【IPビジネス】キャラクター × ご当地アイテム!全国のコラボおみやげ事例
【IPビジネス】キャラクター × ご当地アイテム!全国のコラボおみやげ事例

旅行先や出張先の土産店で、必ずと言っていいほどよく見かける、人気キャラクターとのコラボアイテム。ご当地の名所・特産品に、おなじみの人気キャラクターが溶け込んだ地域限定のお土産は、そこでしか買えない特別感にあふれており、眺めているだけで心が躍ります。家族や同僚との話の種にしようと、買って帰った経験がある方も多いのではないでしょうか?好きなキャラクターグッズは自分用にも思わず買ってしまいます。

本記事では、キャラクターとお土産のコラボ事例をご紹介します。子どもから大人まで、幅広い年代の方から支持される全国区の人気キャラクターは、お土産の注目度をさらにアップさせてくれるはず。商品や地域をもっと盛り上げたいときの、起爆剤になってくれることでしょう。SNSでの話題づくりにもぴったりです。
キャラクターコラボをするうえで避けては通れない、「IP(知的財産)ビジネス」の基礎知識やメリットについても詳しく解説しました。
自社の商品 × キャラクターとのコラボレーションで、すてきな変化を起こしたいとお考えの担当者の方は、ぜひチェックしてみてください。

地方創生のエンタメ活用事例|内閣府が推進する地方創生SDGsも紹介

》あわせて読む

地方創生のエンタメ活用事例|内閣府が推進する地方創生SDGsも紹介

詳しくはこちら >

そもそも「IPビジネス」とは

【IPビジネス】キャラクター × ご当地アイテム!全国のコラボおみやげ事例

IPビジネスとは、IP(知的財産)を使って、ライセンス料などの利益を得るビジネスモデルのことです。
IP(知的財産)には、キャラクター、楽曲、映画、アニメ、ゲーム、著作物などをはじめ、人間が創造的活動を通して生み出したものが多く含まれ、IPを提供する側は「ライセンサー」、IPを利用させてもらう側は「ライセンシー」と呼びます。
ライセンシーは、ライセンサーに対してライセンス料を支払うことではじめて、キャラクター・コンテンツを利用したビジネスが可能になります。
本記事で紹介する事例のようなケースでは、既存のキャラクターとコラボさせてほしいお土産メーカー(ライセンシー)が、キャラクターの権利を持っている企業(ライセンサー)にライセンス料を支払うことが基本となります。
例外としてIPを提供する側のプロモーションにつながる為ライセンス料がかからない場合や、ライセンスフリーのIPがあることも覚えておきましょう。

ホテルのIPコラボルーム事例集|宿泊が極上の推し活・エンタメに

》あわせて読む

ホテルのIPコラボルーム事例集|宿泊が極上の推し活・エンタメに

詳しくはこちら >

「IPビジネス」のメリット

IPビジネスは、ライセンサー・ライセンシーの双方にとって有益なケースが多く、WIN-WINなビジネスモデルと呼ばれることがあります。
ここでは、主に既存の人気キャラクターを活用する企業(ライセンシー)の視点から、IPビジネスのメリットをご紹介します。

自社の商品の認知度・集客力を高められる

すでに人気があるキャラクターを活用することで、自社の商品の認知度や集客力を効率よく高められます。また、キャラクターと商品それぞれの顧客がシェアされるため、ユーザー層が一気に拡大。今まで商品を知らなかった方も、キャラクターをきっかけにして手に取ってくれる機会が増えそうです。
さらに、キャラクターは人間と異なり、スキャンダルや炎上騒動を引き起こす心配がないため、長期間に渡り、安定して起用できる点も人気のポイントです。

話題性がある

人気キャラクターと商品のコラボレーションは、それだけで大きなインパクトがあり、ニュースサイトなどのメディアで報じられれば、新鮮な感覚とともに多くの方に興味を持ってもらえるはずです。また、キャラクターと商品の意外かつユニークな組み合わせは、SNSなどで瞬く間に話題となり、多くの方の関心を獲得できるでしょう。SNSの口コミは、人づてに次から次へと拡散していくため、プロモーション効果は絶大です。コラボレーションで商品を知ってもらうことで、来店や購買へつなげることができます。

