大量生産・大量消費の時代は終わりを迎え、消費者はより「自分の好みに合ったモノ」を選ぶようになっています。
このような背景からグッズを製作する企業側としては、より多くのアイテムとそのデザインの豊富さを求められています。
とはいえ、多くのアイテムの在庫を抱えることはリスクが大きいもの。
そこで今、そんなニーズと悩みに応えられるサービスが人気を集めています。今回は、在庫リスクなしでオリジナルグッズが作れるサイトと、そのサービスの概要を調査してみました。

オンラインでグッズ製作ができるサイト

スマホケースも1個から作れる

世の中にはさまざまなオンラインサービスが普及してきましたが、グッズ製作においてもオンラインで注文が可能なサイトが多く存在します。
当社のECサイト「販促スタイル(https://www.hansoku-style.jp/)」もそのひとつ。オンライン上でデザインの入稿も可能な通販サービスです。
販促スタイルのようなノベルティ・オリジナルグッズ製作サービスは、まとまった数量をオーダーすることで単価が抑えられるのが特徴です。
企業のイベントなど大ロットが必要な場合や、継続的に使用する販促品でまとまった数量を製作する場合には、1個単価が安くなり、コスパの良い製作方法と言えます。

一方、オリジナルグッズを製作して販売したいイラストレーターやクリエイターにとっては、在庫リスクが一番のネックとなります。
その「在庫」というボトルネックを解消するサービスがあります。
それが今回ご紹介する、グッズのプリントオンデマンドサービスです。
その中でも、イラストレーターやクリエイターなどが販売者となり、在庫を持たずにイラストやアートをグッズ化して販売することができるスキームに着目してご紹介します。

プリントオンデマンド(POD)サービスとは

まずは、プリントオンデマンドサービスがどんなサービスなのかを見ていきましょう。

プリントオンデマンドサービスの概要

プリントオンデマンドサービスとは、要求があった場合(オンデマンド)、少量の印刷物を必要に応じて、迅速に印刷する方法のことで、記載内容が頻繁に変わるカタログや自費出版などに向いているサービスです。
個人のイラストレーターやクリエイターなどの作品をデジタルデータ化することが一般的になり、このプリントオンデマンドサービスを活用してのグッズ製作が可能になりました。
オンラインでオリジナルグッズを製作する場合、通常は一つのアイテムをまとめて製作することが主流で、それによってコストダウンを図ることができます。
一方プリントオンデマンドサービスは、多くの場合1個から注文が可能で、必要な分だけ製作することに特化しています。コストメリットは大きくないものの、場合によってサービスを使い分けることで、最適なグッズ製作方法を選択することができるでしょう。

プリントオンデマンドサービスを利用するメリット

プリントオンデマンドサービスを利用する一番のメリットは、必要な数量だけを1個からでも印刷・製作が可能ということです。
製作したグッズを販売する場合においては、在庫を持つ必要がないため、リスクを低減することができます。
また一部のサービスサイトでは、製作したグッズ(※1)をそのまま販売でき、配送まで一任できるサービスもあります。
それでは、グッズのプリントオンデマンドサービスと販売のプラットフォームを提供しているサイトを国内、海外に分けてご紹介していきます。
(※1)サイトに掲載するグッズの画像は、多くの場合無地のグッズ画像にデザインを入れたシミュレーション画像です。

グッズのプリントオンデマンドサービス【国内】

SUZURI

スズリホームページ

出展元:https://suzuri.jp/

SUZURI(スズリ)は、Tシャツなどのアパレルからマグカップや赤ちゃん用ロンパースまで、幅広いアイテムを作ることができます。
会員登録後、「アイテムをつくる」から画像(jpgかpng)をアップロードし、商品名、売上金額を設定すれば販売開始です。
新作は定期的に「ピックアップ」で掲載しているので、数多く出品していると取り上げてもらえる率が高いそうです。
なお、クリエイターが製作したアイテムは、別のサイトでも販売することができます。

paintry

ペイントリーホームページ画像

出展元:https://paintory.com/

paintry(ペイントリ―)は、アパレル専門のプリントオンデマンドサービスサイトです。
オリジナルのブランドタグを付けて販売できるので、誰もが簡単にプライベートブランドを立ち上げることができます。
プロダクトは有名セレクトショップでも選ばれている高品質な素材で、色や種類のバリエーションが豊富である点も特徴です。

pixivFACTORY

ピクシブファクトリーホームページ画像

出展元:https://factory.pixiv.net/

3600万人のユーザーを抱えるpixivFACTORY(ピクシブファクトリー)は、画像1枚をアップロードするだけで全72種類ものオリジナルアイテムを製作することができます。
また、pixivと連携したオンラインネットショップ作成サービス「BOOTH」で作った商品を販売することもできます。

グッズのプリントオンデマンドサービス【海外】

Zazzle

ザズルホームページ画像

出展元:https://www.zazzle.co.jp/

Zazzle(ザズル)は、アメリカ・カリフォルニア州に拠点を置く、アメリカでも大手のオリジナルグッズ製作会社です。
サイトは約17か国で展開しており、英語のほか、日本語、イタリア語、スペイン語、フランス語など多言語で対応しています。(2021年12月現在)アメリカからの発送ですが、日本でも登録が可能なので、商品を販売することができます。
サイト上にはクリエイター同士で意見交換ができるコミュニティ、「デザイナーフォーラム」も用意されており、単に販売する場というだけでなく、クリエイターがお互いに切磋琢磨できる環境がつくられています。

Society6

ソサエティシックスホームページ画像

出展元:https://society6.com/

Society6(ソサエティシックス)はZazzleと同じくアメリカに本社を置くグローバルなサイトで、プロ・アマ問わず多くのクリエイターが利用していることでも有名です。
アーティストとしての登録時にはPaypalアカウントが必要となり、サイトは英語対応のみですが、Zazzle同様、英語圏以外でも利用者が多いサイトなので、日本にいながら販売フィールドを広げることができそうです。

まとめ

今回ご紹介したプリントオンデマンドサービスの事例は、サイトのサービスを利用してイラストレーターやクリエイターなどの販売者が在庫リスクなしでグッズを販売できるというものです。
販売者側にとって大きなメリットのあるスキームですが、消費者にとってもメリットがあります。
それは、幅広いデザインラインナップから欲しいグッズを選ぶことができるという点です。
販売側に在庫リスクがないため、売れる・売れないを心配せずに多くのデザインを展開することができることが、消費者側にもメリットをもたらしています。
中には、あまり世に出回っていないニッチなデザインのグッズを手にすることができる点に魅力を感じる消費者もいるでしょう。
今後このようなグッズ製作・販売の仕組みを、キャラクターなどIPを保有している企業が、自社のグッズ販売サイトとして運営するという事例が出てくることが予想されます。
在庫リスクがなく、幅広いラインナップでオリジナルグッズを展開できる、販売者側にとっても消費者側にとってもWinWinなサービス。
グッズのプリントオンデマンドサービスの今後の展開に注目です。

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