【2022最新】企業のSDGsの取り組み事例17選|目標達成のための日本での具体例を紹介!
【2022最新】企業のSDGsの取り組み事例17選|目標達成のための日本での具体例を紹介!

2015年に採択され、2030年までに達成すべき目標を定めたSDGs。今年は採択から7年目を迎え、折り返し地点が近づいてきています。自治体や企業としてもますますSDGsに取り組むことが求められ、その重要性が増しています。

この記事ではSDGs達成のために国内で行われている最新の事例をご紹介します。
自治体や企業で「SDGsの取り組みを進めたいが具体的にどうしたら良いかわからない」と具体例をお探しの方の参考になるようまとめました。
自社の取り組みの検討材料になる事例がないかチェックしてみてください。

目次

企業のSDGsの取り組み事例13選

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企業のSDGsの取り組み事例13選

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企業が消費者に向けて行うSDGsキャンペーンの取り組み事例

企業が消費者に向けて行うSDGsキャンペーンの取り組み事

企業が消費者に向けて行うSDGsキャンペーンの取り組み事例についてまとめます。次の5つの事例を紹介します。

  • JOINUS|Tシャツ下取りキャンペーン
    不要になったTシャツを持参すると同施設で使えるクーポンがもらえるキャンペーン
  • ウエルシア×ユニリーバ共同企画|ユニリーバのつめかえ製品を買って最大50%分のLINEポイントバックキャンペーン
    ウエルシアでユニリーバのつめかえ製品を買うとLINEポイントバックが得られるキャンペーン
  • AGF|【ブラジルバウ農園】産地支援実感キャンペーン
    産地支援しているコーヒー農園についてのアンケートに答えると同農園の豆を使用したAGF製品が抽選で当たるキャンペーン
  • 湖池屋|湖池屋SDGs劇場 相葉蕉クイズキャンペーン
    SDGsに関するアニメ「サスとテナ」のクイズに答えると抽選で賞品が当たるキャンペーン
  • プレミアムウォーター|プレミアムウォーターSDGs エコグッズプレゼント キャンペーン
    指定のSDGsに関するハッシュタグをつけてSNSに投稿した人の中から抽選でエコグッズをプレゼントするキャンペーン

以下、1つずつ順に具体的な内容を見ていきます。

JOINUS|Tシャツ下取りキャンペーン

ジョイナス、SDGs、企業、取り組み、2022最新、事例

出典元:JOINUS|Tシャツ下取りキャンペーン

神奈川県横浜市にある相鉄横浜駅直結の大型商業施設「ジョイナス」で行われた、不要になったTシャツを持参すると同施設で使えるクーポンがもらえるキャンペーンです。下取りされたTシャツは、国際社会支援推進会「ワールドギフト」を通じ再利用・途上国支援に役立てられます。

SDGsの17の開発目標のうち、「目標1:貧困をなくそう」「目標10:人や国の不平等をなくそう」に対する意識向上と気軽に貢献するきっかけを作る取り組みです。

【キャンペーン概要】

応募期間
2022年6月18日~6月19日
賞品
500円分のクーポン(ジョイナスでの3,000 円(税込)以上の買物・食事ごとに使用可能)
当選者数
全員(期間中1人2点まで)
応募方法
同設備に持参
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ウエルシア×ユニリーバ共同企画|ユニリーバのつめかえ製品を買って最大50%分のLINEポイントバックキャンペーン

ユニリーバ、SDGs、企業、取り組み、2022最新、事例

出典元:https://www2.unilever.co.jp/umile_welcia/ecocp.html

家庭用品メーカー「ユニリーバ」とドラッグストアチェーン「ウエルシア」の共同企画による、ユニリーバのつめかえ製品でLINEポイントバックが得られるキャンペーンです。ウエルシアグループの店舗でユニリーバのつめかえ製品を税込600円以上購入すると応募可能で、LINEポイントは購入額により300~500ポイント・同時に「ユーマイル」のポイントも加算。ユーマイルはプラスチック使用量削減や循環利用をめざすユニリーバのプログラムです。またSDGsの取組みを応援しているハローキティのぬいぐるみも抽選でプレゼントされました。