ブランドイメージを刷新し、新たなユーザー層を開拓できる

新たなユーザー層の開拓のためには、新しいブランドイメージの構築が必要です。
固定化してマンネリ化した旧来のブランドイメージも、意外性のあるキャラクターとのコラボレーションで活性化。自社製品への関心が薄かったユーザー層を、一気に取り込むことも可能です。さらに、ユーザー層の変化は、ブランドイメージの刷新を後押しし、コラボレーションの度に未知のユーザー層を開拓、自社商品のファンをつくるという、理想的なサイクルが生まれる場合もあります。
自社の商品やブランドイメージとの相性をみながら、コラボレーションするキャラクターを選びましょう。

ブランドや商品のイメージアップになる

すでに高い認知度を持つ人気キャラクターの絵柄は、人の目に留まりやすく、商品のイメージとともに、強い印象を残します。競合商品との差別化を図る際にも有効で、よりオリジナリティーがあり、より華やかなイメージを持ってもらえるでしょう。また、既存のキャラクターは、商品に対する親しみやすさも高めてくれるため、今まで商品になじみのなかった顧客にも自然にアピールできます。

ハイブランド×キャラクター|異色コラボが持つ効果を「ブランド目線」と「ファン目線」で考察

》あわせて読む

ハイブランド×キャラクター|異色コラボが持つ効果を「ブランド目線」と「ファン目線」で考察

詳しくはこちら >

人気キャラクターとのコラボ事例6選

人気キャラクター × お土産のコラボ事例をご紹介します。
キャラクターと商品がお互いの魅力を引き立て合い、思わず手に取りたくなるような、すてきなコラボグッズに仕上がっている6事例をピックアップしました。

東京ばな奈 × ミニオン

東京ばな奈 × ミニオン

出典元:https://www.tokyobanana.jp/products/banana_minion.html

東京を代表する銘菓「東京ばな奈」と、CGアニメの人気キャラクター「ミニオン」がコラボした、関西限定のアイテムです。発売から10日でなんと20万箱以上が売れ*、「かわいい!」とSNSでも大きな話題になりました。
本来は東京でしか買えない希少な東京ばな奈と、大阪USJにも登場し、関西の方にとってはなじみ深いミニオンの組み合わせは、どちらも潜在的な注目度が高いこともあり、関西旅行・出張のお土産としてはもちろん、関西在住の方の自宅用のお菓子としても人気のようです。
東京以外の販路を開拓した理由は、コロナ禍によってお土産の需要が減少したため。大阪USJにゆかりのあるミニオンとのコラボで、関西における東京ばな奈の大幅な認知度アップに成功しました。

東京ばな奈とミニオンのコラボがヒットした要因の一つには、お菓子の特徴とキャラクターの個性がマッチした、親和性の高さも挙げられます。
バナナはミニオンたちの大好物、という設定を踏まえて、レギュラー品よりも濃厚なバナナカスタードクリームが入っていたり、5種類の顔がランダムでプリントされていたりと、遊び心もたっぷり。駅や空港でひときわ目を引く、明るいイエローの大胆でキュートなパッケージデザインにも注目です。

PR TIMES調べ

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000769.000025606.html

ドラゴンクエストウォーク リアルおみやげプロジェクト

ドラゴンクエストウォーク リアルおみやげプロジェクト

出典元:https://www.dragonquest.jp/walk/omiyage/

ドラゴンクエストウォーク リアルおみやげプロジェクト

出典元:https://www.dragonquest.jp/walk/omiyage/5/

現実世界で歩き回って冒険するスマホゲーム「ドラゴンクエストウォーク」と連動!ゲーム内で登場するアイテムを、お土産という形で再現するのが「リアルおみやげプロジェクト」です。
広島のもみじ饅頭、愛知のういろう、神奈川のかまぼこなど、全国各地の名産品と、スライムをはじめとしたドラクエの人気キャラがコラボレーション。ゲームで出てくるアイテムそのままのリアルな出来栄えに、プレイヤーはテンションが上がること間違いなしです。老舗の名店が丹精を込めて作り上げており、見た目は可愛いドラクエデザインですが、味は正真正銘の本物。定番の「あの味わい」が楽しめるため、プレイヤー以外の方に贈っても喜ばれます。
販売地域・販売期間ともに限定なので、旅行先や出張先で見かけたら要チェックです。

