ノベルティグッズは宣伝や広告目的で無料配布されるグッズのことですが、製作する上では費用もかかりますし、その割に本当に効果があるのか?と疑問に思う人も少なくありません。
そこで本記事では集客を含めたノベルティグッズの効果やメリット・デメリット、実際にどんなノベルティを製作すべきかなどの基礎知識から、ノベルティ製作を依頼する会社の選び方などもご紹介します。
ノベルティグッズ配布は集客に効果はある?
結論から言えば、ノベルティ配布には集客効果があります。
まず認知度アップに有効です。インターネット上の調査によると、「ノベルティがきっかけで企業やサービスを知った」と回答した人は半数以上にのぼりました。
引用元:https://www.koshioka.co.jp/whitepaper/novelty_effect/
さらに購買誘導にも効果がみられ、調査ではノベルティ受領者の約3割がその企業の商品を購入した経験があると報告されています。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001019.000044800.html
また、ノベルティには心理的な集客効果もあります。例えば、人は「何かをもらうとお返ししたくなる」という返報性の原理という心理効果があり、ノベルティを受け取ったことで「少し話を聞いてみよう」「アンケートに答えよう」という行動を促せます。
このようにノベルティは興味喚起のきっかけとなり、商品・サービスの認知向上から集客、購買まで幅広く効果を期待できます。
集客効果以外のノベルティの効果
ノベルティには集客以外にも以下のような効果が見込めます。
- 見込み顧客の情報を獲得できる
- ブランディングや企業イメージの向上
見込み顧客の情報を獲得できる
ノベルティは見込み顧客の情報収集にも役立ちます。
例えば、アンケート回答者に限定してノベルティを配布すれば、ノベルティ目当てでアンケートに協力する人が増える可能性があります。
こうして得た顧客の属性・連絡先などの情報は、今後のマーケティングにおける貴重なデータとなります。
ノベルティ配布は単なる宣伝に留まらず、将来の見込み顧客リスト獲得にも有効な施策といえます。
ブランディングや企業イメージの向上
ただ社名を印刷した粗品ではなく、企業の価値観や世界観が感じられるアイテムを配布することで、ブランディングや企業イメージの向上につながります。
例えば環境に配慮した素材のエコグッズなら「サステナブルな企業」という印象を与えられますし、デザイン性の高いおしゃれなグッズなら洗練されたブランドという印象付けが可能です。
さらに日常的に使えるノベルティであれば、受け取った相手に長く愛用され、目に触れるたびにブランドを想起してもらえます。
例えばオフィスや通学で毎日使うボールペンやタンブラーなどは、使う度にロゴが目に入り長期的な宣伝効果が期待できます。
このようにノベルティ配布は顧客接点を増やし企業への親近感や信頼感を醸成する手段にもなり得るのです。
ノベルティを配布するメリット・デメリット
続いて、ノベルティ配布の一般的なメリットとデメリットを整理します。他の広告手法との比較観点にも触れながら見てみましょう。
| ノベルティ配布のメリット | ノベルティ配布のデメリット |
|---|---|
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ノベルティ配布のメリット
ノベルティ配布には次のようなメリットがあります。
- 長期にわたる広告効果が見込める
- 比較的低コストで宣伝可能
- 消費者の購買意欲向上