ごみの削減を推進することによって、「目標12:つくる責任、つかう責任」「目標14:海の豊かさを守ろう」の実現を目指します。

【キャンペーン概要】

応募期間
4月1日~5月8日
賞品
LINEポイント(購入金額の最大50%)・UMILEポイント・SDGsハローキティぬいぐるみ
当選者数
LINEポイント・UMILEポイント…全員/SDGsハローキティぬいぐるみ…100名
応募方法
ユニリーバ公式LINEアカウントで友だち追加のうえ、購入したレシートと商品の画像を送信

AGF|【ブラジルバウ農園】産地支援実感キャンペーン

SDGs、企業、取り組み、2022最新、AGF、事例

出典元:https://enjoy.agf.jp/vote/vote/result/156/

インスタントコーヒー・コーヒー豆を製造販売している「AGF」が実施した、産地支援しているコーヒー農園のSDGsの取り組みを改めて知ってもらうキャンペーンです。同社の支援する「ブラジルバウ農園」によるSDGsに関する取り組みや、達成を目指すSDGsの目標からもっとも共感できる1つを選ぶと、同農園の豆を使用したAGF製品が抽選で当たるというものです。

同農園の取り組みは、「目標12:つくる責任、つかう責任」「目標13:気候変動に具体的な対策を」「目標15:陸の豊かさも守ろう」「目標17:パートナーシップで目標を達成しよう」の4つの目標達成に貢献する内容です。

【キャンペーン概要】

応募期間
第1弾:1月25日~2月1日/第2弾:2月1日~2月8日
賞品
「ちょっと贅沢な珈琲店®」3点セット(バウ農園産ブラジル最上級グレード豆100%瓶80g/同袋135g/レギュラー・コーヒーバウ農園産ブラジル最上級グレード豆100% 300g)
当選者数
第1弾200名/第2弾200名
応募方法
「みんなでふぅ投票」の『ブラジルバウ農園が貢献するSDGs!あなたが共感するのは?』に投票

湖池屋|湖池屋SDGs劇場 相葉蕉クイズキャンペーン

湖池屋、企業、取り組み、2022最新、事例

出典元:Twitter.com

お菓子メーカー「湖池屋」がSNSのTwitterで行った、同社の放送するSDGsに関するアニメ「サスとテナ」のクイズキャンペーンです。サスとテナは、双子のクノイチ・サスとテナがロボットのブルとともに怪獣を相手に知恵と言葉で奮闘する物語。最後に人気キャラクター「相葉蕉」が一句詠むのですが、その相葉蕉に関するクイズが出題され、抽選で賞品もプレゼントされました。

同アニメで扱っているテーマは、環境問題はもちろん難民や差別など幅広くSDGsの開発目標の達成に貢献します。さらにSNSでの誹謗中傷などの身近な話題も扱っています。
学校でSDGsについて学ぶ子供たちをターゲットとし、自社の商品を通してSDGsのゴールに向けて積極的に取り組んでもらおうという企画になっています。

【キャンペーン概要】

応募期間
1回目:2021年12月10日~12月12日/2回目:2021年12月13日~12月15日
賞品
「湖池屋SDGs劇場オリジナル リサイクルコットン混紡エコバッグ」:1個/「湖池屋スナック詰め合わせ」:1箱(8袋入)のセット
当選者数
5名×2回
応募方法
Twitter湖池屋公式アカウントをフォローしたうえで、該当ツイートに表示されているクイズの選択肢を選んでツイート
再生素材テキスタイル

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プレミアムウォーター|プレミアムウォーターSDGs エコグッズプレゼント キャンペーン

