「オリジナルタオルを作りたいけれど、どの会社にお願いするべき?」
「デザインがちゃんと再現されるのか不安…」
「見積もりを比較しても違いが分からない」
そんな不安を抱えたことはありませんか?
この記事では、初心者の方でも“タオル製作で失敗しないためのポイント”をやさしく解説。会社選びの基準から、タオルごとの違い、制作時に気をつけたいポイントまでをまとめて紹介します。
オリジナルタオル製作の“基本”をおさらい
まずはオリジナルタオル製作の基本を整理しましょう。
オリジナルタオルを作る際には、製作会社がどんな役割を担うのか、そして近年なぜオリジナルタオルのニーズが高まっているのかを押さえておくことが重要です。
オリジナルタオル製作会社って、どんなことをしてくれるの?
オリジナルタオル製作会社の役割は、単にタオル生地にプリントするだけではありません。私たちトランスを含め、多くの製作会社では以下のようなトータルサポートを行っています。
- 企画・デザインの相談
- 素材・サイズ選定
- 色校正や試作対応
- 量産・納品までの管理
企画・デザインの相談
単なる印刷オペレーションに留まらず、目的やブランドに合ったデザインの提案をしてくれます。
例えばファン向けグッズなら「世界観」や「キャラクターの魅力」をどう表現するか、プロの目線でアドバイスを受けられます。
素材・サイズ選定
タオル生地の種類(コットン、マイクロファイバー等)やサイズ(ハンドタオル、フェイスタオル、スポーツタオルなど)も、用途に応じて一緒に検討してくれます。
「ふわふわ感を出したい」「厚手で高級感が欲しい」等の要望も伝えてみましょう。
色校正や試作対応
希望に応じて色味の校正やサンプル製作も行います。
実物サンプルでデザインや発色を確認し、必要に応じて修正する工程です。大量生産前にしっかりチェックすることで、仕上がりのイメージ違いを防ぎます。
量産・納品までの管理
デザイン決定後は、提携工場での量産手配から品質チェック、納品までを一括で進行管理します。納期遵守はもちろん、必要に応じて個別包装や指定場所への一括納品などにも対応可能です。
このように、オリジナルタオル製作会社は「ただプリントするだけじゃない」総合的なパートナーです。
そのため、初めての担当者でも安心して進められるようサポートしてくれる会社を選ぶことが大切です。
なぜ今、オリジナルタオルの需要が増えているの?
近年、オリジナルタオルの需要は確実に高まっています。背景には以下のようなトレンドがあります。
- 「推し活」ブームによるファングッズ需要
- ノベルティ・販促品としての定番化
- 様々なシーンでの活用拡大
「推し活」ブームによるファングッズ需要
アイドルやキャラクター、VTuberなど「推し」を熱心に応援するファン活動(推し活)の広がりで、ライブ会場やイベントで使う応援タオルの人気が急上昇しています。
タオルを振って応援する文化は音楽ライブでは定番であり、音楽業界ではオリジナルタオルが必需品と言われるほどです。
実際、ライブグッズの売上は運営側の大きな収入源となっており、ファンもグッズ購入を「推しを支える応援」と位置付け積極的に参加しています。
オリジナルタオルはそうしたファン経済を支えるグッズの一つなのです。
ノベルティ・販促品としての定番化
企業のプロモーションやイベント記念品としてタオルの名入れノベルティが定番化しています。
タオルは性別や年齢を問わず日常的に使える実用的なアイテムで、受け取った人の満足度が高い傾向があります。
実際、以前調査した結果では「タンブラーやタオルなどの日用品」が全体の17%を占め、女性にはアーティストロゴ入りタオルなどが人気という結果もありました。
オリジナルタオル製作で気をつけたいポイント
オリジナルタオルを成功させるために、以下のようなポイントを抑えておく必要があります。
- デザイン再現度は“色味と素材選び”が命
- 納期とスケジュールは“余裕を持つ”が鉄則
- ロットと在庫リスクの考え方
- サンプルの確認は絶対にサボらない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
デザイン再現度は“色味と素材選び”が命
オリジナルタオルの仕上がりイメージを左右する最大のポイントは「色味」と「素材」です。
キャラクターグッズやアーティストタオルでは、原画どおりの鮮やかさや細部の表現が求められますので、その再現度を高めるために、以下の点に注意しましょう。
