オリジナルグッズを作るにあたり、製作にかかるコストは誰もが必ず気にするところです。中には予算が少ない、と困っている方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、オリジナルグッズ製作にかかるコストを削減するための7つの方法や、グッズ製作におけるコスト要因、そしてコスト削減と品質の維持を両立させるためのポイントをご紹介します。
少しでも安くオリジナルグッズを作りたいと考えている人はぜひ参考にしてください。
オリジナルグッズ製作にかかるコストを削減する7つの方法
オリジナルグッズの製作コストを抑えるには、デザインや素材から発注方法まで多角的な見直しが効果的です。以下にコスト削減に役立つ7つのポイントをまとめます。
- デザインをシンプルなものにする
- 素材や印刷の方法を見直す
- 小ロット生産を活用する
- 可能な限りの数を注文する
- 海外生産を活用する
- 広告宣伝費を削る
- 複数の業者で比較する
デザインをシンプルなものにする
グッズのデザインをシンプルなものにすることで、製作にかかる工数を減らし、その結果コストを削減することができます。
グッズの製造コストはデザインの複雑さに左右されます。例えばロゴやイラストに細かな装飾が多く、色数が多いほど印刷工程が増え材料費もかさむため、コストが上がってしまいます。
反対に、図柄や色使いをシンプルに抑えることで製造の手間が減り、コストダウンに直結します。また、印刷範囲を必要最低限に絞り、インク色数を減らすだけでも費用は大きく違ってきます。
それ以外にも、既製の無地アイテムにロゴをワンポイントで入れる方法も低コストで効果的です。
シンプルなデザインにすることは他のコスト削減方法と比較すると簡単で、なおかつグッズ自体も流行に左右されにくく、多くの人に長く使ってもらえるものになる可能性がありますのでおすすめです。
素材や印刷の方法を見直す
グッズの材質や印刷方法を工夫することでもコスト削減に効果があります。
材質に関しては、安価でありながら品質を損なわない素材に代替することでコスト削減が可能になります。
一方、印刷もフルカラーではなく1色のみにすることで版代・インク代を削減できますし、どんなグッズを作るのかにもよりますが、印刷方式もUVプリントよりシルクスクリーン印刷のほうが安価な場合があります。
そのため、大量生産時はシルクスクリーン、少量時は初期費用の安いデジタル印刷を選ぶなど、発注ロットに応じて方式を使い分けると適切なコスト削減が可能になるでしょう。
要求品質を満たす範囲で、コストパフォーマンスに優れた素材・方式を選択しましょう。
小ロット生産を活用する
小ロット生産を活用することで、グッズの単価自体は下がりませんが、初期投資を少なくすることができます。
近年は1個から注文できるオンデマンド製造サービスも増えており、必要な分だけ作ることで余分な在庫や保管費を削減できます。
小ロットは1個あたりの単価自体は割高ですが、初期投資額を小さくできるため予算が限られる場合に適しています。
特に販売見込みが不明な新グッズは少数生産で市場の反応を試し、手応えがあってから本格増産するのが賢明です。売れ行き次第で増産や仕様変更に切り替えれば、大きな損失を防げます。
ただし小ロットサービスは単価が高いため、販売時に利益が出る価格設定か事前にシミュレーションしておきましょう。少量生産のメリット(在庫リスク低減)とデメリット(単価高)を踏まえ、最適な発注数を判断することが重要です。
可能な限りの数を注文する
一度の発注数量を増やし量産効果を狙うのはコスト削減の基本です。
ロット数が多いほど1個あたり単価は下がりますが、その反面、初期費用総額が増え余剰在庫リスクも高まります。
大量注文のメリットを活かしつつ無駄を出さないためには、需要の予測と在庫管理が欠かせません。
そのため、販促計画に合わせ適切な数量の見極めを行い、必要以上に作らず納期にも余裕を持つことで、コスト低減とリスク回避を両立できます。
海外生産を活用する
さらなるコストダウン策として、海外での製造委託も検討に値します。
人件費や原材料費が安い国(例:中国や東南アジア)で作れば、国内より大幅なコスト削減が期待できます。
ただし海外生産には注意点もあります。まず海外工場は最低ロット数が大きく、小ロット注文が難しい傾向があります。
また言語や商習慣の違いによるコミュニケーションロスや、物理距離による納期遅延などのリスクも考えられますし、他にも海外から輸入する際は送料・関税などの費用もかかります。
不良品防止やトラブル対応の体制づくりも必要になりますので、初心者は実績ある仲介業者のサポートを活用すると安心です。
ちなみにトランスでは国内外含め1,500社以上の協力会社からニーズに合った調達先を選定しており、このように業者側の方でよしなにやってくれるケースもあるため、見積もり時に確認するのがよいでしょう。
広告宣伝費を削る
もしもオリジナルグッズの宣伝を考えているのであれば、そのプロモーションにかかる費用を削るという方法もあります。
例えば、テレビCMや大規模ウェブ広告は費用が高額になる傾向にあります。
そのため代替案として、SNSでの情報発信や既存顧客へのメール案内にするなど、低コストで実施できる方法を選ぶのが良いでしょう。
他にも配布グッズ自体にロゴやQRコードを入れておけば、ユーザーが使うたびにブランド宣伝になるため追加の広告費をかけずに済みます。これらを駆使し、削れる宣伝費は削ってグッズの質や量に予算を充てましょう。
複数の業者で比較する
オリジナルグッズ製作を業者に発注する際、同じ注文内容でも業者によって価格が異なることがありますので、グッズ製作を外注する際は、複数業者に見積もりを依頼して比較検討しましょう。