長期にわたる広告効果が見込める
ノベルティは繰り返し使われることで長期的な広告媒体として機能します。
例えばカレンダーやボールペンなど長期間使用されるグッズは、受け取った人の生活の中で何度も目に触れるため、単純接触効果により徐々にブランドへの好感度や印象が高まっていきます。
つまり、一度配布すれば相手が使い続ける限り宣伝効果が持続するため、費用対効果の面でも優れています。
比較的低コストで宣伝可能
一般的にノベルティは広告宣伝費を抑えられる手法です。
テレビCMや新聞広告に比べ製作費用が安く、狙ったターゲット層に直接配布できるため無駄が少ないとされています。
例えば1個あたり数十円〜数百円程度で作成できるノベルティもあり、大量発注すれば単価がさらに下がるケースもありますし、近年は小ロット・短納期に対応する制作会社も増え、必要な数だけ発注しやすくなっています。
少額から試せるため、気軽に導入しやすい手法といえます。
消費者の購買意欲向上
ノベルティは消費者の購買意欲を刺激する効果もあります。
例えば「〇〇円以上お買い上げでノベルティプレゼント」といったキャンペーンは、お得感から追加購入を促す定番手法です。
実際、特定のビールを数本まとめ買いするとそのブランドのオリジナルグラスがもらえる企画などでは、グラス欲しさに購入数を増やす消費者がいる可能性が考えられます。
このようにノベルティが購入の後押しとなり売上アップにつながるケースも多く、配布されたノベルティ自体を気に入った場合、同じものを購入したり関連商品に興味を持ったりする効果も期待できます。
ノベルティ配布のデメリット
一方で、ノベルティ活用には以下のようなデメリットもあります。
- コストや期間がかかる
- 効果測定が難しい
- 低品質の物は企業イメージを損ねる
コストや期間がかかる
ノベルティは現物を製作するため、一定のコストとリードタイムが必ず発生します。
アイテムによって製作費用や最小ロットは様々ですが、無料配布とはいえ企業側には単価×数量分の費用負担があります。
それ以外にも、デザイン決定から発注、生産、納品までに数週間~数か月という時間を要する場合もあります。
このため「イベント日までに間に合わない」といったリスクもあり、十分なスケジュール管理と早めの発注が欠かせません
効果測定が難しい
ノベルティ配布はWEB広告のように直接的な閲覧数・クリック数等のデータが残らないため、効果測定が難しい面があります。
売上や来店数の変化からおおまかな傾向は掴めても、ノベルティがどれほど認知度向上やイメージ改善に寄与したかを定量的に把握するのは困難です。
そのため、ROI(投資対効果)を算出しづらく、施策の成否判断が主観的になりがちです。
後ほど詳しくご紹介しますが、ノベルティ専用のQRコードを付けてアクセス解析したり、クーポン利用数を追跡したりする方法で一定の効果測定は可能ですが、いずれにせよ効果測定が難しい点は認識しておきましょう。
低品質の物は企業イメージを損ねる
ノベルティは内容次第で企業イメージにマイナスとなる恐れもあります。特に品質の低いグッズを配布すると、「粗悪な物を配る会社」「センスがない企業」と見なされ逆効果になりかねません。
せっかくコストをかけて配布する以上、安価に大量配布できるからといって粗品レベルの物を配るより、多少コストが上がっても実用性・デザイン性の高い物を選ぶ方が長期的にはプラスです。
「無料だから何でも喜ばれる」という考えは禁物で、ノベルティ自体の完成度が企業評価につながることを念頭に置く必要があります。
集客のためにどんなノベルティを配ればよい?