- 印刷方式による色表現の違い
- 生地の違い(シャーリング vs パイル)
- サンプル確認はマスト
印刷方式による色表現の違い
タオルへの印刷には大きく顔料インクを用いる方法と染料インクを用いる方法があります。
| 顔料インク | 染料インク | |
|---|---|---|
| 概要 | 生地の表面にインクを付着させる | インクを繊維の奥まで染み込ませる |
| メリット |
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| デメリット |
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顔料インク方式(インクジェット顔料プリント等)は生地の表面にインクを付着させる方法で、インクが滲みにくく細かい線も比較的シャープに表現できます。
コストも抑えられますが、濃い色はやや薄めに仕上がり、印刷部分の手触りが多少硬くなる傾向があります。
一方、染料インク方式(捺染〈なっせん〉やインクジェット染料プリント等)はインクが繊維の奥まで染み込むため、発色がよく濃色も鮮やかで、タオル本来の吸水性や肌触りを損ねにくい点がメリットです。
ただし染料は生地に浸透する分インクが若干滲むため、極細線や小さい文字の再現は顔料方式に劣る場合があります。
写真やカラフルなデザインには染料プリント、ロゴ等の細線中心デザインには顔料プリントなど、デザインに応じて印刷方法を選ぶと良いでしょう。
生地の違い(シャーリング vs パイル)
タオル生地には、表面がループ状のままのパイル生地と、ループを刈り取って平滑にしたシャーリング生地があります。
引用元:https://cuebic.co.jp/your_select/household-goods/rs304
印刷の再現性を求めるならシャーリング加工された面にプリントするのが鉄則です。毛足がフラットになることでインクや染料が均一に乗り、発色が鮮やかで繊細なデザインも表現できます。
逆にパイル地は表面に凹凸があるため、プリントすると見る角度や毛並みの向きでデザインが欠けて見えたり、生地の白地が覗いてしまったりすることがあります。
特に顔料インクで表面だけ染めた場合、タオルの毛をかき分けると未染色の部分が露出することもあり注意が必要です。
トランスでは両面を異素材で織り上げた「コットンWフェイスタオル」というアイテムを開発しており、表がシャーリングポリエステル×裏がコットンパイルで、発色と肌触りを両立した生地も作っています。
オリジナルタオル製作の際は生地に関しても製作会社と相談し、デザインに最適な物を選びましょう。
サンプル確認はマスト
頭で描いた色味や質感と、実物は往々にしてギャップがあります。オリジナルタオルでは必ず事前にサンプル(試作品)を取り寄せ、仕上がりをチェックしてください。
印刷データ上で完璧でも、実際に繊維に染色すると微妙な色ブレやにじみが発生することがあります。
またタオルのサイズ感や肌触りも、現物を手に取って確認して初めてわかるものです。「量産してみたら色がイメージと違った」「文字が読みづらい」では取り返しがつきません。本番製作に入る前にサンプルを確認することが重要です。
写真やメールのやり取りだけで済ませず、実物サンプルを見てOKかを判断しましょう。
以上のポイントを押さえ、「デザインの意図どおりに再現するにはどうすればいいか?」を製作会社と一緒に考えることが大切です。
場合によっては「この表現なら染色ではなく織りで再現したほうが良い」といった提案を受けることもあります。妥協せず相談しながら進めることで、「こんなはずじゃなかった…」を防ぎましょう。
納期とスケジュールは“余裕を持つ”が鉄則
オリジナルタオル製作において、納期(スケジュール管理)ほど軽視してはいけないポイントはありません。
タオルは意外に製造リードタイムが長く、繁忙期にはさらに時間を要します。「イベント直前だけど間に合う?」と焦らないためにも、早め早めのスケジュール策定を心掛けましょう。
一般的な製作期間の目安
デザイン確定から納品まで、通常約2~3週間は見ておきたいところです。
印刷方法や数量、発注時期によって変動しますが、生地在庫の手配や印刷工程、乾燥・仕上げ・検品・梱包といった各段階に日数を要しますし、特に海外工場で生産する場合は輸送期間も含め納期が長めになる傾向があります。