ポケモンローカルActs

ポケモンローカルActs

出典元:https://local.pokemon.jp/municipality/hokkaido/

各地の魅力をポケモンでPR!地域振興プロジェクト「ポケモンローカルActs」から生まれた、地域 × ポケモンのコラボお土産にも注目です。
北海道はアローラコロン&コロン、岩手はイシツブテ、三重はミジュマル、香川はヤドンなど、各地の「推しポケモン」が、商品とのコラボで地域を応援。その土地ならではのグルメ、スイーツ、グッズなどの魅力を、ポケモンのキュートさでさらに輝かせます。

また、ポケモンには世界中に幅広い年代のファンがおり、ブランド力・認知度・集客力は絶大。ポケモンとコラボレーションすることで、今までスポットを浴びていなかった商品が突然注目されるケースも考えられます。
地域の推しポケモンを1キャラクターに固定するシステムも、住民の愛着や、旅行者のコレクション需要を高めてくれそうです。

さらに、北海道の場合、ポケモンと「雪ミク」のダブルコラボ商品も展開されています。雪ミクとは、北海道限定の初音ミクのことで、さっぽろ雪まつりで雪像が作られるほどの人気キャラクターです。このように、熱心なファンを多く抱えるコンテンツを複数組み合わせたコラボは、それぞれのファンが合わさることで、より効果的なプロモーション効果を期待できます。SNS上で話題にする人の数を増やしたい場合にも有効でしょう。

いらすとや × セ・リーグ6球団プロジェクト ぷろやきゅうや

いらすとや × セ・リーグ6球団プロジェクト ぷろやきゅうや

出典元:https://proyakyu-ya.com/

いらすとや × セ・リーグ6球団プロジェクト ぷろやきゅうや

出典元: https://store.giants.jp/store/products/t-go-giants-29d3fe65-0330-41e4-93cd-955fe702a591

ほのぼのとした優しいタッチで人気のフリー素材「いらすとや」と、プロ野球セ・リーグ6球団がコラボ!その名も「ぷろやきゅうや」プロジェクトです。
ジャイアンツのジャビット、ヤクルトスワローズのつば九郎、タイガースのトラッキーなど、各球団おなじみのマスコットキャラクターを、ほんわか癒されるいらすとやの絵柄で表現。球場での応援の際にも活躍するTシャツやタオルは、女性の方も抵抗なく身に付けられるキュートなデザインに仕上がっています。また、湯呑み、スマホスタンド、ステッカー、キーホルダーなど、バラエティ豊かなグッズのラインナップも魅力的。普段使いしやすいアイテムが揃っており、球団のファンなら、どれを買うか迷ってしまいそうな充実度です。

従来の野球グッズといえば、スポーティでかっこいい方向性のものがほとんどでした。しかし近年、野球好きの女性が増えてきており、女性も気兼ねなく身に付けられる、可愛らしくファッショナブルなデザインの野球グッズが求められているようです。いらすとや × 野球の組み合わせは一見すると意外ですが、ユーザーの生の声にしっかりと耳を傾けた結果生まれたコラボレーション企画と言えそうです。

スヌーピー × 歌舞伎座

130年以上の歴史を誇る東京・銀座の劇場「歌舞伎座」と、おなじみの人気キャラクター「スヌーピー」がコラボしたアイテムは、東京ならではのお土産として人気です。
和のシチュエーションに、着物を纏ったスヌーピーと仲間たちが溶け込んだイラストは、他では見られない特別感が魅力的。眺める度に、東京観光の楽しい思い出が蘇ってきそうです。スヌーピーは世界的に有名なキャラクターなので、海外からの旅行者にも喜んでもらえそうです。

