[ TRend COLOR STORY ]
Orange Amber Pumpkin【橙】

アパレルやコスメ、インテリアなど、ファッション関連から発信される「今シーズンのトレンドカラー」。実は、何シーズンも前に海外の専門機関が定めていて、それが世界中で展開されているんです。「TRend COLOR STORY」は、世の中の経済活動や人々のメンタルとも密接に関わってくる「トレンドカラー」について、分かりやすくご紹介するシリーズです。

「TRend COLOR STORY」第四回は、2018年トレンドカラーのひとつ、
元気を与えてくれるビタミンカラー「オレンジ色」をご紹介いたします。

2018年の春夏の流行「オレンジ色」ってどんな感じ?旬の配色は?

2018の春夏は、様々なオレンジのオンパレード!
アクセントカラーとしても外せないカラーに

春夏らしい鮮やかなオレンジがいろいろなテイストで登場のシーズン。使い方の多様性にも注目。オレンジだけの単色使い、様々なカラーとの配色コーディネイト、ラインやアクセサリーなどのアクセント使いなど。特に、赤みの強いブラッドオレンジやテラコッタに近いオレンジなどが新鮮。

注目配色:

オレンジ色が与える心理効果

オレンジ色が好きな人の性格って?向いている職業は何?

明るく陽気、社交的、ポジティブシンキングな人

オレンジ色は果実の色。燦々とふりそそぐ太陽の光を浴びて実るビタミン豊富なみかんやオレンジを想像させます。オレンジ色が好きな人は、社交性があり、サービス精神が豊富なので周囲を盛り上げ、上手に巻きこんで物事を進行することが得意です。
反面、ストレスなどを自分の肚の中にためやすい傾向もあるので要注意!

向上心や自立心があり、大きくものを見て分析することも得意なため、きちんと自分の基盤を構築してゆける人です。

沢山の人を引き込み、盛り上げたりするリーダー的職業!

  • > 皆を引き込み、盛り上げてゆく職種:イベントの運営、司会・芸能タレント
  • > 洞察力を活かした職種:企画&マーケティング、販売促進、プランナー
  • > 基盤構築のチカラを活かした職種:独立経営

食べ物や飲み物にもオレンジ色との関わり合いが・・・

紅茶の「オレンジペコ」って、オレンジの味や香りなの?

とてもポピュラーな紅茶のひとつ「オレンジペコ」。実はオレンジペコは銘柄ではなく、紅茶の等級(グレード)を表す言葉らしいですよ。そもそも、紅茶の等級ってなんでしょう?実は、茶葉の形状、見た目、サイズを表すものなんです。
「オレンジペコ」は、茶の枝の先端部分から2番目に若い葉のことで、オレンジの香りや味はしないんです。販売されているものは、セイロン茶のブレンドが多いらしいですよ。

ちなみに人参がオレンジ色なのは何故か知ってる?

オレンジ色が一般的な人参ですが、古代は野生種が中心で、紫、白そして黄色だったのです。おもに、葉や種をハーブとして使用していました。その後、畑で栽培されるようになり、根を食するようになりました。
16世紀のオランダ人たちは、黄色の人参の変種を使い、オレンジ色の人参をつくりました。このオレンジ色の人参が甘くておいしかったため、盛んに栽培されるようになったということです。

国内にはオレンジ色にまつわる地名や景色がありますよ!!

最も日本らしいところ浅草にあった「オレンジ通り商店街」

出典 http://orange-st.jp/

国内外から毎日たくさんの人が訪れる浅草寺周辺。江戸の香りの通りのひとつに、なんだかポップな名称の「オレンジ通り商店街」があります。
でも、なぜこんな名前になったのでしょうか?その理由は、昭和52年の浅草公会堂の落成時まで遡ります。以前は「区役所通り」と呼ばれていましたが、区役所は取り壊されてしまったのです。そこで、新しい名称をプランニング会社に依頼しました。多くの候補より「オレンジ通り商店街」がえらばれました。オレンジ色から連想される、フレッシュで親しみやすく、そして覚えやすいことから選ばれたみたいです。
当時は、道路がオレンジ色に塗装されていたらしいです!

※海外にもあった「オレンジ」の地名
オレンジ郡(アメリカ)、オレンジ川(南アフリカ)、オランジュ(フランスの都市)
その他、かつてアフリカには、オレンジ自由国という国家が存在しました。

日本古来のオレンジ色とはどんな色?