製作会社によっては「○営業日で発送可能」「短納期オプションあり」などサービスを用意している場合もあるので、急ぎの際は事前に確認しましょう。
繁忙期は要注意
夏のイベントシーズンや年度末など、タオル製作が集中する時期は普段より納期に余裕を見てください。
タオル製作の繁忙期である夏場(6~8月)はタオルの注文が増えるため、工場ラインが埋まりやすくなります。
実際、夏フェスやイベント販促用などで需要が高まり、相談が殺到していますし、国内メーカーでは繁忙期だと出荷まで1か月程度かかるケースもあります。
「納期厳守の体制」がしっかりした会社かどうか見極めることも大切ですが、発注側でもスケジュールにゆとりを持たせるのが鉄則です。
ギリギリ進行のリスク
納期に余裕がないと生じるリスクは多岐にわたります。サンプル確認する時間がなくなり色味の失敗に気付けなかったり、配送トラブルに対処できなかったり、最悪の場合イベント日に間に合わないという事態も起こりかねません。
万一どうしても短納期対応が必要な場合は、特急対応メニューがあるか、国内工場で融通が利くかなどを事前に確認しましょう。
もっとも、急な変更や前倒しにも柔軟に相談できる会社であれば心強いですが、基本はバッファ(余裕時間)を確保したスケジュールで進めることを強くおすすめします。
ロットと在庫リスクの考え方
「どれくらいの数量作るべきか」は担当者の頭を悩ませるポイントです。
タオルは1枚あたりの単価こそそれほど高くなくても、かさばり重量もあるため大量生産すれば保管コスト・在庫リスクが発生します。最適なロット計画を立てるために、以下の点を考慮しましょう。
- 必要数量の見極め
- ロット数による単価変動
- 小ロット対応の活用
- 在庫保管とフォロー
必要数量の見極め
まず配布先や販売予定数を精査し、「作りすぎない」計画を心がけます。
イベント配布用なら参加者人数+予備程度、物販用でも完売が見込める数量に留め、足りなくなったら追加生産するくらいのスタンスが安全です。
もちろん、あまりにも足りない場合はその分売り上げを逃してしまうことにもなりますが、「念のために多めに作っておこう」と大量発注しても、捌けなければ在庫の山を抱えることになります。
倉庫スペース代も馬鹿になりませんし、何より予算を圧迫します。実際、過剰に作ったノベルティ在庫が社内倉庫を占領してしまい、持て余す例も珍しくありませんので、必要数量は慎重に見極めましょう。
ロット数による単価変動
生産数を増やすと1枚あたり単価が安くなるのも事実です。
例えば同じデータで、同じタオルを100枚作る場合と500枚作る場合では、後者の単価が数十円~百円以上安くなるケースがあります。
版代・型代などの初期費用が分散されるためで、大量発注して様々なシーンで転用することで製作コストを抑える企業もあります。
このメリットと在庫リスクを天秤にかけ、無理のない発注数を決めることが重要です。
「どうせなら予備も含めて○○個作っておこう」という判断は、予算と保管場所に本当に余裕があるか慎重に検討しましょう。
小ロット対応の活用
最近は1枚からの小ロット印刷に対応するサービスも増えています。インクジェット印刷技術の普及で、版を作らず少数生産が可能になったためです。
例えば「まずは試験的に50枚だけ作り、好評なら追加生産する」といった柔軟な進め方もできます。
ただし、小ロットの場合は単価が高めになる(1枚あたりコストは大ロットより割高)点に注意しましょう。
逆に1,000枚以上の大口に対応できるかも業者によります。発注予定の数量に対応可能か、最小・最大ロット数や追加発注のしやすさを事前に確認しておきましょう。
在庫保管とフォロー
まとまった数を製作した場合の在庫フォロー体制もチェックポイントです。
納品後、在庫を分割して各店舗へ発送してほしい、一定期間こちらで預かってほしい等の要望があるかもしれません。信頼できる製作会社であれば、納品場所の柔軟対応やアフターフォローも相談に乗ってくれるでしょう。
いずれにせよ「余った在庫をどうするか」まで視野に入れて計画し、必要十分な数量を適正に製作するのが賢明です。
サンプルの確認は絶対にサボらない
前述しましたが、サンプル確認は本当に重要性の高い工程です。
オリジナルタオルに限らず、オリジナルグッズ制作で失敗しがちなケースとして「サンプルチェック不足」がトップに挙げられます。
ここでは改めて、サンプル確認のポイントを整理します。
サンプルとは?
