各企業のSDGsに対する取り組みが、2030年までの目標達成に向けて活発化してきたように感じます。
TVや雑誌でSDGsに関する企画が組まれ、消費者のサステナブル・エシカルに対する意識も高くなっています。

エシカル消費の意識が高まった消費者は、海を汚すプラスチックごみを削減するために、ラップフィルム・保存用袋など使い捨てプラスチック製品の使用を控え、繰り返し使える代替品にシフトしはじめました。
筆者も最近プラスチックごみ問題について調べる機会が多く、問題の深刻さを肌で感じ、プラスチックを消費することに抵抗感が生まれるようになりました。

そこで今回注目したのが「サステナブルな保存容器」。
キッチンを中心に活躍するサステナブルグッズを、筆者が使ってみた感想とともにご紹介します。

+ethical

サステナブルな保存容器に対するニーズ

2020年から感染が拡大した新型コロナウイルス。
外出自粛を余儀なくされ、飲食店も休業を要請されるなど、人々の生活に大きく変化を及ぼしました。
そんなコロナ禍、あるアンケート調査によると、家で料理をする人の割合は例年に比べ64%増加したとされています。
中には、自宅で簡単にできる時短レシピに挑戦したり、一方で時間をかけて普段できないような手の込んだレシピに挑戦したりするようになったという回答も見られ、食における生活様式の変化も顕著になりました。

おうち時間の充実を図るために、家具やインテリアなどを新調した方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなコロナ禍での生活様式の変化と、世の中の環境に対する関心の高まりが相まって、「サステナブルな保存容器」へのニーズも高まっています。
ごみの削減をしつつおうち時間を充実させる、見た目もかわいい一石二鳥以上の役割を果たすグッズ。
そんなサステナブルな保存容器を、最近一人暮らしを始めた筆者が実際に使ったレポートを交えてご紹介します。

参照(2020年の家庭料理の変化及び、2021年暮らしの展望に関する調査報告)

プラスチック容器を削減「Stasher(スタッシャー)」

サステナブルな保存容器 Stasher スタッシャー

作り置きした料理を冷凍保存する際に、ラップやジップ付きのビニール袋を使うことがありますが、基本的には使い捨てで、プラスチックごみとなってしまいます。
そこで、まずご紹介したいのが「Stasher(スタッシャー)」です。

Stasher(スタッシャー)とは

「Stasher(スタッシャー)」は、3年ほど前に日本に上陸した、くりかえし繰り返し使える保存容器。
純度の高い天然のシリコーン(ピュアプラチナシリコーン)でできており、食品用品質の厳しい規格をクリアしています。
密閉できて防水なので、食品の保存だけでなくメイクポーチやイヤホン・コード類をまとめて収納するポーチとしても使えます。

Stasherの特徴

幅広い温度に対応しており、食材の冷蔵・冷凍保存はもちろん、電子レンジ、湯せん、オーブンでの調理も可能。
耐熱容器とジッパー付き袋の良いところを合わせつつ、プラスチック製の袋やラップを使わずに済む、サステナブルな保存容器です。
サイズ、カラーが数種類展開されており、集めて使うことで冷蔵庫の中がカラフルに彩られます。

Stasherを使うメリット

ラップ、ジッパー付き袋、タッパーなどプラスチックの代替品となるシリコーン製のStasher。
繰り返し使用することで、プラスチック製品の使用を削減することができます。
低温調理など、“普段できないような手の込んだレシピ“にも挑戦でき、家での料理の時間をより充実させてくれます。

サステナブルな保存容器「Stasher」を使ってみた!