プレミアムウォーター、企業、取り組み、2022最新、事例

出典元:PREMIUM WARTER

ウォーターサーバーのサービス「プレミアムウォーター」が、TwitterとInstagram上で実施した抽選でエコグッズが当たるキャンペーンです。SDGsに関する指定のハッシュタグをつけて引用リツイートするか投稿にコメントした人が対象で、日常行っているSDGsやエコな取り組みについてコメントすると当選確率がアップ。アイディアを広く集めシェアすることができるような仕組みになっていました。

エコグッズのプレゼントで「目標12:つくる責任、つかう責任」「目標14:海の豊かさを守ろう」に役立つほか、SDGsの考えを推進する効果がある取り組みだと言えるでしょう。

【キャンペーン概要】

応募期間
6月20日~6月30日
賞品
「KINTOマイボトル 500ml ホワイト」/「マーナ ShupattoコンパクトバッグM(ARARE)」
当選者数
マイボトル:10名/バッグ:10名
応募方法
Twitter:公式アカウントをフォロー、「#プレミアムウォーター」と「#pw_SDGs」の2つのハッシュタグをつけて、対象の投稿を引用リツイート。日常でおこなっているSDGsやエコな取り組みについてコメントすると当選確率アップ。/Instagram:対象投稿のコメント欄に、「#プレミアムウォーター」と「#pw_SDGs」の2つのハッシュタグをつけて、日常でおこなっているSDGsやエコな取り組みについてコメント。プレミアムウォーターの公式Instagramのアカウントをフォロー&いいね!で当選確率アップ。
実績:フードロスの削減に貢献するエシカルなノベルティ

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大手企業が行っているSDGsの取り組み事例

大手企業が行っているSDGsの取り組み事例

次に、大手企業が行っているSDGsの取り組み事例として、次の5つの事例をご紹介します。

  • TBS|地球を笑顔にするWEEK2022春
    さまざまな企画を連動させたSDGsの啓発キャンペーン
  • ネスレ・日清紡|“アップサイクル”衣服の製作
    自社の廃棄物を衣服にアップサイクル
  • くら寿司|出張授業 お寿司で学ぶSDGs
    「持続可能な開発のための教育(ESD)」が学べる出張授業の実施
  • ハウス食品×しまじろう|しまじろうとやってみよう!みんなでエコにチャレンジ
    幼児~小学校低学年児向けのエコを考えるコンテンツの発信
  • 江崎グリコ|「植物生まれのプッチンプリン」容器リサイクルを楽しむ授業
    自社の空き容器をもとにリサイクルを学ぶ出張授業の実施

1つずつ具体的に見ていきましょう。

TBS|地球を笑顔にするWEEK2022春

TBS、企業、取り組み、2022最新、事例

出典元:https://www.tbs.co.jp/SDGs_week/

テレビ局のTBSによる、5月にSDGsの啓発として行われたキャンペーンです。SDGsという言葉は知っていても具体的な内容や何をすればいいのかわからない人に向けて、SDGsを身近に感じてもらう内容でした。さらに連動企画として、BS-TBSではプレゼントクイズキャンペーン・TBSラジオでは社会課題解決企業の取り組みの紹介を行ったほか、SDGsにかかわるアート作品の展示や世界の子どもの生活を紹介するイベント、TwitterやYouTubeチャンネルなどを使った企画も実施されました。

テーマは多岐にわたり、17の開発目標すべてに対する取り組みだったと言える内容でした。

ネスレ・日清紡|“アップサイクル”衣服の製作

出典元:https://www.nestle.co.jp/media/pressreleases/20220224_nestle_1

コーヒーのメーカー「ネスレ日本」と日清紡グループの「ニッシントーア・岩尾」が、ネスレ製品の廃棄物をアップサイクルする取り組みを始めました。紙の詰め替え容器である「ネスカフェ エコ&システムパック」を繊維として、ネスレ日本の直営カフェでコーヒーを抽出した後に発生する残渣などを染料として活用し、衣服へアップサイクルします。今後も空きパッケージを回収する仕組みを作ってアップサイクルを推進する予定です。