本番量産に入る前に作る試作品です。生地・印刷方法・デザインなど、本番と同じ条件で1枚または少数だけ製作し、実物で仕上がりを確認する工程を指します。
色味やレイアウトを確認する色校正サンプルと、サイズや縫製・機能を確認する形状サンプルに分かれることもありますが、タオルの場合は主に色柄の仕上がりを見る目的です。
サンプルがなぜ重要?
画面上のイメージと布地へのプリント結果は異なるためです。印刷インクの発色傾向、タオル地特有の滲みやぼやけ、触り心地の印象などは、現物を見ないと正確に判断できません。
つまり、サンプル確認を怠ると、大量生産後に不具合が発覚し大きな損害につながってしまう可能性があります。
例えば「思ったより色が暗い」「ロゴが生地に沈んで目立たない」「タオル全体が想定より薄手だった」等の問題が出ても、大量生産後では手遅れです。
サンプルをどう確認する?
製作会社にサンプル製作を依頼し、納品前に現物を手に取って確認します。チェックポイントは以下のような観点です。
- 色味
- 柄の再現性
- レイアウトやサイズ感
- 風合いや厚み
「モニター上では鮮やかだった赤が、実際はくすんで見える」こともありますし、折り畳んだ状態でロゴが隠れてしまうといったレイアウト上の盲点も現物で発見できますので、社内関係者と一緒に確認し、気になる点は遠慮なく製作会社にフィードバックしましょう。
必要ならもう一度サンプルを作り直してもらい、納得したうえで量産GOサイン(校了)を出すことが肝心です。
時間と手間は掛かりますが、「サンプル確認をサボらない」ことが結局は最短・最安の道と言えます。
写真やオンラインで済ませない
コロナ禍以降、オンラインでの確認も増えましたが、タオルを含めたオリジナルグッズ製作に関しては極力実物を見るべきです。
理由としては写真やビデオ通話では質感や正確な色合いを把握しにくいためです。もし遠隔地で現物確認が難しい場合は、製作会社に郵送してもらう、もしくは極小ロットで試験印刷したものを購入してみるなど工夫しましょう。
製作会社選びの指標にも
サンプル対応に積極的な会社は、品質管理に自信と丁寧さを持っている証とも言えますので、「試作品を確認させてくれるか」は製作会社選びのチェックポイントの一つです。
トランスでは基本工程に校正サンプル製作が含まれており、お客様のOK(校了)をいただいてから量産に入ります。そうしたフローをきちんと確立している会社なら安心です。
以上、オリジナルタオル製作時に注意すべきポイントを解説しました。
色味・素材・納期・数量・サンプルと多くの箇所に気を配る必要がありますが、信頼できる製作会社であればこれらを一緒に管理し進行してくれます。
失敗しない!オリジナルタオル製作会社の選び方
オリジナルタオル制作を成功に導くには、どの製作会社に依頼するかが極めて重要です。
「タオルの可愛さ」「コストの安さ」だけに目を奪われず、パートナーとなる会社の実力や相性を見極めましょう。ここでは製作会社選びで押さえたいポイントを紹介します。
目的別に選ぶと“理想のタオル”が見つかる
オリジナルタオルと一口に言っても、その目的や用途によって適している製作会社は異なります。
自分たちが作りたいタオルの種類やゴールを明確にし、その分野に強みを持つ会社を選ぶと理想の仕上がりに近づきます。
大量配布の販促用なら
ノベルティとして数百~数千枚単位で配布するタオルを作る場合、コストパフォーマンスと納期遵守がポイントです。
そのため、なるべく安価に大量生産できる体制を持ち、過去に企業向け販促タオルの実績が豊富な会社を選びましょう。
例えば予算内で最適な生地や印刷方法を提案してくれたり、在庫管理まで含めて相談できる会社だと安心です。逆にデザイン提案力よりも価格重視の場合は、オンラインのプリントサービスなども選択肢ですが、品質面やサポート体制をよく比較検討してください。
ファングッズ・物販用なら
キャラクターやアーティストの世界観を表現したグッズ販売用タオルでは、高いデザイン再現性とクオリティ管理が求められます。