実際に「Stasher」を使ってみました。
塩、コショウ、砂糖、ニンニク、オリーブオイルと鶏むね肉をStasherにいれ、揉みこみます。
お湯を沸かした鍋にいれ放置してじっくり火を通し、サラダチキンの完成。
冷凍保存も、食べる前にレンジで解凍するのもStasherにいれたままでOK。

サステナブルな保存容器 Stasher スタッシャー

サラダチキンを作るのは初めてでしたが、調味料を入れて放置するだけなので、自炊初心者の筆者でも簡単。
レベルの高そうな低温調理、おしゃれで健康な料理に手軽に挑戦できました。

ラップを使い捨てない「ミツロウラップ」

サステナブルな保存容器 ミツロウラップ

パンや野菜などの食品を包んだり、お皿に乗せた料理の乾燥を防ぐためにかぶせたりと、活躍の場が多いラップフィルム。
そんなプラスチック製のラップフィルムに代わるサステナブルなアイテムとしてご紹介したいのが「ミツロウラップ」です。

ミツロウラップとは

「ミツロウラップ」は、ミツバチが巣を作るために分泌する蝋(蜜蝋)を布に染み込ませて作るラップです。
通常のラップフィルムと同じように、野菜や果物を包む、お皿にかぶせるなど、食品の保存ができます。
今回購入したミツロウラップは、オーガニックコットンにオーガニックミツロウとオーガニックホホバオイル、天然樹脂を染み込ませて⼿作りされたもの。

ミツロウラップの特徴

「ミツロウラップ」は洗って繰り返し使うことができ、プラスチック製のラップフィルムの使用を削減することができます。
使うたびに蜜蝋が布に馴染んでやわらかくなり、どんどん使いやすくなっていくそうです。
布の柄がそのままラップにデザインになるので、おしゃれなものが多いのもミツロウラップの特徴です。

ミツロウラップを使うメリット

蜜蝋には防腐抗菌作用があるので、野菜や果物を包むことで鮮度が落ちにくくなります。
素材に蜜蝋を使用しており、蝋が溶けてしまうので電子レンジでの使用はできませんが、普段ラップフィルムを使う場面で代わりにミツロウラップを活用することで、プラスチックごみ削減に貢献することができます。
ある程度使いこんだ後は、焚火の着火剤になりゴミも残らないので、アウトドアが好きな方にもおすすめ。

スーパーのビニール袋は使わない「プロデュースバッグ」

サステナブルな保存容器 プロデュースバッグ

2020年にレジ袋が有料化となり、エコバッグを持ち歩くことが日常化してきました。
しかし、スーパーなどで今もなお無料で提供されるロール状のビニール袋。
その無料ビニール袋の使用も削減できるのが、「プロデュースバッグ」です。

プロデュースバッグとは

「produce」とは、「農産物」を意味し、その名の通り野菜や果物をいれるための袋です。
スーパーで野菜を買うときの無料のビニール袋さえも削減しようという環境配慮意識の高いバッグです。
野菜や果物を持ち帰り、プロデュースバッグにいれたまま保存しておくことができます。

プロデュースバッグの特徴

日本ではまだ浸透していませんが、欧米などでは巾着タイプ、ジップ付きタイプなど、いくつかの種類があるようです。
また、素材にオーガニックコットンを使用しているものもあり、生産過程においても生産者や環境にやさしいサステナブルグッズであるといえます。
野菜についた土で汚れてしまっても、コットン製なので洗濯すれば繰り返し使用可能。

プロデュースバッグを使うメリット

野菜や果物を購入した際には、ビニール袋ではなくプロデュースバッグに入れることでプラスチックを削減できます。
また、一見するとシンプルなメッシュの巾着ですが、室内で保存する果物や野菜をプロデュースバッグに入れて保管しておけば、ナチュラルテイストのインテリアに馴染むようなたたずまいに。

○○用エコバッグ、集めました

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プラスチック製品に替えてサステナブル保存容器を!

今回は「サステナブルな保存容器」を集めてご紹介しました。
実際にサステナブルなグッズを手に取り体験することで、プラスチックの使用を意識的に削減している感覚を得ることができました。

サステナブルなグッズの製作に興味がある方や、プラスチック削減に貢献するアイテムであるエコバッグをすでに製作した方などは、「サステナブルな保存容器」など、少し変わり種のオリジナルグッズの製作に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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セウヘイ

株式会社トランス社員。実家をでて一人暮らしを始めました。実家にいる母から不定期で飼い猫の写真が送られてきます。
今回ご紹介したアイテムで一番気に入ったのは「Stasher」でした。節約時短レシピになりがちな献立の幅を広げてくれます。サラダチキンなんて初めて作りましたが、かなりうまくいきました。このStasherがあればしばらく自炊が続けられそうです。

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