コラボお土産のラインナップは、クリアファイル、紙袋、認め印の3種類。
特にクリアファイルのアイテム数が充実しており、歌舞伎の隈取や和服、華やかな花札デザインなど、和風テイストたっぷりの絵柄から好みの1枚を見つけられます。
歌舞伎座で楽しむスヌーピーと仲間たちが描かれた紙袋は、お土産を入れてお渡しするのにぴったり。楽しかった東京の思い出も一緒にお届けできます。箱入りのお菓子などもすっぽり入る絶妙のサイズ感で、歌舞伎以外のお土産もまとめてお渡し可能です。
朱肉が不要で手軽に押せる認め印は、4文字まで自由にオーダーできます。スヌーピーの可愛い絵柄と、自分の名前が入ったオリジナルスタンプは、子どもにプレゼントしても喜んでもらえそうです。

サンリオ × 自治体

サンリオ × 自治体

出典元:https://corporate.sanrio.co.jp/areasolution/

ハロキティ、マイメロディ、シナモンをはじめ、多数の人気キャラクターを擁するサンリオは、IPビジネスに積極的な企業として有名です。玩具、衣類、飲食物など、さまざまな業界とのコラボレーションを通して、魅力的なアイテムを次々に商品化してきました。
また、地域や自治体の特色をさらに際立たせるようなコラボお土産も、全国各地に展開しています。サンリオキャラクターが観光地ならではの衣装に身を包んだデザインのストラップやお菓子を、目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
サンリオキャラクターは、世代や国を超えて多くのファンに支持されており、認知度・集客力は抜群。売り出したい商品をサンリオキャラクターとコラボさせることで、幅広いユーザー層にアピールできそうです。

サンリオのコラボお土産で、特に有名なのが「ご当地キティ」です。認知度の高いお菓子 × ご当地ならではのデザイン・フレーバー × サンリオキャラクターなど、複数の要素を効果的に掛け合わせることで、お土産品としての魅力が何倍にもアップ。
地域で人気のスイーツ専門店や、特産品など、さまざまなコラボのバリエーションがあるため、立ち寄った駅やお土産屋さんでチェックしてみると、新しい発見があるかもしれません。

まとめ

キャラクターとお土産をコラボさせる「IPビジネス」の事例6選をご紹介しました。
人気キャラクターと自社商品、それぞれのファンを掛け合わせることで新たな価値が生まれたり、集客数を高められたりと、IPビジネスにはメリットが多くあります。また、コラボ商品はネットニュースやSNSで話題になりやすく、あっという間に拡散されるため、効率的なプロモーション方法としても魅力的です。

弊社トランスはこれまで、ノベルティやグッズの作製を通じ、幅広い業界のクライアントとお取引をして参りました。
その豊富な実績をフルに活かし、コラボ・タイアップ企画のコーディネートも承っております。ご希望やご条件に応じて、キャンペーンの実施からグッズの作成まで一気通貫でお任せいただくことが可能です。

ターゲットや目的をお聞かせいただいた上で、最適なコラボ・タイアップ先を提案させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

関連コラム

企業コラボキャンペーンの事例11選|2021年の最新情報を業界ごとに紹介!

企業コラボキャンペーンの事例11選|2021年の最新情報を業界ごとに紹介!

2021年夏に導入されている話題性の高いコラボキャンペーンの事例を、業界ごとにまとめて紹介します。商品の特徴、ジャンル、ターゲットに適したコラボレーション事例がそろっているので、ぜひ今後のプロモーション活動に役立ててください。

企業のコラボキャンペーン事例15選|販促のメリットや成功するためのポイントも紹介!

企業のコラボキャンペーン事例15選|販促のメリットや成功するためのポイントも紹介!

2021年上半期に展開された、企業のコラボキャンペーンの事例をまとめました。それぞれの事例のポイントや、コラボキャンペーンのメリット・成功させるための秘訣を解説します。

トランスのコラムに関する
ご質問・ご感想はこちらから

お問い合わせ
↑