。
商品化して展開する際のポイントも解説しますので、アイドルやキャラクターのグッズ企画としてご検討ください。
使い方

スマホケースの背面に写真を入れます。
ストラップを付けられる接続部分(スナップボタンやDカンなど)を充電ポートの差し込み口用の穴に通し、ケースの外に出します。
そのまま本体に装着すれば、普段から使っているケースでスマホにキーホルダーやストラップを付けられるようになります。
フォンタブの魅力

スマホケースの背面に推しの写真やステッカーをいれて持ち歩いている人は多くいます。
フォンタブの場合、推しの写真+キーホルダーをスマホと一緒に持ち歩くことができるようになります。
キーホルダーだけでなくショルダーストラップやハンドストラップを付けることも可能です。
ケースを変えずに、推しのビジュアルを入れたまま、スマホの落下防止ができます。
また、キーホルダーやストラップなど、コレクション性のあるアイテムと一緒に使うアイテムなので、気分によって付け替えることもできます。
フォンタブをグッズ展開するときのポイント

最新推し活グッズのフォンタブは、K-popアイドルの公式グッズでの事例は見られますが、日本ではまだ少ない様子。
公式グッズとしてフォンタブを展開する際に注目したいポイントを解説します。
付属・同時展開するアイテムを考える
キーホルダーやストラップを付属できるのが魅力のフォンタブ。
肩や首から下げられる長いストラップ、手首に通してスマホの落下を防ぐハンドストラップなど実用性の高いものや、リボン、アクリルキーホルダー、チャームなどガチャやランダムアイテムとして別売りに向いているものがあります。
透明PVC生地を活かしたデザイン
透明PVCにプリントする場合、白引きと呼ばれる印刷が透けないようにする加工を施します。
白版の形を調整し、透けない箇所(肖像・キャラ)と透けない箇所(背景など)を分けることができます。
透けた箇所はスマートフォンの背面の色が反映されるため、ケースに入れてあるステッカーを隠さずフォンタブを使うことができます。
「推し活」と「スマホケース」

フォンタブはスマホケースの背面に入れることで、写真やロゴがプリントされたシートが見えるようになるアイテムです。
推しのビジュアルやロゴが見えるようにするには透明のスマホケースを装着する必要があります。
Z世代は、透明のケースにステッカーや友人との写真をいれ、スマホケースを自由にアレンジして楽しむ人も多いようです。
「好きなデザインのスマホケース」を選ぶのではなく、「スマホケースを好きなデザインにする」のも推し活のひとつの楽しみ方です。
さまざまな種類のオシャレで便利なスマホケースが販売されていますが、推し活をする人にとってはクリアケースが最も使いやすいスマホケースと言えるでしょう。
まとめ
推し活グッズはアクリルスタンドや、チェキやトレカを収集するコレクトブックなどのように、「部屋に飾る」にとどまらず、外出時にも身近に推しの存在を感じられる「身に着ける」「持ち歩く」アイテムが登場しています。
すでに持っているスマホケースに装着できるフォンタブは、手軽に推し活ができるアイテムでしょう。
また、コレクトブックやフォンタブのように、ある程度自分でカスタマイズができる推し活グッズは楽しめる要素が多く、それぞれのアレンジをして推しへの愛を表現しています。
販売サイドは、付属アイテムのラインナップを豊富にして選ぶ楽しみを提供する、新たにアイテムを追加して販売していくなど、さまざまな展開が可能です。
これから外に出る機会が増えると予想され、外出時に推しを周囲にアピールできる『フォンタブ』の人気上昇を期待できます。
日本ではまだ事例が少ないため、流行を先取りするチャンスです!
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セウヘイ
株式会社トランス社員。世界で人気のあのグループとあのグループとあのグループ、公式グッズとしてフォンタブを出しているようです。日本のエンタメ業界においても、弊社から提案したり、クライアント様から相談があったり。実際に装着してみましたが、これ結構テンション上がりますね。推し活してる気分になりました。