推し活グッズやライブタオルの制作実績がある会社だと、ファン心理を理解した上で「ここは色校正をしっかり」「パッケージも凝ろう」といった提案をしてくれるでしょう。
製作会社のサイトに掲載された実績を見ると、「ライブコンサートグッズ企画」や「スポーツタオル制作」など得意分野が読み取れると思いますが、迷ったら「目的(ライブで販売したい 等)」を伝えて、適切なグッズを一緒に考えてくれる会社を選ぶのも良いでしょう。
高級ノベルティ・記念品なら
VIP向けギフトや高価格帯の商品附属品としてのタオルなら、生地の品質や仕上げにこだわりが必要です。今治タオルなど上質素材の取り扱い実績があり、刺繍や織りネームなど高級感ある加工も対応できる会社が望ましいです。
安全基準(ホルマリン不使用など)の知識があるか、ギフト包装や個装にも対応可能かもポイントです。社歴が長く品質管理が徹底しているか、他社事例(例えば百貨店やホテル案件)があるかなども判断材料になります。
このように、作りたいタオルのゴールを明確にし、それを形にするのが得意な製作会社を探してみましょう。
信頼できる会社はここで見分ける!
「この会社は信頼できる?」を判断するチェックポイントは以下です。
- 制作実績が豊富にある
- 料金体系・見積もりが明確
- 得意分野・取り扱いグッズを確認
- 小ロット~大ロットまで柔軟に対応可能
- 納期管理とフォロー体制
上記の点を満たす製作会社であれば、安心して任せられる可能性が高いでしょう。
制作実績が豊富にある
公式サイトやカタログで過去の制作事例が豊富に掲載されているか確認しましょう。
「〇〇アーティストツアーグッズ制作」「△△企業ノベルティ担当」等の実績公開は信頼の裏付けです。
実績豊富な会社は多様なデザイン・仕様に対応したノウハウがあり、想定外のトラブルにも柔軟に対処できます。
料金体系・見積もりが明確
問い合わせをした際の見積書が項目ごとに明細がはっきりしているかチェックしましょう。
タオル本体代、版代、印刷代、梱包代、送料などが不透明だと後から追加費用を請求される恐れもあります。そのため複数社で見積もりを比較し、極端に安い場合は品質やサポートに問題がないか注意が必要です。
「打ち合わせ無料」「修正○回まで無料」などサービス範囲も含め、総合的に見て納得できる価格提示をする会社を選びましょう。
得意分野・取り扱いグッズを確認
自分が作りたいタオルのジャンルでその会社が強いかを事前に確認します。
例えば実績一覧にタオルの記載がほとんど無い会社より、タオル製作の専用ページやコラムを持っている会社のほうが専門性は高いでしょう。
「オリジナルタオル専門店」を名乗る業者もありますし、総合グッズ会社でも「布ものは得意です」といったアピールがあります。
サイト内の情報や問い合わせ時の回答から、自分の案件にマッチするかを見極めてください。
小ロット~大ロットまで柔軟に対応可能
希望数量に応じた対応力もポイントです。「試作品1枚から量産1万枚まで対応可能」と謳う会社もあれば、「最低ロット100枚」「~500枚推奨」など会社ごとに規模感が異なります。
追加発注が出そうな場合はその融通が利くか、逆に小ロット希望ならデジタル印刷設備があるか等を確認しましょう。
納期管理とフォロー体制
納期を厳守する体制があるか、トラブル時のフォローはどうかも信頼性を測る指標です。
例えば「国内自社工場がある」「制作進行の専任担当が付く」「短納期オプションがある」など、進行管理の仕組みを備えている会社は安心感があります。
また試作サンプルに対応可能か、不良品発生時の交換保証やアフターサービスについても確認しておけば万全です。
オリジナルタオル制作の成功は、信頼できるパートナー選びから始まると言っても過言ではありませんので、条件を満たす会社が見つかったら問い合わせをし、対応の丁寧さや提案力なども含め総合判断するとよいでしょう。
オリジナルタオル製作の費用相場とコストの考え方
初心者にとって費用相場も気になるポイントでしょう。オリジナルタオルの価格は、サイズ・生地・印刷方法・注文枚数によって大きく変動します。