具体的にどんなノベルティを配れば良いのか気になりますよね。しかし、どんなアイテムをするかを考える前に、まずは以下のポイントを整理しましょう。
アイテム選定の際に考えるべき5つのポイント
ノベルティグッズを選ぶ際には、次の5点を意識すると効果的です。
- ノベルティを配りたいターゲット
- 実用性の高さ
- 事業やイベントとの関連性
- トレンドを押さえているか
- 受け取りやすいサイズ感
ノベルティを配りたいターゲット
ノベルティを配りたいターゲットによって配布すべきアイテムは変わりますので、まずはターゲットを明確にしましょう。
例えば主婦層がターゲットならキッチン用品やエコバッグが喜ばれますし、学生相手なら文房具やモバイルグッズが適しています。シニア向けなら健康グッズ、ビジネス層ならオフィスで使える文具など、年代・性別・職業・趣味嗜好に合わせた選定が重要です。
ターゲット像を具体的に描き、その人が「もらって嬉しい」「使いたい」と思うものを選びましょう。
実用性の高さ
実用性が高いかはノベルティ選びの重要なポイントです。
使いみちのない物は結局使われず捨てられてしまうため、効果が継続しません。逆に日常で何度も使ってもらえれば、その度にロゴや社名を見てもらえるので長期的な宣伝になります。
世代を問わず使いやすいペンや付箋、トートバッグ、タンブラーなどは定番で人気です。配布相手の日常シーンを想像し、「これなら何度も使いそうだ」というアイテムを選びましょう。
事業やイベントとの関連性
ノベルティは自社の事業内容や配布シーンとの親和性も大切です。
例えばIT企業がロゴ入りUSBメモリを配れば実用性と企業カラーがマッチしますし、スポーツ関連ならタオルやボトルがイメージに合います。イベントに合わせた季節感ある品(夏祭りならうちわ等)も良いでしょう。
企業や商品の特徴を連想させるグッズは受け取った人に印象づけやすく、話題にもなりやすいものです。
反対に全く関連性のない物だと記憶に残りにくいため、「自社らしさ」を表現できるノベルティを選ぶと効果的です。
トレンドを押さえているか
世の中のトレンドに合ったノベルティは注目度を高め、他社との差別化にも役立ちます。
例えば近年ニーズが高まる抗菌グッズや除菌ウェットティッシュ、アウトドアブームに乗ったキャンプ用品系ノベルティなどは配布先の興味を引きやすいでしょう。
環境意識の高まりに合わせリサイクル素材や再生紙を使ったグッズも人気です。常に社会の動向をリサーチし、「今まさに求められている」アイテムを取り入れることで目新しさも演出できます。
流行りのノベルティは話題性がありSNSで拡散される可能性もあるため、トレンド把握は重要です。
受け取りやすいサイズ感
ノベルティのサイズや重さも配慮しましょう。
あまり大きくかさばる物は持ち帰りにくく敬遠されがちです。展示会や街頭配布では特に、バッグに入らないような大判グッズは避けた方が無難です。
理想は軽量でコンパクト、かつ日常で持ち歩きやすいサイズ感のものが良く、例えば折りたためるエコバッグやポケットティッシュ、A4クリアファイル程度の大きさまでが喜ばれやすい傾向です。
配布する側にとっても、小さい方が運搬しやすく短時間で手渡しできるメリットがあります。
どんな場面でも喜ばれやすい人気のノベルティ7選
配布目的やターゲットを問わず幅広い層に喜ばれやすい定番ノベルティとして、以下の7つのアイテムが挙げられます。それぞれ人気の理由を解説します。
- ボールペン
- トートバッグ
- タンブラー
- 缶バッジ
- 付箋
- ポーチ
- クリアファイル
ボールペン
ボールペンはノベルティの王道です。性別年齢を問わず使う機会があり、低コストで大量配布できる点が魅力。社名やロゴを入れても日常的に抵抗なく使ってもらえるため、長期にわたって宣伝効果を発揮します。
書き味など品質の良いペンを選べば「〇〇社のペンは使いやすい」と好印象を持ってもらえる可能性も高まります。
商品URL:https://www.hansoku-style.jp/products/detail/7116
トートバッグ
トートバッグ(エコバッグ)は近年特に人気のノベルティです。買い物や通勤通学で繰り返し使えて便利なうえ、周囲にもロゴが見えるため「歩く広告塔」としての効果も期待できます。
