売らない店舗とは|モノを売らない店が増加している理由とその戦略のメリット

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進化系自販機 増加の背景とは?

株式会社トランス 進化系自販機

徐々に設置する企業が増え始め注目を集めている進化系自販機。
市場で起きているトレンドが進化系自販機の増加に影響しているのでしょうか。
増加の背景やメリットについて解説します。

技術の進化と活用

進化を続ける技術はさまざまなサービスに活用されています。
自販機に搭載したカメラでユーザーの属性や顔などをAIが判断したり、機体の中で調理して出来立ての料理を提供する自販機などもみられます。
“無人店舗”を展開するブランドも現れているなか、AIで接客できる自販機の導入にも注目が集まっています。

コロナ禍における非対面での購入の需要

自販機を使えば、消費者と販売スタッフの接触なしで商品を販売することが可能です。
店舗が休業していても、自販機を設置しておくことで消費者との接点を増やすことができます。
商品を表示するタッチパネルディスプレイに抗菌加工を施すなど、衛生面にも配慮した自販機も見られました。

高まっている「コト消費」への注目

Z世代など若い世代を中心に、消費者には「コト消費」の傾向が見えるといわれています。
商品を購入するまでのプロセスや、購入した後のことを重要視して買い物を楽しんでいる傾向がある今、“自販機での購入”という購入体験に注目が集まっています。
「自販機でこんなものが売っていた!」と動画を取りながら購入したり、比較的高価格なブランド品も自販機で購入してしまったり、新鮮な体験を提供できます。

新たなプロモーション手法

商業施設や屋外にオリジナルのラッピングを施した自販機を設置することで、実際に購入してもらうだけでなく、広告塔の役割を担うことができます。
商業施設などへ訪れた買い物客の目に留まり、新規ユーザーとの接点をつくりだします。
サイトへの流入が課題となるD2Cブランドにも適しているとも言えます。

進化系自販機の事例①飲料・食品

飲み物やお菓子が販売されている自販機はいたる所に設置されており、街中の風景として馴染みのあるものになっています。
ここでは、よく見かける一般的な飲み物・お菓子の自販機とは一線を画す、進化系自販機をご紹介します。

缶コーヒーの進化系自販機 “Blue Bottle Coffee Quick Stand”

株式会社トランス 進化系自販機

Blue Bottle Coffee(ブルーボトルコーヒー)の自販機では、自販機の定番商品ともいえる“缶コーヒー”が販売されています。
缶コーヒーは一般的に100円程度で購入できますが、この自販機で売られている缶コーヒーは1本640円。
缶コーヒーとしては高価ですが、それだけ高いクオリティのコーヒーを提供する、というブランドの意志を示しています。
また、コーヒー豆やタンブラー、コーヒーとのペアリングが楽しめる羊羹も販売されており、営業時間外でもBlue Bottle Coffeeのコーヒーを楽しむことができます。

青いボトルの大きなロゴが映える自販機は、カフェが出店していない地域にも設置されており、広告やテストマーケティングの役割を果たしていると考えられます。

ケーキ缶の進化系自販機 “OKASHI GAKU®“

株式会社トランス 進化系自販機

ケーキ缶は、店舗の閉店時間の早さ、持ち運びにくさなど、ケーキにおける不便な点を取り除いた商品で、店舗付近に設置されている自販機から24時間いつでも購入できます。
透明の缶に詰められたケーキの断面が綺麗でかわいらしく、SNSで話題を集めました。
本来慎重に持ち運ぶものであるケーキを自販機で購入できるという体験、缶に入った綺麗なビジュアルは、ターゲットに大きなインパクトを与えます。
2021年12月には「プレゼント専用」自販機というコンセプトで、ケーキ缶自販機とともに、腕時計、生花の自販機が並べて設置されました。
時短営業で店舗に行けなくても、仕事帰りにプレゼントを購入でき、コロナ禍における店舗のマイナスポイントをカバーしています。

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進化系自販機の事例②アパレル・アクセサリー・香水

ECでの買い物が当たり前になり、購入前に試着ができないことは消費者にとって大きな障害ではなくなりつつある昨今、自販機でのアパレル販売は新たな購入体験として注目が高まっています。
購入前にテスターが必須ともいえる香水の自販機は、ユニークなテスターの設置方法を展開し話題となりました。
それぞれの進化系自販機の事例をピックアップしてご紹介します。

キャップ、アパレルの進化系自販機 “NEW ERA STAND”