ここでは一般的な費用感と、コストにまつわる考え方を解説します。
おおよその価格帯
一般的なオリジナルタオルの費用相場は枚数や仕様次第で大きく変わり、「○枚でいくら」と一概に言えないのが正直なところです。
そのためあくまで参考にはなりますが、名入れフェイスタオル(約34×85cm)を100枚程度作成する場合、1枚あたり数百円(300~600円程度)が相場感です。
ただし条件によって幅があり、例えば最も安価な仕様である「白地フェイスタオルに1色ロゴ印刷(四辺は未印刷の白枠あり)」なら、300枚発注で1枚あたり約326円程度というケースもあります。
一方、全面フルカラープリントやスポーツタオルサイズになると単価は上がり、1枚あたり1,000円近くになることもあります。
実際、スポーツタオルは大きく生地も厚いため、フェイスタオルやマフラータオルに比べて単価が高くなる傾向にあります。またジャガード織りや刺繍を採用するとさらに割高です。
あくまでおおよその目安として捉え、具体的な見積もりは製作会社に条件を提示して算出してもらいましょう。
価格が変動する要素
価格を決定づける主な要素は「タオルの種類」「印刷方法」「注文枚数」の3つです。
タオルの種類とはサイズや厚さ(匁)のことで、当然大判で厚手のタオルほど高価になります。
印刷方法も、先述のように顔料インクジェット vs 染料プリント、シルクスクリーン刷り、織りジャガードなどでコスト構造が異なります。
一般にフルカラーインクジェットは初期費用が少ない分、小ロット向けで単価はやや高めです。シルクスクリーン(染料プリント)は版代がかかるものの枚数を刷るほど単価が下がるため、大量生産に向いています。
注文枚数についても、多く作るほど1枚あたり単価が安くなるのが通常です。例えば先ほどの326円/枚の例も300枚作った場合であり、これが50枚だと倍近い単価になり得ます。
希望の仕様で何枚作ると1枚単価がいくらになるかをシミュレーションし、予算配分を検討しましょう。
費用に差が出る理由
同じようなタオルに見えても価格差が生まれるのは、上記要素に加えて含まれるサービス内容が異なるためです。
極端に安価な業者の場合、デザイン料やサンプル代、梱包・送料などが別途だったり、品質チェックが簡易だったりすることがあります。逆にやや高めでも提案・デザインサポート込み、修正無制限、納品後保証ありといった手厚いサービスが含まれる場合もあります。
つまり「安い=良い」とは限らない点に注意が必要です。
特に品質重視のグッズで費用を抑えたいとき、やってはいけないのは「相場とかけ離れた激安業者に飛びつくこと」で、品質やアフターケアが不十分な可能性が高く、結局作り直しになればコスト増となります。
複数社の見積もりを比較し、総合的なサービス内容と金額のバランスで判断しましょう。
コストダウンのコツ
費用を抑える方法としては、印刷色数を絞る(例:単色ロゴにする)、既製色タオルを使い全面印刷を避ける、枚数を増やして単価を下げるなどが考えられます。ただし、過度なコストカットは禁物です。
例えば「予算が厳しいからサンプル無しで一発本番」はリスクが高すぎますし、「生地を極端に薄手にして安くする」とタオル本来の使い心地が損なわれてしまいます。
つまり、下げられるコストと下げてはいけないコストを見極めることが重要です。
製作会社と相談すれば、「ここは妥協せず、こちらを簡略化しましょう」というアドバイスをもらえるでしょう。
このように、オリジナルタオル製作は相場があって無いようなものです。原材料費や為替の影響で価格が変動することもありますし、2025年現在の傾向が今後も続く保証はありません。
「費用は変動しうるもの」と明記した上で見積提示してくれる会社なら誠実と言えます。
「結局どの会社がいいの?」と迷ったらチェックしたいトランスの3つの強み
ここまでお読みいただき、「信頼できるタオル製作会社って具体的にどこだろう?」と感じている方もいるかもしれません。実は、ファン心理を理解しつつ品質と提案力のバランスを大切にしている会社の一つが、私たちトランスです。