性別や年代を問わず使える万能アイテムで、「バッグはいくつあっても困らない」という人も多いでしょう。
デザイン面でも布製トートは印刷範囲が広く、ブランドカラーやメッセージを大きく表現できます。
商品URL:https://www.hansoku-style.jp/products/detail/96
タンブラー
タンブラーやステンレスボトルも定番の人気グッズです。繰り返し使えるマイボトル文化の浸透で需要が高まり、環境意識の高い企業アピールにもつながります。
タンブラーは保温・保冷機能が優れたものも多く、オフィスやアウトドアなど様々なシーンで活躍する実用的アイテムです。机に置いて日々使われればロゴが常に目に入るためブランド認知度の向上に寄与します。
また形状やカラーのバリエーションが豊富でデザインの自由度が高い点も魅力です。高品質なタンブラーは長寿命なので、一度配布すれば長期間にわたるブランド露出を実現できます。
商品URL:https://www.hansoku-style.jp/products/detail/5280
缶バッジ
缶バッジ(ピンバッジ)は手軽に作成できるノベルティです。1個あたりの制作単価が非常に安価で、小ロットから大量ロットまで対応しやすく、予算が限られる場合にも向いています。デザイン次第で可愛らしさやコレクション性が出せるため、ファン向けグッズやイベント記念品としても人気です。
カバンや帽子に付けて身につけてもらえれば宣伝効果がありますし、キャラクター物であればファン心理をくすぐって集客につなげることも可能です。
ただし安さゆえにチープに見えない工夫が必要で、デザインや印刷品質には注意しましょう。
商品URL:https://www.hansoku-style.jp/products/detail/6200
付箋
付箋(ポストイット)もビジネスパーソンや学生に喜ばれるノベルティです。メモや伝言に日常的に使われ、いくつあっても困らない実用品の代表格といえます。
小型で配布しやすく、名入れしても邪魔にならないため企業ロゴを入れても自然に使ってもらえる点がメリットです。頻繁に消費される文具なので、「以前もらった付箋が役立った」「また欲しい」と感じる人も多いでしょう。
特にオフィス向けセミナーや学校イベントなどでは重宝されますし、何度も目にする付箋にロゴがあればじわじわと企業を刷り込むことができ、長期的な宣伝効果も期待できます。
商品URL:https://www.hansoku-style.jp/products/detail/2942
ポーチ
ポーチ(小物入れ)はおしゃれさと実用性を兼ね備えたノベルティとして人気急上昇中です。化粧品や文具、ガジェット類まで多用途に使える汎用性があり、世代・性別問わず喜ばれる“万能アイテム”と称されています。
実際、ポーチはここ数年ノベルティ採用例が増えており、無料配布にも関わらず市販品並みのクオリティで「お得感がある」と感じさせられる点が大きな魅力です。
またデザイン性を打ち出しやすいのも強みで、ロゴやブランドメッセージをさりげなく配置しつつ、素材や柄の工夫でスタイリッシュにブランド印象を高めることができます。小型で軽量なため持ち帰りやすく、日常的にバッグに忍ばせて長く愛用してもらえる可能性も高いです。
商品URL:https://www.hansoku-style.jp/products/detail/623
クリアファイル
クリアファイルは昔から定番の販促品で、現在でも根強い人気があります。書類整理に便利でオフィスから学校まで幅広く使えるため、配られて困る人がほとんどいません。
厚さわずか数ミリの薄さでかさばらず、イベント等で大量に配布するのにも適しています。
印刷面が大きいため企業ロゴや商品写真、スローガンなどを全面にデザインでき、PRメッセージを直接的に伝えやすい点もメリットです。
A4サイズのクリアファイルはカタログやパンフレット配布時にそのまま資料を挟んで渡せるため、展示会では必須のノベルティともいえるでしょう。
ノベルティ製作時の3つの注意点
効果的なノベルティ施策とするためには、グッズを製作する段階での注意点も押さえておきましょう。ここでは主に以下のポイントについて解説します。
