推し活を学ぶ③アクスタとは？「アクリルスタンド」使い方の基本を解説

アクスタとは？

そもそもアクスタとは？

アクスタとは、アクリルスタンドの略称。
アニメやゲームに登場するキャラクターの立ち絵やアイドルの肖像を使った、定番推し活グッズです。
アクリル素材の板にデザインを印刷してあり、台座に立てることでフィギュアのように飾れます。

アクスタのサイズは、5㎝ほどの小さなものから15㎝以上の大きなものまでさまざま。
中でも大きなサイズのアクリルスタンドは、イラストや写真を細密に表現でき、飾って映えるコレクショングッズとして人気です。

アクスタの集め方＆使い方はオタクによってさまざま

アクスタの集め方や使い方は人によりさまざまですが、以下の5種類に大別できます。

• 作品の全キャラクターアクスタを集めてファイリングする（収録型）
• 推しキャラのアクスタを全て集めて並べる（フルコンプ型）
• 推しキャラの同じアクスタ、同じグッズを限りなく集め続ける（無限回収型）
• 推しのアクスタやグッズ、ポスター、クッションを集めて祀る（祭壇型）
• 獲得した戦利品（推しのアクスタ）を痛バッグに全て付ける（首狩り族型）

ただ棚に飾るだけでなく、飾り方にも様々なアイデアを駆使するのがアクスタ推し活。

• LEDライトスタンドで下からアクスタを照らして飾る
• コンサートのステージや、アニメのワンシーンを模したデザインの背景パネルの前に並べて飾る
• 台座を外してアルバム型のファイルに入れてコレクションする

などの方法があります。

SNSでは、アクスタをはじめとしたグッズを並べたコレクション棚や、推しのグッズを集めて祀る”祭壇”など、多種多様な推し活の様子を垣間見ることができます。
特に推しのグッズで作る祭壇は、推しキャラの誕生日前後や、ゲーム内イベントであるピックアップガチャで「推しを引けますように」、というおまじないを込めて現実の部屋の一角に作られ、推しの特別な日にお披露目されることが多いようです。

アクスタあるある「ゲットして満足、押し入れに収納したまま放置」

せっかく手に入れたグッズを飾るところがない、手に入れて満足してしまう、という推し活で多く見られるお悩み。
「そのうち部屋を整理して飾ろう」とグッズを収納したきり、そのまま宝物庫（押し入れ）で眠り続ける戦利品と化してしまう、推し活あるある。
推しに愛はあれど整理整頓ができないオタクは意外と多いのです。

アクスタ・アクキーを収納するための専用BOXや、きれいに整理整頓できる推し活サポートグッズをアクスタ・アクキーと合わせて販売することで、グッズの保管方法に頭を悩ませるオタクにも喜ばれるのではないでしょうか？

アクスタの制作・加工方法を工夫すれば、さまざまなバリエーションを展開可能

アクスタとは、アクリルの板にデザインを印刷し、人物などの形に合わせて切り抜いたシンプルなアイテムです。
そのシンプルさ故に推しのビジュアルが引き立つなどの良さはありますが、アクスタをたくさん集めているオタクにとっては、同じ仕様のアクスタばかりが増えていくという一面も。
印刷や加工、台座の形状、パーツの仕様などに工夫を加えることでマンネリ化を防ぎ、オタクが「もっと集めたい！」と思うような商品バリエーションを展開することも可能です。

同人グッズを個人で制作できるサービスが登場し、ユーザーの好きな写真でオリジナルのアクスタを発注するのが流行していますが、公式アイテムにしかできないプレミアムな加工でファンの心をつかみましょう。

印刷・加工の方法や、アクリル素材を使ったアイテムのバリエーションについては、下記コラムで詳しく解説しています。

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【アクスタの使い方】推しのアクスタとお出かけ&撮影する

特に推し活女子の間では、アクスタとは「飾るため」だけのグッズではありません。
アクスタを部屋に飾って撮影するだけでなく、推しとお出かけするのも主な遊び方です。
カフェや旅行先、イベント会場などに推しのアクスタを連れていき、写真撮影を楽しんでいるようです。

外出先では、風景を背景にして推しがそこにいるかのように写真を撮りたいので、人物の全身写真やちびキャライラストの印刷部分以外は背景が透けるクリアなものが主流。
女性のバッグやポーチにも入れやすい、10㎝前後までの小さめサイズが好まれるようです。

ちなみに、アクスタを撮影してSNSに投稿する遊びは「アクスタグラム」と呼ばれ、InstagramやX（旧：Twitter）でハッシュタグ検索すれば実際の様子をチェックできます。

【人気のアクスタ遊び】推しノート

推しのアクスタと、ノートにまとめた推しのプロフィールを一緒に撮影する「推しノート」作りは、女学生に人気のアクスタ遊び。
推しの基本情報や特徴をまとめたり、アイドルグループのメンバーそれぞれのページを作ってあげたりします。