最後に、数ある製作会社の中でトランスが選ばれる3つの強みをご紹介します。オリジナルタオル製作会社選びの参考にしていただければ幸いです。
ファンの心理理解
トランスの最大の特徴は、ファン目線に立った企画力・提案力です。
私たちはエンタメ業界やキャラクター業界の案件を多数手がけており、「推しが輝くグッズ」を創るノウハウがあります。
例えば色味一つ決めるにも「原作イメージカラーに忠実に」「ライブ会場で映えるネオンカラーに」など、ファンが喜ぶポイントを押さえた提案が可能です。
ファンの“かわいい♡”という気持ちを共有し、それをタオルという形で最大限引き出す、トランスはそんなファン心理理解に根ざしたモノづくりを大切にしています。
豊富な実績
トランスは創業以来、オリジナルグッズ制作一筋で培った豊富な実績があります。
国内外1,500社以上の提携工場ネットワークを持ち、条件に合った最適な生産ルートを選定してグッズを製作してきました。オリジナルタオルに関しても、企業ノベルティからライブタオル、アパレルブランドのノベルティタオル、スポーツチームの応援マフラータオルなど多彩な案件を手掛けています。
実績が豊富だからこそ蓄積されたノウハウと品質管理体制があり、初めてオリジナルタオル制作を担当する方もしっかりサポート可能です。また、案件を通じて得た知見を社内で共有し、「次はこうすればもっと良くなる」という改善を重ねています。
豊富な実績に裏打ちされた安定したクオリティこそ、トランスが多くのお客様にリピートいただいている理由の一つです。
業界のトレンド把握
トランスは日々さまざまな業界のお客様と向き合っているため、グッズ業界の最新トレンドをキャッチする力にも自信があります。
自社で定期的に市場調査や商品開発プロジェクト(「推し研」など)を行い、今どんなグッズが話題か、次に流行しそうなアイデアは何かを研究しています。
こうしたトレンドを先読みする姿勢はオリジナルタオル制作にも活かされています。他業界の成功事例を横展開し、「美容業界では今治タオル×サステナブル染色が人気」「Z世代にはレトロ柄刺繍タオルがウケている」等、異なる視点からのご提案も可能です。
お客様と一緒に「今求められるタオルとは?」を考え抜くパートナーであるために、常に最新の情報をアップデートしています。
以上、トランスの3つの強みを挙げました。ファン視点・実績・トレンド感度の三拍子が揃った製作会社として、皆様のオリジナルタオル企画を全力でサポートいたします。
トランスにオリジナルタオル製作を依頼する際の流れ
「具体的に依頼するとどんな流れで進むの?」という疑問にお答えするため、最後にトランスにおけるオリジナルタオル製作の一般的なフローをご紹介します。
- ヒアリング
- トランスからの企画・提案
- デザインデータ制作・入稿
- 校正サンプルアップ
- 校了・納品
初めての方でも安心していただけるよう、ヒアリングから納品まで一つひとつ丁寧に進めてまいります。
ヒアリング
まずはヒアリング(お打ち合わせ)です。お問い合わせをいただきましたら、専門の担当者がご予算、希望数量、納期はもちろん、グッズ制作の目的やターゲット層まで含めてしっかりとお伺いします。
例えば「〇月のライブツアーで物販したい」「10代女性向けのかわいいノベルティにしたい」「予算○万円で収めたい」等、現時点でわかる情報を可能な限り共有してください。
トランスでは丁寧にご要望をヒアリングし、目的に合った最適なタオル作りへの第一歩といたします。
トランスからの企画・提案
ヒアリング内容をもとに、トランスの企画担当・デザイナー陣が社内でアイデア出しを行います。
ファン視点を取り入れながら「どんなタオルなら喜ばれるか」「ブランドイメージに沿うデザインは何か」をチームで検討し、グッズのコンセプトやデザイン案を企画提案いたします。
例えばカラーリング一つ取っても、推しカラーを再現する場合と企業カラーを優先する場合でご提案が変わりますし、キャッチコピーやロゴ配置も最適なバランスを探ります。