資源の再活用・ゴミの削減により「目標12:つくる責任、つかう責任」に貢献する取り組みです。

実績:廃棄予定の食材を活用して染めたエコバッグ プレゼントキャンペーン

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くら寿司|出張授業 お寿司で学ぶSDGs

くら寿司、企業、取り組み、2022最新、事例

出典元:https://www.kurasushi.co.jp/mirai/school/

回転寿司チェーン「くら寿司」が、小学校に出張して「持続可能な開発のための教育(ESD)」の一助となる授業を行っています。実際の店舗で使用している回転レーンを使って、回転寿司という身近な題材から水産業や食をめぐる課題への理解を深め解決方法を考える内容です。
教材は株式会社学研プラスと共同開発した教材を使用しているようです。

SDGsの開発目標「目標12:つくる責任つかう責任」、「目標14:海の豊かさを守ろう」、「目標17:パートナーシップで目標を達成しよう」の実現を支援する内容になっています。

ハウス食品×しまじろう|しまじろうとやってみよう!みんなでエコにチャレンジ

ハウス、企業、取り組み、2022最新、事例

出典元:https://housefoods-group.com/newsrelease/pdf/release_20211220_comeon-house.pdf

食品メーカー「ハウス食品」が教育事業を行う「ベネッセ」の通信講座「こどもちゃれんじ」とともに、幼児から小学校低学年をターゲットに家族でエコについて考えるきっかけになるコンテンツを展開しました。2021年12月から2022年6月末までの間実施。「食品ロス対策」「エコバッグ利用」「短時間調理」「食べきり」などをテーマに、エコとは何か・どのようにチャレンジできるのかが感じられる内容でした。エコにつながる自社の食品やしまじろうグッズが当たるキャンペーンも行われました。

SDGsの目標としては「目標12:つくる責任、つかう責任」を中心に、幅広く訴求した内容でした。

江崎グリコ|「植物生まれのプッチンプリン」容器リサイクルを楽しむ授業

江崎グリコ、企業、取り組み、2022最新、事例

出典元:https://www.glico.com/jp/newscenter/pressrelease/39417/

食品メーカーの「江崎グリコ」が、6月に同社製品の空き容器をもとにリサイクルについて学ぶ出張授業を行いました。プラスチックの問題などについての講義とゲームなどのワークショップを組み合わせた内容で、千葉県流山市の小学校で実施されました。長期的な体験型プログラムで、動物性の原料を使用していない同社の「植物生まれのプッチンプリン」を給食で提供、空き容器を回収。文房具にリサイクルして子どもたちに渡される予定です。

リサイクルは「目標12:つくる責任、つかう責任」に対する取り組みに当たりますが、出張授業はその取り組みを伝えるというCSR活動であるといえます。
積極的にサステナビリティの向上に努めている、課題解決に向けた活動において参考になる事例です。

CSR(corporate social responsibility):企業が事業活動を通じて社会へ貢献する責任。

消費者にも伝わりやすいSDGsの取り組み事例

消費者にも伝わりやすいSDGsの取り組み事例

次に、消費者にも伝わりやすいSDGsへの取り組み事例を紹介します。ここでは次の3つについてまとめます。

  • 資生堂|持続可能なパッケージ開発
    バイオマス・再生PET・低温燃焼材など様々な形の持続可能なパッケージを開発
  • カバー|「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」に参画
    「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」に参画・地方創生に貢献
  • 日清食品|“フタ止めシール” を廃止
    “フタ止めシール”を廃止・プラスチックごみの削減

1つずつ具体的に見ていきましょう。

資生堂|持続可能なパッケージ開発

資生堂、企業、取り組み、2022最新、事例

出典元:https://international.shiseido.co.jp/sbas-jp.html#

化粧品メーカー「資生堂」は、1926年のレフィル製品発売から現在に至るまでバイオマス・再生PET・低温燃焼材など様々な形の持続可能なパッケージを開発しています。「SBAS(Sustainable Beauty Actions)」というプロジェクトを通じた、自社のサステナビリティの向上につながる活動のひとつです。同社は2025年までに100パーセント持続可能なパッケージを実現するというゴールを設定。そのほか、再生ポリエステル素材を使用したエコバッグを発売。ブランドカラーの赤をベースにした利便性とデザイン性を兼ね備えたエコバッグです。