また、お気に入りの文具やアクセ、コスメと一緒にアクスタを撮る、アクスタを胸ポケットに忍ばせる、などが推し活女子ならではの楽しみ方のようです。

【アクスタとお出かけ】カフェや聖地で撮影する

推しのアクスタを手帳やポーチに忍ばせ、カフェや聖地で「推しのいる風景」の写真を撮るのも推し活女子に人気のアクスタ遊び。

最近では、撮影時に持ちやすい「スティック型アクスタ」や、持ち手付きのアクスタに変形する「アクスタフォトプロップス」、コースターとアクスタが一体化した「アクリルスタンドコースター」をはじめとした、写真撮影向きの特殊な仕様のアクスタも登場しています。

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アクスタの保管・収納に役立つ”推し活応援グッズ”

アクスタを美しく飾りながら収納できるアイテムの例

LEDライトスタンド

アクスタの下から光を当てることで美しい光を放つ、アクスタ専用のディスプレイスタンドです。

クリアスタンド・クリアケース

フィギュアやアクスタをはじめ、推しグッズのコレクション棚で活用されるクリアスタンド・クリアケース。
台座を一段底上げすることで、複数あるアクスタを見栄えよく飾れるため、コレクション棚の定番になっています。

ファイル・アルバム

スタンドとして飾るのではなく、コレクションアイテムとして楽しむときには、クリアファイルや写真用アルバムが用いられます。
外した台座とアクリルフィギュアをセットで収納し、複数種類のアクスタを見やすくコレクション可能。

ファイルやアルバムをシールなどでデコレーションするのも推し活の楽しみ方の1つです。

アクスタケース

アクスタを見せながら持ち歩ける専用ケース。
推し色に合わせたり、マチ付きのポーチにコスメやアクセと一緒に入れてライブ会場にも持っていくことができます。
台座を一緒に収納できるポケットが付いたアクスタポーチなども人気です。

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アクスタ・アクキーの仕様とターゲット層の傾向

ファンの推し活の仕方や作品のジャンルなどによって、好まれるアクスタ・アクキーの形状、仕様は異なります。
ここでは、代表的なアクスタ・アクキーの仕様と、ターゲット層や作品のジャンルごとにおすすめのアクスタ・アクキーの仕様をご紹介します。

大型アクリルスタンド

イラストが美しく映えるタイプの大型アクリルスタンド。
キャラクターの立ち絵イラスト、躍動感のあるキャラクターイラスト、一枚絵のピンナップイラストなどを立体的に表現できるのがポイントです。

アクリル素材は透明なため、白版の有無により色が透けて見えるような印刷をすることも可能。
印刷部分以外は透明になっている仕様が定番ですが、光を受けて様々な色に輝く「偏光オーロラ加工」などの特殊加工を施したアクスタも人気です。

和風な作品のアクスタには、落ち着いた風合いの「和紙加工」がマッチ。
マットな質感で指紋や汚れが付きにくく、扱いやすいのも特徴です。

透明のアクスタにマンネリ化してきたときや、他社コンテンツとの差別化を図りたいときなどは、特殊加工でオリジナル性を高めてみてはいかがでしょうか。

小型アクスタ・アクキー

10㎝前後の小型アクスタ・アクキーは、手帳やポーチ、服のポケットなどに入れて持ち歩いたり、卓上のちょっとしたスペースに飾れたりする、気軽に推し活を楽しみたい方にもぴったりの定番アクリルグッズ。
特に女性向けのキャラクターやアイドルグッズで人気です。

台座とアクリルフィギュアをその場で組み立てて撮影できる「アクリルスタンドキーホルダー」など、おもしろいギミックをプラスしたアイテムもあります。

アクリルスティック・アクリルフォトプロップス

最近よく見かけるのが、スティックになるアクスタ。
ライブやイベント、聖地巡礼旅行でアクスタと風景を一緒に写真を撮るときに、スティックタイプならアクスタを持つ自分の手指が入らないのが喜ばれるポイントになっています。
ちなみに、通常のアクスタと持ち手付きタイプのアクスタを2wayで使い分けられるアイテムを「アクスタフォトプロップス」と呼んだりします。

下の表では、作品のジャンルやファンの推し活の仕方、そしてそれに伴うアクスタ・アクキーの仕様の傾向をまとめました。
例えばアニメというジャンルの中でも、アイドル系、少年漫画系、美少女系、イケメンキャラ系などの細かな区分けごとに独自のアクスタ文化が形成されているケースもあり、興味深いところです。
アクスタ・アクキーは幅広いジャンルから人気があるマストバイ推し活アイテムと言えるでしょう。

アクスタに見る推し活の在り方

キャラクターグッズの定番となったアクスタ。
アクスタは、手に入れるまでも推し活ですが、手に入れてからの活動もまた大事な推し活です。

本記事を通して、ファンそれぞれが飾り方やアレンジを工夫したり、アクスタを持ち歩いてさまざまな場所で写真を撮ってみたりと、さまざまな方法でアクスタ遊びを楽しんでいることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
アクスタとはただのグッズにあらず、『小さくなった推しそのもの』なのです。

また、アクスタのデザインや形状といった仕様のバリエーションも、どんどん増えてきています。
ファン層のニーズに合ったデザインや仕様を選ぶことで、飽きられない、愛されるグッズを目指したいところです。

弊社トランスでは、今回ご紹介したアクリルグッズはもちろん、缶バッジ、Tシャツ、マグカップ、文房具などのオリジナルグッズ・ノベルティを製作可能です。
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