2023年秋冬のトレンドは?
高まっていく節約志向のなか、グッズの展開の際に注目したいポイントを紹介します。
ノベルティなどの販促品や、アーティストやキャラクターなどのイベントグッズの参考にしていただけるヒントを考察していきます。
目次
2023年秋冬トレンドのヒントとなる消費傾向
続く節約志向と「節約疲れ」
2023年、続く円安による価格高騰、秋冬にかさむ光熱費により、節約志向は続いていくと考えられます。
しかし、節約に努めてはいるものの、我慢の年が続いていることから節約がつまらないと感じ、「節約疲れ」の兆しが見え始めています。
これは浪費に走るわけではなく、資産形成や投資など、賢い消費行動を行っていくという傾向のようです。
グッズの購入においても、「高いモノを買って永く使う」から、「安くて良いモノを買う」意識がたかまると考えられます。
タイムパフォーマンスの重視
Z世代の価値観の特徴としてあげられる、「タイパの重視(タイムパフォーマンス)」が、他の世代にも伝播していると考えられます。
時間を有意義につかうことを意識し、無駄な時間を削減する過ごし方、アイテムに注目が集まります。
2023年秋冬バッグのトレンド
2023秋冬に注目したいバッグについて解説していきます。
四角マチトートバッグ
四角マチトートバッグは、シンプルながら定番のトートバッグとはまた違った雰囲気を出せるアイテム。
いくつかのハイブランドが発表した23-24秋冬コレクションからみるトレンドの中にも、四角マチトートバッグがみられました。
使い勝手が良くコーディネートにも取り入れやすいので、オリジナルグッズとしてもさまざまな展開方法が考えられそうです。
ヌビバッグ
2022年末ごろから注目が高まっているヌビバッグ。
韓国の伝統的なキルティングのバッグで、独特のやさしい風合い、手触りがかわいいと人気のバッグです。
収納力や整頓力も高く使い勝手は抜群で、普段から荷物の多い方のメインバッグ、ミニバッグを使う人のサブバッグ、子供の着替えや飲み物を入れるマザーバッグなど、多方面から注目されています。
生地:フェイクレザー素材
節約疲れから、高級感があり高見えするアイテムに注目。
フェイクレザーは価格をおさえつつ高級感も演出できるので、バッグの生地に使用するのはおすすめです。
また、SDGsの観点から、よりサステナブルなフェイクレザーである、植物由来の樹脂を使用したヴィーガンレザーも注目したい生地です。
2023年秋冬のトレンド雑貨
続いては雑貨のトレンドを考察していきます。
2023年の消費傾向を踏まえ、ユーザーの生活を豊かにする雑貨に注目です。
オリジナルグッズへの活かし方も一緒に解説していきます。
機能性の高いポーチ
タイムパフォーマンスを重視した消費者には、機能性の高いポーチが好まれます。
物の出し入れがしやすい形状や、間仕切りやポケット付きで整頓しやすい仕様などが求められます。
また、「スマホショルダー」が流行しているように、少ない荷物で身軽に出かける人も増えています。
スマホと、カードやリップ、イヤホンなどの小物が少し入るスマホショルダーポーチなどもトレンド。
合皮やキルティングなど、秋冬らしい素材を使用するとよいでしょう。
2wayブランケット
秋冬に活躍するブランケットは、この時期オリジナルグッズとして展開されることも多いアイテムです。
今年は、よりお得感を感じられる仕様がおすすめ。
収納用のバッグをセットにしたり、袋に入れてクッションとして使える仕様にしたり、秋冬シーズン以外でも使える仕様にすることで、お得感を感じてもらうことができるでしょう。
“実は”サステナブルな素材
ここ数年、多くの企業が環境に配慮した企業活動を打ち出し、広告活動を行ってきました。
しかし、その企業の活動を見ている消費者からは「どの部分がSDGsに貢献しているのかわからない」「どの企業もSDGsだと言いすぎている」との声もあがり、「SDGs疲れ」とも言われてしまっています。
確かに、環境に配慮した製品の展開は既に当たり前のこととなってきています。
今後は、「サステナブルな素材を使用!」と打ち出さなくても、「実はサステナブルな素材を使っているが、わざわざ大きく打ち出さなくてもよい」というスタンスに変化していくと考えられます。
2023年のトレンドカラー
トレンド性の高いオリジナルグッズをつくる際に注目したい、トレンドカラーについて解説します。
秋冬の重くなりがちなカラーコーディネートに変化を与えるのがトレンドのようです。
レッド
鮮やかなレッドからワインレッドまで、活気やポジティブさを表すレッドを取り入れるのがトレンド。
差し色としても使えるカラーですが、今年は大胆に、メインアイテムにレッド系を使うのがおすすめです。
PANTONE社が発表する「カラーオブザイヤー2023」は、大胆で鮮やかな赤「ビバ・マゼンタ」でした。
イエロー
明るくハッピーでポップな印象のあるイエロー。
ミニバッグやソックスなどの小物を使って、差し色に鮮やかなイエローを取り入れるのがトレンドです。
節約疲れの中、気分の上がるカラーが今期のトレンドになっています。
シャーベットカラー
2023年春夏にもトレンドカラーとして挙がっていたシャーベットカラー。
パステルカラーに比べるとやや白っぽく、ひんやりとした色味が特徴です。
秋冬の冷たい空気と、ひんやりとした色味は相性が良く、春夏とはまた違ったシャーベットカラーの雰囲気を感じることができます。
まとめ:2023年秋冬トレンド
ここまで2023年秋冬のトレンドアイテムについてご紹介しました。
企業のオリジナルグッズに取り入れる際にどういった要素を取り入れていくか、ポイントをまとめます。
ポイント
- バッグは四角マチトートバッグやヌビバッグなど、使いやすさ&形状に一工夫あるものが◎
- 2wayや収納力など、機能性をプラスしてタイパ需要に応える。
- サステナブルであることは当たり前に。あえて大きく打ち出さないのがクール。
ファッション業界だけでなく、音楽やゲーム、食品飲料業界などにおいても、トレンド性の高いアイテムをオリジナルグッズに反映すれば、SNSなどで話題になり、認知の拡大につながります。
定番のフラットトートバッグではなく、気分を変えて、形状や素材に少し変化を加えてみるのはいかがでしょうか。
トランスは、幅広い業種の企業様とお取引があり、さまざまな分野のトレンドアイテムをグッズ製作に取り入れています。
異業種のトレンドを活用したグッズ製作が可能です。
意外なアイテム選定・企画のコンセプトなど、担当までご相談ください。
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セウヘイ
株式会社トランス社員。トレンドカラーって実は2年ほど前からあらかじめ決められているらしいです。