株式会社トランス 進化系自販機

キャップをはじめとするアパレルを販売するニューエラの自販機が羽田空港の出発ロビーに設置されました。
ベースボールキャップ、ニットキャップ、バケットハットなどのヘッドウエアから、ソックス、ボクサーパンツ、Tシャツ、マスクなど、空港の利用客が使えるベーシックアイテムが販売されています。
購入者には限定デザインのステッカーをノベルティとして付属されるなど、空港の利用客だけでなく、物珍しさからブランドのファンも自販機のために羽田空港へ訪れているようです。

パールジュエリーの進化系自販機 “PEARLS”

株式会社トランス 進化系自販機

真珠生産量日本一の愛媛県の宇和島真珠を応援する始まった企画のひとつとして、パールジュエリーの自販機が展開されています。
“あこや真珠”を使用したパールジュエリーの自販機が渋谷RAYARD MIYASHITA PARKに設置されました。
2,900円~14,000円のパールジュエリーとしてはお手頃な価格帯で、証明書付きの本物のパールジュエリーが購入できます。
宝石店だけでなく、若者が集まる商業施設に自販機を設置し、手に入りやすい価格帯で展開することで、より広くパールの魅力を知ってもらう機会を作っています。
Z世代の若者の間でも、男女問わずパールアクセサリーがトレンドとなり、“自販機でジュエリーを買う”という非日常な体験が「コト消費」を好む世代から注目される進化系自販機です。

香水の進化系自販機 “ATTRACTION FRAGRANCE”

株式会社トランス 進化系自販機

“SHIBUYAの香り”として渋谷にある35の地区、場所をイメージした香水を自販機で販売する“無人ポップアップストア”が期間限定で開催されました。
香水といえば購入前にテイスティングが必須ともいえるため、自販機での販売には一見不向きに思えます。
しかしこのポップアップイベントでは、自販機の前にそれぞれの香りがするパイプを設置されており、“街の香り”を表現した香水の売り場を作り上げました。
自販機の前に設置されたパイプでテイスティングし、自販機で香水を購入するという購入体験が面白いと話題になりました。

進化系自販機の事例③ハイテク自販機

自販機の機能は進化し、消費者にとってはより便利に、企業にとってはより売り上げを得られる販売方法となっていきます。
話題の機能を搭載した最新のハイテク自販機事例をピックアップしました。

パーソナライズコスメの進化系自販機“AIレコメンドベンダー「KATE iCONBOX」”

株式会社トランス 進化系自販機

AIを搭載した、コスメ自販機が登場します。
自販機に搭載したカメラでユーザーの顔の印象を分析し、KATEのアイシャドウパレットのユーザーに最適な組み合わせを自動で提案するシステムの“AIレコメンドベンダー”が開発されました。
コスメ業界にもAIを活用した顔分析ができるアプリなどが開発されていますが、自販機に搭載することで購入までタイムラグなくっ完結させることができます。
アイシャドウパレットの保護シートに名入れができるサービスもあり、ユーザー専用のコスメを提供することができます。
ユーザーひとりひとりに最適な商品を提供するパーソナライズサービスが人気となっている今、注目のAI自販機です。

できたてラーメンの進化系自販機“Yo-Kai Express”

株式会社トランス 進化系自販機

調理ロボットを搭載したアメリカ発の自販機が日本に上陸し、話題になりました。
カップラーメンや、ラーメン店の前に設置されている冷凍のお土産ラーメンを販売する自販機とは異なり、独自のスチーム技術を使い1分ほどであつあつのラーメンを提供できます。
パッキング済みの冷凍食品の製造日を自動で探知するシステムを搭載し、順番に販売したり、別の自販機に補充しなおしたりするなど、在庫回転率を上げています。
アメリカでは、ラーメンの他に丼物やパスタ、デザートなどを販売する自販機も設置されています。
オフィス街や住宅街からレストランまで距離があるというアメリカでは、自販機で出来立ての料理を購入できるので、多くの企業から設置を希望する声が上がっているそうです。
スピーディーに高クオリティな料理を提供できる自販機は、今後は駅や新幹線への設置を検討しているようです。

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今後も盛り上がる進化系自販機市場

進化系自販機の事例を調べると、2020年以降に設置された企画のものがほとんどでした。
期間限定やテスト運用している自販機、今後設置数を増やす予定のハイテク自販機など、今後も進化が続き自販機市場は盛り上がっていくと考えられます。
消費者のニーズに柔軟に対応し展開されている自販機は、販売する商品、設置場所、決済方法、周辺の什器など、効果を発揮する条件にはまれば、バズる自販機が生まれるかもしれません。

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