「目標12:つくる責任、つかう責任」の実現を目指す取り組みです。

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カバー|「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」に参画

資生堂、企業、取り組み、2022最新、事例

出典元:https://cover-corp.com/news/detail/20210519

数多くのVTuberが所属する事務所ホロライブを運営する「カバー」が、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」に参画しています。具体的な事業としても、所属するVTuberと地方自治体や地方の企業とのコラボを多数行っています。

「地方創生SDGs」は、福祉や教育・産業の振興やまちづくりに関するSDGsの開発目標と深く結びついており、具体的には「目標3:すべての人に健康と福祉を」「目標4:質の高い教育をみんなに」「目標8:働きがいも経済成長も」「目標11:住み続けられるまちづくりを」などの課題の解決に貢献する取り組みです。
「地方創生SDGs」において、トレンド性のあるコンテンツとコラボしている、参考になる事例のひとつです。

地方創生のエンタメ活用事例|内閣府が推進する地方創生SDGsも紹介

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日清食品|“フタ止めシール” を廃止

資生堂、企業、取り組み、2022最新、事例

出典元:https://www.cupnoodle.jp/doitnow/#a-w-tab

インスタントラーメンを中心とした食品メーカー「日清食品」は、サステナビリティ活動の一環として、定番商品「カップヌードル」のフタ止めシールを廃止しました。シールの廃止により、年間33トンのプラスチック原料が削減されます。SNSでも話題になったので記憶にある方もいらっしゃるかもしれません。地球と人の未来のためにすべきこと・できることに今すぐ取り組んでいく「カップヌードル DO IT NOW!」プロジェクトの一環です。

「目標12:つくる責任、つかう責任」に対する取り組みです。なお同プロジェクトではそのほかにも、環境・防災・健康・社会・食の安全と安心・労働環境をテーマとした課題に取り組んでいます。
自社製品が及ぼす環境・社会への影響を理解し、課題の解決と開発の達成を紐づけた好事例と言えます。

商品やサービスがSDGsの取り組み事例

商品やサービスがSDGsの取り組み事例

商品やサービス自体がSDGsの取り組みの1つになっている事例を紹介します。次の4つです。

  • ロスゼロ|食品ロス・フードロスをゼロへ
    フードロスをゼロにすることを目指すネット通販・食品サブスク
  • ピープルツリー |フェアトレード専門ブランド
    フェアトレード・オーガニックの洋服・雑貨・食品
  • マリブシャツ|海洋ごみのリサイクル素材を使用した洋服
    海洋ごみをリサイクルした素材で作られた洋服
  • SORENA|合成皮革「りんごレザー®」
    りんごの搾りかすをアップサイクルした合成皮革

以下、1つずつ見ていきます。

ロスゼロ|食品ロス・フードロスをゼロへ

ロスゼロ、企業、取り組み、2022最新、事例

出典元:https://www.losszero.jp/

「ロスゼロ」はフードロスをゼロにすることを目指すサービスです。余ってしまった食材や加工品、規格外や廃棄前の食材から作られた食品などを販売しています。定期的に食品が届けられるサブスク事業もあります。

同社では、「目標12:つくる責任、つかう責任」を中心に、「目標1:貧困をなくそう」「目標4:質の高い教育をみんなに」「目標13:気候変動に具体的な対策を」「目標17:パートナーシップで目標を達成しよう」に取り組むとしています。