できれば2~3社以上の見積もりを取り、単価だけではなく納期や対応可能な加工、サービス内容まで総合的に比較することが重要です。
ただ安いだけの業者を選んでしまうと、無理に安くするために品質も悪くなってしまうというケースも考えられますし、逆に発注先の見直しでコストダウンと品質向上の両立ができるケースもあります。
オリジナルグッズ製作の業者選びにおいては、金額面だけではなく付加価値も考慮して判断しましょう。
オリジナルグッズ製作におけるコストの要因
次に、オリジナルグッズ製作にかかる主なコスト要因を押さえておきましょう。どのような費用項目が総コストを構成するのか理解すれば、どこに削減余地があるか見えてきます。主な要因は以下の4点です。
- 製造単価とロット数
- デザインと入稿
- 在庫の保管と物流コスト
- 販売にかかる手数料
製造単価とロット数
1個あたりの製造単価は発注ロット数によって大きく変動します。
ロット数が多いほど単価は下がりますが、その代わり初期費用総額が増え、余剰在庫リスクも高まります。
逆にロット数が少ない場合、単価は上がりますが、初期費用を押さえつつ余剰在庫リスクも抑えることができます。
そのため適切なロット数を見極めることが重要になりますので、あらかじめ需要を調査し、適切な数量を計画しておきましょう。
製造単価とロット数
デザイン制作や入稿にかかる費用も見逃せません。
デザインを自社で作成することができればデザイン費用はかかりません。一方でプロに依頼するとクオリティの高いデザインができあがりますが、その分の外注費がかかるためコストがかかります。
それ以外にも入稿のための印刷用データを整えたり特殊な加工を施す場合に追加料金がかかることもあります。
デザインを依頼するのであれば、見積もり段階で料金内訳を確認し、不明点は事前に問い合わせておきましょう。
在庫の保管と物流コスト
完成したグッズの保管・配送にもコストがかかります。
大量の在庫を抱えてしまうと倉庫に支払うお金や管理手間が増大し、長期保管で製品が劣化すれば廃棄ロスも発生します。
また、商品の配送を行うケースにおいては配送業者に支払うコストも発生します。
そのため、配送業者を適切に選ぶとともに、在庫数の適切な管理や在庫回転率を意識し、無駄な保管コストを削減しましょう。
販売にかかる手数料
グッズ販売時に外部ECサービスなどのプラットフォームを利用するのであれば、その手数料や決済手数料もコストの中に含まれます。
詳細なコストはプラットフォームによって違いがありますが、売上の数%が手数料で差し引かれるため、各サービスの料率を把握して価格設定に反映させる必要があります。
そのため、もしプラットフォームを利用してグッズ販売を行うのであれば、手数料の安い販売方法を選ぶ、直販で手数料を抑えるなど工夫しましょう。
コスト削減と品質維持を両立するためのポイント
コスト削減ばかり追求して品質を犠牲にしては本末転倒です。最後に、コストダウンと品質維持を両立するためのポイントを3つ確認します。
- 適切な価格帯の設定
- 売れ筋商品に絞る
- 長期的な利益を見据えた設計にする
適切な価格帯の設定
グッズ販売では販売価格を適正に保つことが重要です。
グッズの製作においては例えば以下のような原価が発生します。
- 材料費
- 試作にかかる費用
- 人件費
- 送料
- 梱包材費
このような”グッズ製作において必要になる原価”は一般的に30~40%程度だと一定の利益が確保しやすいとされています。
安い価格で販売しようとして原価を無理に下げようとした結果、品質が下がってしまうというケースも考えられ、そうなるとグッズを手に取ったユーザーががっかりするような事態にもつながってしまいます。
低価格を追求しすぎて品質を下げざるを得なくならないよう、ユーザーが納得できる適正価格を見極めましょう。
売れ筋商品に絞る
商品ラインナップを売れ筋に厳選するのも効果的です。
様々な種類のグッズを作るのではなく、人気商品に絞って集中生産すれば、コスト効率が上がり品質管理もしやすくなります。
売れ筋商品を知るためには自社の過去商品の売り上げだけではなく競合他社が販売しているアイテムや市場におけるトレンドなど、多角的に分析を行う必要があります。
そのため、少し労力はかかりますがその分しっかりとコスト削減および品質を維持することができますので、グッズの売り上げを増やすためにも分析を行うと良いでしょう。
長期的な利益を見据えた設計にする
短期的なコストだけでなく長期的な利益に注目して商品設計を行う視点も重要です。
短期的なコスト削減は一歩間違えると安い素材を選んでしまったり、安い工場へ発注してしまったりと、品質を落としかねないリスクを孕んでしまう可能性があります。
裏を返すと、多少初期コストをかけても長く売れる定番商品であれば、品質を下げることなくトータルコストを削減することができます。
そのためには持続可能な素材の仕様や商品の耐久性の向上、将来のトレンドを予測などで、どんなアイテムが長期的に利益を生み出してくれるのかをリサーチするのがよいでしょう。
まとめ
オリジナルグッズの製作にあたり、コストを削減することは重要だと思いますが、コストを削減した結果、グッズを手に取った人ががっかりしてしまうようでは元も子もありません。
そのため、コストだけではなく品質についても気にする必要があります。
トランスではこれまで多くのオリジナルグッズ製作実績があり、コストや品質含めしっかりと提案できる知見があります。
コストを削減しつつ品質を落としたくないという方はお気軽にご相談ください。
藍生エイト
グッズを作る上でコストは必ず気にしなければならない部分ですが、クオリティの高いものを安い価格で販売できるのが理想ですよね。すこし工夫するだけでそれができる可能性があるので、ぜひ試してみて、それでもうまくいかない場合は一度トランスに相談してみてください!
公開日:
株式会社トランス