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周年記念プロモーション事業とは|目的や社内外への効果と企業イベントの事例を紹介!
周年記念プロモーション事業とは|目的や社内外への効果と企業イベントの事例を紹介!

企業やブランドが発足・誕生した節目の年を祝う周年記念事業には、特別感のある取り組みを通して、社内外に大きな影響を与えられる可能性があります。
今回の記事では、周年記念事業の事例を社内向け・社外向けに分けてピックアップ。それぞれの目的やメリットをご紹介します。
魅力的な周年記念事業を企画し、プロモーションを進めるヒントにしてみてください。

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周年記念事業とは

周年記念プロモーション事業とは|目的や社内外への効果と企業イベントの事例を紹介!

周年記念事業は、企業やブランドの創業・立ち上げから10年、100年のようにキリの良い時期に合わせて企画されます。
イベントの開催やキャンペーンの実施、記念品配布などを通してそれまでの実績を祝うだけでなく、今後の成長に向けた決意や方針を固めてアピールする機会にもなるため、プロモーションやマーケティングの観点からも重要な事業と言えます。

周年記念事業は下記の2種類に大別されます。

  • 社内向け(=従業員向け)
  • 社外向け(=エンドユーザー・取引先向け)

社内向け・社外向けそれぞれに目的やターゲットがあり、取り組みや効果も異なります。

社内向け周年記念事業の目的と効果

社内向け周年記念事業には、イベント開催や記念品・記念誌配布などの取り組みがあり、インナーブランディングにつながる効果が見込まれます。
従業員にとって社内向けイベントへの出席は、社会経済を支えてきた自社の歴史を具体的に知るきっかけになります。
また、自社ロゴやブランドネームが名入れされた記念品を受け取ることで、業務に対してそれまで以上に誇りを持ち、仕事へのモチベーションアップにつながりやすくなります。

記念すべき日を共に祝い、喜び、これまでの感謝とこれからのビションを改めて社員へ共有することで、企業と社員の信頼関係が生まれ、共感を生むことができます。
このような取り組みは従業員エンゲージメントを向上させ、最終的に業績アップにつながる効果が期待できるのです。

社外向け周年記念事業の目的と効果

社外向け周年事業としては、記念ノベルティの配布やキャンペーンの実施、エンドユーザーである消費者に向けたプロモーションやブランディングの展開などが挙げられます。

周年記念のキャンペーンは、シーズンごとなどに企画される恒例のキャンペーンに比べて特別感があり、話題性・注目度ともに高くなります。
周年記念の限定品を配る場合などは、より多くの消費者が参加することが見込まれるため、販促や宣伝を行うには絶好の機会と言えるでしょう。

また、歴史ある企業としてブランディングする事も可能です。
消費者やお取引先様に対して日頃の感謝をお伝えし、これから先も共に歩んでいけるようにとお願いする機会にもなります。

こうした経験を共に経る事はファンマーケティングとしても重要な機会になるのです。

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【社内向け】周年記念事業の事例4選

従業員を巻き込んだ施策が特徴的な、社内向けの周年記念事業を4つご紹介します。

  • 日本システムデザイン
  • 日清食品
  • 日本トランスオーシャン航空
  • ダイワ・エム・ティ

社内向け周年記念事業を検討している事業者の参考になる、興味深い事例がそろっているので、ぜひチェックしてみてください。

日本システムデザイン

日本システムデザイン

出典元:https://www.n-sysdes.co.jp

クラウド環境を利用したシステムインテグレーションサービスを手掛ける日本システムデザインは、設立10・15・20・25周年と、5年ごとに海外での社員旅行を実施して、祝賀ムードの中で周年を記念しています。
創立30周年にあたる2018年には、バリ島でゴルフやマリンスポーツ、記念パーティーを企画し、社員同士の親睦を深めました。
パーティーでは社長によるあいさつや、ゆかりの人物からのビデオレター放映もあり、異国の地でリフレッシュしながら自社の取り組みについて振り返り、業務に対する気持ちを新たにする貴重な機会となりました。