ピープルツリー|フェアトレード専門ブランド

ピープルツリー、企業、取り組み、2022最新、事例

出典元:https://www.peopletree.co.jp/index.html

「ピープルツリー」は、オーガニックやフェアトレードなど、環境問題や社会的な課題の解決の実現を目指す、エシカルな洋服・雑貨・食品を販売するブランドです。さらに仕入れ元となっている途上国の生産団体も、高い品質を保ちながら障がい者雇用に取り組む団体や労働者の権利を守るために設立された団体などが選ばれています。

商品そのものがSDGsの「目標1:貧困をなくそう」「目標9:産業と技術革新の基盤を作ろう」「目標10:人や国の不平等をなくそう」などの実現に役立っています。そのほか、教育支援や農業の保護の寄付つきの商品も販売しています。

サステナブルな社会へ導く!フェアトレードコットンバッグ

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マリブシャツ|海洋ごみのリサイクル素材の洋服

マリブシャツ、企業、取り組み、2022最新、事例

出典元:https://malibushirtsjapan.com/concept

「マリブシャツ」は、海洋ごみからアップサイクルされた再生ポリエステル素材を使用したアパレルブランドです。海洋ごみからリサイクルした素材にこだわって使用しているのが特徴。Tシャツ1枚につき、1.5ℓのペットボトル換算で4.3本の海洋ごみ回収につながると言います。素材以外にも、ムダなサンプルを作成しないように3D画像でデザイン・サンプリングしているなど、SDGsに共鳴するコンセプトで商品が製造されています。

「目標12:つくる責任、つかう責任」「目標14:海の豊かさを守ろう」の達成に直接貢献する取り組みです。

海洋プラスチックごみから生まれたオリジナルグッズ

海洋プラスチックごみから生まれたオリジナルグッズ

回収した海洋プラスチックごみをリサイクルした生地を使ったグッズ製作が可能。
詳しくは各営業担当までご相談ください。

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SORENA|合成皮革「りんごレザー®」

りんごレザー、企業、取り組み、2022最新、事例

出典元:https://sorena39.com/「りんごレザー」のリリース、すぐそこまで来てま/

長野県長野市の「SORENA」が、りんごジュースやシードル作りで生じるりんごの搾りかすを使った合成皮革「りんごレザー®」を企画、2022年冬から同素材を使ったバッグなどを販売します。ヴィ―ガンな素材として注目を集めるアップルレザーでは、初の日本製の製品です。

地方創生に貢献する側面があるため、SDGsの目標でも「目標8:働きがいも経済成長も」に深く関わっています。そのほか「目標3:気候変動に具体的な対策を」「目標15:陸の豊かさも守ろう」「目標12:つくる責任、つかう責任」「目標17:パートナーシップで目標を達成しよう」の実現に貢献します。

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まとめ

SDGsが採択されてから時間も経ち、企業による取り組みも多様化してきています。すでに対応を始めていた企業は次のステップへと移り、の取り組みを周知するようなキャンペーンでビジネスに結びつける具体例が多く見られるようになってきました。もちろん、特にキャンペーンを行っていなくても、ビジネスモデルや商品そのものがSDGsに呼応するコンセプトとなっているケースもあります。そのほかSDGsの啓発自体を自社の活動の一環としている例もありました。
また、大手企業だけでなく、社会課題を解決したいという想いからビジネスチャンスを見出し、環境に配慮した製品を生み出す中小企業も多く見られるようになりました。

17の開発目標の中では、自社製品のごみ削減などを通じて「目標12:つくる責任、つかう責任」に取り組むケースが多く見られます。将来に向けた持続可能な仕組み作りとなる事にくわえて、SDGsに取り組む企業として訴求し賛同を得ることもできます。

新しく商品やサービスを行う際には、現在課題となっていることを解決するような商品作りやサービスの提供が有効です。今回の例では、リサイクル素材を使用した洋服やバッグなどの例などがそれに当てはまるでしょう。

自社の今までの取り組みや今後の活動を行っていくにあたって、記事中のどの事例が自分たちにとっての最適な形に近く参考になるか、改めて確認してみてはいかがでしょうか。

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