「こういう感じでどうでしょう?」という提案に対し、お客様と意見交換しながらブラッシュアップしていくプロセスですので、「デザインは持ち込みたい」という場合はそのデータを尊重しつつ、印刷適性など技術面での助言を行います。
単なる御用聞きではなく、伴走するパートナーとして企画段階から関わらせていただくことで、より満足度の高いオリジナルタオルに仕上げます。
デザインデータ制作・入稿
ご提案内容にご納得いただけましたら、デザインデータの最終制作と入稿作業に移ります。
確定した仕様に沿って、仙人デザイナーが印刷用のデザインデータを作成・調整しますので、「IllustratorやPhotoshopの操作がわからない」といった場合でもご安心ください。
また、トランスではお客様に代わって入稿データを作成し、デザイン最終確認後、提携工場へデータを入稿し、印刷工程へ進みます。
データ制作から入稿までフルサポートいたしますので、デザインデータ周りに不安がある方もお気軽にお任せください。
校正サンプルアップ
印刷工程に入る前に、校正サンプルを製作します。これは前述のとおり、本番同様の素材・方法で作った試作タオルです。
トランスでは仕上がりイメージを確認できるサンプルをご用意し、お客様に現物をチェックしていただきます。ここでは色味・柄・サイズ感を最終確認する重要なステップです。
「画面で見た時より発色が暗いので調整したい」「ロゴの位置をあと2cm下げたい」など、気付いた点があれば遠慮なくお申し付けください。
修正が必要な場合は再度サンプルを作成し、納得いくまで確認いただき、「サンプルOKです」とご承認(校了)いただいて初めて量産GOとなります。
この校正確認→修正→再確認のプロセスをしっかり踏むことで、「イメージと違う…」という失敗をゼロにします。サンプル確認は手間にも思えますが、安心して大量生産に臨むための大切なプロセスですので、ここを決して疎かにせず、お客様とコミュニケーションを取りながら進めています。
校了・納品
校正サンプルで最終OK(校了)となりましたら、いよいよ本生産(量産)開始です。提携工場にて熟練の職人や最新機械がフル稼働し、ご確認いただいた通りのクオリティでオリジナルタオルを量産いたします。
製造工程ではトランスの担当者が進行管理を行い、納期に遅れが出ないようチェックしています。印刷後の色ぶれや縫製不良などがないか社内外でダブルチェックの品質検査を実施し、問題ないことを確認してから出荷準備へ移ります。
納品はお約束の納期・納品場所へ確実にお届けします。全国各地への直送や、複数拠点への分納にも対応可能です。「イベント会場に〇月〇日必着」「海外拠点へ発送してほしい」等のご要望にも柔軟に対応いたします。
納品形態も、1枚ずつの個包装やセット組など必要に応じて承りますのでご相談ください。商品がお手元に届くまでが製作会社の責任と考え、トランスでは細心の注意を払って納品完了までサポートしています。
納品後、もし万一初期不良品などが見つかった場合も真摯に対応いたしますので、何かあればご連絡ください。
以上がトランスでのオリジナルタオル制作フローです。ヒアリングから納品まで一貫してお客様に寄り添い、丁寧に伴走することをお約束します。
このようなプロセスを経ることで、「このタオルかわいい♡」と自然とファンの方々から言ってもらえる最高のタオルが出来上がるのです。
まとめ
オリジナルタオル制作を成功させるカギは、“どんな会社に頼むか”にあります。デザインのかわいさやコストだけでなく、ブランドの世界観やファンの気持ちまで汲み取り、丁寧に伴走してくれる製作会社を選ぶことで、『このタオルかわいい♡』が自然と生まれるタオルが仕上がります。
トランスでは、そんな“想いをタオルというカタチにする”お手伝いをしています。どんなタオルを作りたいか、まずはお気軽にご相談ください。
咲楽レイ
オリジナルタオルがあると、応援している感も高まりますし、イベントはより一層楽しいものになりますよね!単にファンが楽しめるだけじゃなく、イベントを成功させるためにも必須アイテムのオリジナルタオル、作る際はちゃんと依頼する会社を選びましょうね!
公開日:
株式会社トランス