日清食品

日清食品

出典元:https://www.nissin.com/jp/about/history/columns/1854

日清食品は、世界初のカップ麺「カップヌードル」誕生から44周年となる2015年に、カップヌードルに関する2つのギネス世界記録®を獲得しています。
カップヌードルの誕生日である同年9月18日に、グループ社員433人が57,155個のカップを積み上げて成し遂げた「最大のパッケージ商品ピラミッド」と、グループ社員チーム同士の競争によって達成した「最も早く20個のカップ麺でピラミッドを作ったタイム」の公式認定証を授与されました。

日清食品は同年に「STAY HOT いいぞ、もっとやれ」をスローガンとして発信しており、スローガンに込められた「ためらわずに熱い自分を出していこう」などの趣旨を体現する社員参加企画として、ギネス世界記録へのWチャレンジを実施して、周年記念を祝うイベントとしました。
社員同士の結束を強め、商品や業務に対する愛着・モチベーションをさらに高める周年記念イベントとして注目を集めました。

日本トランスオーシャン航空

日本トランスオーシャン航空

出典元:https://jta-okinawa.com/tag/50%E5%91%A8%E5%B9%B4/

2018年に創業50周年を迎えた日本トランスオーシャン航空では、若手社員が中心になって周年をお祝いする社内交流イベントが行われました
メンテナンスセンター内に設けた会場で、社員や家族がライブ、機体プロジェクトマッピングなどを楽しみました。パイロットが地上で飛行訓練を行うため、本物のコックピットを模したシミュレーター、これを木製でミニサイズにした、その名も「ミニレーター」を設置したキッズコーナーも好評で、社員の家族を含め幅広い世代に喜ばれる祝賀イベントとなりました。
社員や家族の親睦が深まるのはもちろん、若手社員が企画を進めることで、会社の将来を担う世代のやる気、業務に対する誇りの向上も見込める特別な企画となりました。

ダイワ・エム・ティ

ダイワ・エム・ティ

出典元:https://www.daiwa-mt.co.jp/centenary

デザインサポート事業などを手掛けるダイワ・エム・ティは、2016年の創業100周年に合わせて記念ロゴ・記念史や、業務部門ごとにデザインの異なるポスターを制作し、周年記念としました
ポスター撮影では社員一人一人がスタイリストの用意した服や小物などを身に着け、現場でものづくりに取り組む姿を格好良く表現しました。
趣向を凝らしてつくられた100周年記念ポスターは、地元メディアやHP、記念史でも紹介され、社員が地域に根差した企業で働く誇りを高く持つきっかけとなる取り組みとして注目されました。

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【社外向け】周年記念事業の事例5選

社外向けの周年記念事業の事例として、以下の企業の取り組みをご紹介します。

  • オタフクソース
  • 小学館
  • 大創産業
  • 福助
  • CASIO G-SHOCK

消費者やエンドユーザーに対し、効果的に自社の存在やブランドをアピールした取り組みとして、ぜひ周年記念事業企画の参考にしてみてください。

オタフクソース

オタフクソース

出典元:https://www.otafuku.co.jp/

2022年11月26日に創業100周年を迎えるオタフクソースは、「お好み焼きがつないだ絆と笑顔」をテーマにしたエッセーを消費者から公募し、エッセー集を作成。選者を務めた作家・重松清さんの講演会も開催しました。
お好み焼きをはじめとした食事のお供として広くファンを抱えるオタフクソースの、100周年限定パッケージ商品も発売されました。

また、大阪出身で同社創業の地・広島でも活躍したプロ野球選手、前田健太投手が手掛けたイラスト入りオリジナルグッズの当たるキャンペーンを実施したことで、お好み焼きで有名な広島・大阪を含む全国の消費者の反響を呼ぶ企画となっています。