- 名入れをするかどうか(デザイン面の工夫)
- 景品表示法の確認(法令遵守)
- スケジュール管理(納期遅延の防止)
名入れをする
ノベルティには通常、企業名やロゴを入れる(名入れ)ものです。
配布目的が認知度向上であれば、せっかくの機会に名前を覚えてもらうためにも名入れは基本といえます。ただし注意したいのは、そのデザインや方法です。
ただ大きく社名を印刷すれば良いというものではありません。むしろデザイン性を損なわない範囲で上品に名入れする方が、受け取った人に長く使ってもらえます。
例えば色味を抑えたロゴや小さめのタグなどでさりげなくブランドを主張するのも一つの手です。「おしゃれなノベルティはSNSで拡散される」こともあり、洗練されたデザインに仕上げれば名入れが控えめでも高い宣伝効果を期待できます。
ただし、イベント来場者集めが主目的の場合は、必ずしも名入れにこだわらないケースもあります。
例えばノベルティ目当てに集客したい場合、人気キャラクターのグッズなどあえて企業色を出さずに配布し、まず人を集めてから商談につなげる戦略も考えられます(ただしその場合でも後日、名刺や資料でフォローし企業記憶に結びつける工夫が必要です)。
いずれにせよ、ノベルティの性質や目的に応じて名入れ方法を工夫し、「使いたい」と思われるデザインを追求することが大切です。
景品表示法を確認する
ノベルティを配布する際は、景品表示法(正式名称:不当景品類及び不当表示防止法)にも留意しましょう。
景品表示法は消費者に対する過大な景品提供や誤認させる表示を規制する法律で、ノベルティも「景品類」に該当すればその提供価額に上限が定められます。
例えば商品購入者全員に渡す総付景品では、取引額1,000円未満ならノベルティ価額は200円まで、1,000円以上なら取引額の20%以内までという制限があります。
抽選で一部の人に当たる懸賞型の場合も、景品の最高額や総額にルールがあります(自社キャンペーンの一般懸賞では取引額5,000円未満ならその20倍、5,000円以上なら10万円が上限等)。違反すると行政処分や罰則の対象となるため注意が必要です。
また、景表法は誇大広告の禁止(不当表示の禁止)も定めています。ノベルティ配布の告知において「実際より商品を優良に見せる」ような表現をしてはいけません。
例えば「必ず効果が出る〇〇プレゼント!」のような誤認を与える表示はNGです。
「過大な景品を出さない」「虚偽・誇張の宣伝をしない」という2点を押さえ、法の範囲内でノベルティ施策を展開しましょう。
スケジュールの管理
ノベルティ製作では余裕をもったスケジュール管理が不可欠です。
前述の通り、商品選定からデザイン決定、見積もり、試作確認、量産、納品まで多くの工程があり、思った以上に時間を要することがあります。
アイテムによって納期は様々ですが、在庫あり名入れのみなら2~3週間、ゼロから生産する場合は1~3か月程度を見ておくとよいでしょう。
また、製作会社ごとの納期ルールにも注意です。
業者によってはサイト上の表記があいまいで、発注後にならないと確定納期がわからない場合もあり、そうした場合スケジュールを組みにくくリスクが高まるため、事前に明確な納期を提示してくれる業者を選ぶのがおすすめです。
発注前には必ず希望納期に対応可能か確認し、見積もり段階でスケジュール表を出してもらうと安心でしょう。特にイベント日が決まっている場合は逆算して締切日を設定し、「〇月〇日必着でお願いしたい」と伝えておくことが大事です。
さらに、制作途中でのデザイン修正や校正のやり取りも見越し、できれば余裕を持った締切設定を心がけるのが良いでしょう。
ノベルティの集客効果測定方法
配布したノベルティがどれだけ集客や売上に貢献したかを把握するには、いくつかの効果測定手法があります。代表的な方法を3つご紹介します。
- ノベルティ配布前後の売上や来店数を比較する
- ノベルティにQRコードを設置し、アクセス数を調べる
- クーポンを配布し利用数を調べる
ノベルティ配布前後の売上や来店数を比較する
最も基本的な方法は、ノベルティ配布前後での売上高や来店客数の変化を集計することです。