源氏物語の昔からいろいろな橙色は存在していた

平安時代の昔から、日本の豊かな自然と人々の感性によってさまざまなオレンジ色が登場。季節の植物に由来する豊かな色味が美しい響きの色名と共に微妙な色味を表現しています。日本人の感性って素晴らしい!和の伝統色の深い世界を味わってみましょう。
源氏物語などの宮中に仕える女御の装束、季節の着物や帯、茶道具の色等々、いろいろな和のオレンジ色を感じてください。

●飴色(あめいろ)
水飴に由来しており、深みのある強い橙色。古来の水飴は、
麦を原料としていて、透明感のある琥珀色をしていた。
●樺色(かばいろ)
赤みのある橙色で、蒲色とも書く。
樺の樹皮、または水草の蒲の穂の色。
●萱草色(かんぞういろ)
明るい黄味がかった橙色。萱草の花の色が由来。
源氏物語にも登場しており、別名:忘れ草といい、喪の色とされていた。
●照柿色(てりがきいろ)
赤みがかった濃い橙色で熟した柿の皮の色。
薄いものを洗柿(あらいがき)という。
●柿色(かきいろ)
鮮やかな濃い橙色。柿の実の色。

オランダとオレンジ色の深い関係とは?

オランダのオレンジ色の起源は建国の父「オラニエ公」にあり!

建国の父「オラニエ公ヴィレム」は、ドイツ名門のナッサウ家の出で、16世紀に姻戚関係により、男系の絶えたオランジェ公国の皇位を引き継ぎました。
オランジェ公国は、南仏プロバンス地方の公領で、オレンジの売買が盛んな土地柄でした。そのため紋章は、オレンジの樹に角笛で、現在のオランダ市章にも引き継がれています。
オラニエ(Oranje)は、英語でOrenge(オレンジ色)であり、現国王も全名にも受け継がれています。ここからオランダのナショナルカラーがオレンジ色になっているとのことです。

オランダの国王誕生日、国中がオレンジ色に染まる?!

毎年4月27日はウイリアム・アレキサンダー国王の誕生日「キングスデー」。
国民の祝日です。オランダの国民は、国王の家系オラニエ家にちなみ、オレンジ色の服や小物を身にまとい、市中へくり出します。
春の風物詩となっています。

「オレンジデー」って知ってる?

発案の由来はオレンジの花言葉「花嫁の喜び」

日本のオレンジデーは、1994年に愛媛県の柑橘類農家が発案したそうです。花と実を同時につけるオレンジは、ヨーロッパでは愛と豊穣のシンボルとして、オレンジの花を花嫁のヘッドアクセサリーとして使われており、花言葉は「花嫁の喜び」です。
柑橘系の生産者や飲料メーカーなどは、バレンタインデーやホワイトデーに続く愛のイベントとして、4月14日に設定し、キャンペーンやオレンジ色のプレゼントを贈るPRなどを提案しています。
ちなみに、お隣韓国の「オレンジデー」は、恋人同士でオレンジジュースを飲む日として、11月14日に設定されています。

オレンジ色が目印の世界的活動があります!!

「オレンジリボン」がシンボルの運動を知ってますか?

2004年に栃木県で起きた痛ましい児童虐待事件をきっかけに、再発防止を願う運動がはじまりました。オレンジリボンはそのシンボルマークとして知られています。厚生労働省は毎年11月を「児童虐待防止推進月間」と定めており、全国の自治体やNPOなどでさまざまなオレンジリボンキャンペーンが実施されています。

オレンジリボン運動を多くの人に認知してもらい、児童虐待の無い社会の実現を目指すために、一人一人が子どもの成長と発達を支援することが社会の責任であり、現在、個人サポーターが1万5千名近くに達しています。認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワークがオレンジリボン運動の総合窓口を担っています。

※虐待かなと思ったら:「TEL:189」児童相談所全国共通ダイヤル
(子育てに関する悩みもお気軽にご相談ください)

認知症サポーターの証「オレンジリング」、見かけたことありますか?

1994年「国際アルツハイマー病学会(ADI)」が、「世界保健機構(WHO)」と共同で、毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」、9月を「世界アルツハイマー月間」と定めました。
日本でもポスターやリーフレットを作成し、認知症への理解を深める呼びかけを行っています。自治体によっては、自治体庁舎をオレンジ色の光でライトアップをしたりと啓蒙活動を実施しています。
また、「認知症サポーター養成講座」等が開催され、受講された方々にはサポーターの証として「オレンジリング」が渡されます。
今後、高齢化が進行し、認知症の人数が拡大することが予測される中、認知症になっても安心して暮らせる地域を目指す活動です。他人事ではなく、身近な課題として関心を持つことが必要かもしれません。

さて今回の「オレンジ色」いかがでしたか。
「オレンジ色」には、面白い歴史的背景がありましたね。また、世界中にオレンジ色に関連したお祭りやイベントが沢山。国家やチームカラーにも使用されていました。2018年春夏のトレンドカラーとしても重要なカラーのひとつです。春夏、オレンジ色のアイテムを何か購入してみてはいかがでしょう。また、色の性質や個性を知って、ビジネスやファッション、インテリアなどに効果的に活用してみましょう。

次回の「TRend COLOR STORY」シリーズでは、2018年トレンドカラー第五弾として、「コバルトブルー」のストーリーをお届けいたします。お楽しみに。

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