小学館

小学館

出典元:https://www.shogakukan.co.jp/zero/

2022年に創業100周年を迎える小学館は、「0(ゼロ)から考えよう。」をキャッチフレーズとした特設サイトを開設しました。
「本の読み方」「本の作り方」をはじめ、出版業務と関係性が深いテーマを7つピックアップし、新たな読者との関係や価値づくりなどに関する取り組みを紹介しています。
新規事業に挑戦する社員のインタビューや、著名な俳優や声優、監督などが参加した100周年記念スペシャルムービーなど、見応えのあるコンテンツがそろっています。
100周年という周年をお祝いムード一色にせず、あらたなスタートと印象付けるキャッチコピー「伝統に囚われない。前例なきことを恐れない。出版社の挑戦に、限界を作らない」の通り、文化との接点や高齢化社会、地方創生など、考えさせられるような興味深い内容にも注目です。

大創産業

大創産業

出典元:https://daiso50th.com/

大創産業は2022年、創業50周年を記念して、100円均一ショップ「DAISO」を展開する47都道府県それぞれの魅力をデザインしたオリジナルトートバッグを全国一斉発売しました
「地元をもっと好きになる」をコンセプトに、イラストレーター「白根ゆたんぽ」さんがデザインした各地域のトリビアを伝えるバッグが店舗に並び、それぞれの地元客からの反響を呼んでいます。

また、同年に開催されたTOKYO GIRLS COLLECTION(TGC)とDAISOコスメ「UR GRAM」のコラボ商品も開発し、TGCの会場や店舗、ネットストアで販売。ほかにLineから投票できるDAISO商品の総選挙など気軽に参加できる企画もあり、50周年の周知とともにファンの拡充を図る企画が発信されています。

福助

福助

出典元:https://fukuske.co.jp/topics/20221003_1088

足袋・靴下などの製造・卸売りを手掛ける福助は、2022年に創業140周年を記念してアート作品を発表しています
タレントでアーティストの香取慎吾さんが同社CIマーク「福助」を描き起こし、直営店頭ポスターやHP、SNSで紹介しました。
前年には足袋づくりの伝統技術を生かした生活雑貨ブランド「Tabeez」の展開も発表しており、長年培った実績の周知と、新たなイメージや客層の発信・拡大の両面が図られています。

CASIO G-SHOCK

CASIO G-SHOCK

出典元:https://gshock.casio.com/jp/40th/

衝撃を恐れないという、腕時計の常識を覆す斬新な構造で世界中にファンを持つCASIOの G-SHOCK。
1983年の発売以来、進化を続けながら重ねてきた歴史の節目節目で、さまざまな周年記念モデルを発売し、そのたびに話題をさらってきました。
最新の2023年は、40周年を記念したスペシャルサイトを公開し、記念モデルが6つのシリーズでラインナップされています。
40周年記念のアニバーサリーロゴも手掛けた、世界を代表するグラフィックアーティスト、エリック・ヘイズとのコラボレーションモデルをはじめ、太陽のフレアをイメージした「フレアレッド」、アドベンチャースピリットを表す鉱石を思わせる「アドベンチャーズ ストーン」、液晶まで透明にしてG-SHOCKならではの耐衝撃構造が透けて見える「クリア リミックス」など、ファンの心をくすぐる周年記念モデルがリリースされています。

G-SHOCKのタフで自由なブランドイメージを維持しながら、ファッションや学術分野など幅広い分野でのトレンドを取り入れた強いインパクトを持つ周年記念モデルにより、既存のファンの期待に応えると同時に、新規ファンの拡大にもつながっています。

まとめ

周年記念事業にはさまざまな取り組みがあり、社内向けか社外向けかによっても、目的・内容が異なります。
社内向けの場合、周年記念プロモーションを進めることで、業績向上やインナーブランディング効果が見込まれます。
社外向けプロモーションの場合は、エンドユーザーをはじめとしたステークホルダーの耳鼻を集める絶好の機会となるため、多くの人たちの心に残る企画を打ち立てると効果的です。

弊社トランスでは社内向け・社外向けを問わず、さまざまな種類の周年記念ノベルティ・グッズの作製が可能です。キャンペーン企画ノベルティ作製などの支援も承っておりますので、周年記念事業をお考えの担当者の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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