具体的には、ノベルティを配った期間の売上・集客数を、その直前の期間と比較します。例えばキャンペーン前後の1週間などを比べて、売上増加や客数増を定量的に捉えます。さらに精度を上げるために、前年同時期の数値とも照らし合わせましょう。
理由としては季節要因や競合状況による自然増減を排除し、ノベルティ施策の純粋な効果を推測できるからです。「配布したら売上が10%伸び、前年同週比でも上回った」などの結果が得られれば、一定の効果があったと判断できます。
ただしこの方法は他要因の影響も受けるため、あくまで傾向把握と位置づけましょう。
ノベルティにQRコードを設置し、アクセス数を調べる
ノベルティ自体に計測用のQRコード等を付与し、その反応を見る方法があります。
例えばノベルティに自社サイトやSNSに誘導するQRコードステッカーを貼り付けておき、そこからのアクセス数を解析します。期間中にQR経由でどれだけサイト訪問や商品購入があったかを計測すれば、ノベルティによるWeb誘導効果・購買効果がある程度見えてきます。
この手法をとる際はノベルティ専用のURLやQRコードを新たに発行することがポイントです。
他経路との重複を避け、純粋にノベルティ起因のアクセスを把握できます。
ただしWeb誘導が目的の施策でない場合(例:店舗来店誘導のみ)には使いにくいため、オンライン施策と組み合わせる場合に有効な測定法といえます。
クーポンを配布し利用数を調べる
ノベルティにクーポン券を付けてその利用数を追跡する方法もあります。
例えばノベルティに「次回使える○%OFFクーポン」や「来店時に提示で粗品進呈券」を同封・印刷し、どれだけ使われたかを数えます。クーポン利用件数=ノベルティからの再来店・購買人数とみなせるため、効果を測りやすい指標となります。
ECサイトならクーポンコードを入力してもらう形で集計可能ですし、実店舗でもクーポン持参者をカウントできます。
この方法の注意点は、クーポン割引分だけ売上・利益が減少しうる点です。
ノベルティ無しで購入していたかもしれないお客様にも値引きを提供することになるため、全体売上は一時的に目減りする可能性があります。
それでも新規顧客獲得や継続利用促進という効果と天秤にかけ、有効な施策であれば採用すると良いでしょう。
またクーポン未利用者層の動向(ノベルティを渡したが購入に至らなかった層)まではわからないため、この手法だけでなく先述の売上推移分析などと併用して総合的に判断するのが望ましいです。
以上のように、ノベルティ効果の測定には複数のアプローチがあります。
ただしどの方法も認知度やブランドイメージ向上といった定性的効果までは捉えきれませんので、必要に応じてアンケート調査で「企業好感度の変化」を尋ねるなど補完し、総合的に施策の成果を評価するようにしましょう。
ノベルティ製作を依頼する会社の選び方
いざ、ノベルティを製作すると決めた場合、どこかの会社にノベルティ製作を依頼すると思いますが、その際に役立つ業者選定ポイントを押さえておきましょう。
- グッズ製作の過去実績
- 料金や納期
- 取り扱いグッズの幅広さ
グッズ製作の過去実績
まず注目すべきは製作会社の実績です。過去にどんなノベルティやオリジナルグッズを手掛けてきたか、取引社数や製作点数はどれほどか、といった点は信頼性の指標になります。
実績豊富な会社はノウハウや品質管理体制もしっかりしていることが多く、高品質なノベルティを安定して提供してくれる傾向があります。
自社業界に近い事例を持つ会社であれば、提案力にも期待できますので、制作会社の公式サイトやパンフレットで過去の制作物や取引先をチェックし、実績が豊富な業者を選ぶと失敗が少ないでしょう。
料金や納期、対応力
料金体系と納期対応も重要なポイントです。
ノベルティ制作費用は会社によってかなり差があり、納期設定もまちまちですので複数社から見積もりを取り、単価や総額を比較することをおすすめします(同じ仕様でも業者により数万円単位で差が出ることもあります)。
また納期の明確さも重要です。見積書やメール上などでいつ納品できるかはっきり示してくれる会社を選びましょう。
さらに、見積もり依頼へのレスポンスやスタッフの対応も評価ポイントです。問い合わせ時に丁寧かつ迅速に対応してくれるか、こちらの要望をヒアリングして柔軟に提案してくれるか、といった点からも信頼できる会社か判断できます。
「価格・納期・対応力」は会社選びの重要基準と言われていますので、しっかりとチェックしましょう。
取り扱いグッズの幅広さ
制作会社ごとに得意分野や扱えるグッズの種類は異なります。自社が作りたいノベルティに対応できるかはもちろん、その会社のラインナップが幅広いかもチェックしましょう。
例えば文具系しか扱っていない会社にアパレルグッズ製作を頼むことはできませんし、逆もまた然りです。
そのため、あらかじめカタログやサイトに掲載されている商品カテゴリを確認し、希望アイテムに対応している業者を選びましょう。
ラインナップが豊富な会社であれば、自社にピッタリのアイテムが決まっていない場合でも、「こんな目的だが何が良いか」と相談すれば、経験から最適なグッズを提案してくれるでしょう。
以上を踏まえて総合的に比較し、自社ニーズにマッチする制作会社を選定してください。実績・価格・納期・提案力など様々な視点から検討することが大切です。
もし迷ったら、複数社に相談してみて対応を見比べるのも良いでしょう。
トランスのノベルティ製作の3つの特徴
販促グッズ企画・製作のプロフェッショナルであるトランスならではの強みがあります。最後にトランスのノベルティ製作サービスの特徴を3点ご紹介します。
- 幅広い業界のノベルティ製作が可能
- 世の中のトレンドに敏感
- 企画から製作までワンストップで対応
幅広い業界のノベルティ製作が可能
私たちトランスは様々な業界のクライアントと取引実績があり、あらゆるジャンルのノベルティ製作に対応できます。
業界ごとのヒット事例やアイデアを社内で共有し、新たな提案のヒントに活かしているため、特定業界に偏らない柔軟な発想が強みです。
実際これまで、食品・飲料メーカー、化粧品ブランド、エンタメ企業、スポーツチームなど数えきれないほど多岐にわたる業種・企業のノベルティや販売用のオリジナルグッズを手掛けてきました。
取引クライアント数は3,000社以上に上り、その豊富なノウハウをもとにどんな業界にも最適なグッズ企画をご提案できます。
世の中のトレンドに敏感
長年グッズ製作に携わってきたトランスは、世の中のトレンドや消費者ニーズをいち早くキャッチすることを大切にしています。
トランスの企画営業スタッフは流行や新しいモノ・コトに常にアンテナを張り、情報収集を怠りません。例えば「今年は○○素材のエコグッズが人気」「Z世代にはこのキャラが刺さる」といった最新トレンドを踏まえ、今まさに消費者が欲しいと思うノベルティ企画をご提案できます。
また女性スタッフが多い組織特性もあり、ファッションやサブカルチャーなど感度の高い分野にも強みがあります。
こうした蓄積された知見により、時代に合ったアイテム選びやデザインで貴社のノベルティを企画・製作いたします。
企画から製作までをワンストップで対応
トランスではグッズ企画からデザイン、製造、納品まで一貫してサポートいたします。
ヒアリングで目的・ターゲットを丁寧に伺い、プロのプランナーとデザイナーがアイデア出しからデザイン制作まで対応。自社およびグループ企業の国内外工場ネットワークを駆使し、理想のノベルティ製作を実現します。
ワンストップだからこそ、いろんな企業との煩わしい連絡のやり取りが不要なのも、トランスを利用するメリットではないでしょうか。
ノベルティ製作に関するあらゆる工程をトランスが請け負いますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
ノベルティには集客力を向上させる効果がありますが、重要なのはどんな目的でどんな人にどんなアイテムを渡すのか、という事です。
トランスではノベルティを含めたオリジナルグッズ製作の実績も豊富にあるため、求めているノベルティグッズを作る自信があります。
まずはトランスの過去の実績を見てみてください!
咲楽レイ
ノベルティはただ配布すれば良いというものではなく、きちんと狙いを持って取り組むことが重要なんですね!できればもらって嬉しいものの方が良いと思うので、ぜひこの記事を参考に、お客さんが喜ぶノベルティを製作してください!
公開日:
株式会社トランス