「持ち歩く」がニューノーマル サステナブルな“マイ○○”
「持ち歩く」がニューノーマル サステナブルな“マイ○○”

2020年7月レジ袋が有料化されて以来、多くの企業がオリジナルのエコバッグを販売しました。
レジ袋の利用を断り、持参したバッグに商品を詰める方の姿も見慣れてきました。
そして2022年春、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案」が施行される見通しです。
お弁当やドリンクを購入した際にもらえるスプーンやフォーク、ストローが、レジ袋と同じように無料配布が禁止となる可能性もあります。
一部の企業においては、この法案の施行に先立ち、プラスチック製のカップやストローを廃止し紙製に差し替えや、オリジナルタンブラーやストローなどの販売を始めています。

エコバッグが一般的に使われるようになったように、スプーンやストローを持ち歩くようになるのでしょうか?
今回は、レジ袋に代わり活躍中のマイバッグに続くサステナブルなアイテム、持ち歩ける“マイ○○”を集めました。
筆者が気になったものを中心に、これからさらに注目が集まりそうなサステナブルグッズをご紹介します。

マイカップスリーブ

持ち歩くニューノーマル サステナブルなマイカップスリーブ

マイカップスリーブの推しポイント:取り入れるハードルが低い

カフェやコンビニで温かいドリンクを買うとついてくる紙製のスリーブ。
ついていないと熱くて持ちにくいですが、ドリンクを飲み終えたら汚れてもいないのに捨てられてしまう。

そこで、マイカップスリーブやマイドリンクホルダーがあれば、紙のスリーブを消費することなく、飲み物を安全に持ち運べます。
シンプルな見た目・構造をしており、小さな配慮から簡単にサステナブルな活動を始められます。
マイボトルを持ち歩くのはハードルが高いという方、まずはスリーブから持ち歩いてみるのはいかがでしょうか。

オーガニックコットンやヴィーガンレザーなどの素材を採用することで、サステナブルの訴求ポイントも豊富になるでしょう。
テイクアウト用の袋も削減できるドリンクホルダーは、タピオカドリンクで有名な台湾では、至る所で売られているおなじみのアイテムです。

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マイストロー

持ち歩くニューノーマル サステナブルなマイストロー

マイストローの推しポイント:すでに流行っている!次のマイサステナブルアイテム

コンビニやカフェ、レストランでプラスチックのストローの提供が廃止され、じわじわと注目が集まっているマイストロー。
プラスチックストローに代わり、使い捨ての紙製ストローが採用されていますが、口当たりが良くないという声も。

そこで、シリコン製やステンレス製、竹製などの繰り返し使えるストローが普及し始めました。
繰り返し使うタイプのストローは、口当たりの他に持ち運びやすさや洗いやすさなど、使う人によって好みが分かれるようです。
筆者は、冷たい飲み物をよりひんやりと感じられるステンレス製のストローが気に入りました。

今回筆者が見つけた、写真の“木製ストロー”は、カンナで木材を削った際に出る木肌を利用したもの。
繰り返しの使用にはやや不向きなようですが、資源を廃棄する前にもう一度役目を与える、という点に置いてサステナブルなマイストローです。
企業やキャラクター、アーティストのオリジナルグッズとして採用されている事例が徐々に見られ始めており、エコバッグに次ぐ注目の“マイサステナブルアイテム”の筆頭格といえるでしょう。
持ち歩く際は、巾着などの収納袋があると外出先でも清潔に使用することができます。

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マイカトラリー

持ち歩くニューノーマル サステナブルなマイカトラリー

マイカトラリーの推しポイント:コンパクトに収納できて持ち運びやすい

コンビニやスーパーでもらえる使い捨てのスプーンやフォークも「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案」に伴い、レジ袋と度同じように規制がかかる可能性があります。

使い捨てないマイカトラリーは、コンパクトにまとめられる持ち運びがしやすいタイプが多く、オフィスでのランチタイムやアウトドアシーンでも活躍します。
プラスチックを削減するために使いたいマイカトラリーは、ステンレス製やチタン製など、長く愛用してもらえるものが良いでしょう。
カバンに入れておく際には、カトラリーを収納するための巾着やシリコン製のポーチを使うことでよりプラスチックの削減に貢献できます。
ここ数年のアウトドアブームの影響により、市場ではさまざまな形のマイカトラリーが販売されていました。

マイカップ

持ち歩くニューノーマル サステナブルなマイカップ

マイカップの推しポイント:ごみ削減に貢献している実感

カフェでドリンクをテイクアウトするとき、ドリンクはプラスチック製のカップ、または紙製のカップに入っています。
プラスチック製のカップをすべて紙製のカップに切り替えた企業もありますが、カップの蓋がプラスチック製のままということも。
また、紙製のドリンク用カップは水に強くするためにプラスチック加工されているものが多く、リサイクルしにくいという場合もあるようです。

使い捨てのカップ自体を削減するのに役立つのが、持ち歩くマイカップ。
一部店舗ではマイカップを持参することで、数十円の割引を受けられる場合があります。(容量不足の場合や、感染症拡大防止のため断っている店舗もあります)
ごみを削減することで割引などのサービスが受けられると、自分が環境に配慮した活動に参加している実感が湧きますよね。

写真のマイカップは、折りたたみ式で持ち運びがとても便利な「stojo(ストージョ)」。
飲み終わったに折りたたんでしまえば、空のボトルがかさばることもなく持ち帰ることができます。

マイ食器

持ち歩くニューノーマル サステナブルなマイ食器

マイ食器の推しポイント:サステナブルな素材にも注目

マイ食器は、紙皿など使い捨ての皿が使われるアウトドアシーンで活躍することが多いでしょう。
キャンプやピクニックなどには、紙皿の代わりに軽くて丈夫な食器を持っていくことでごみを削減できます。

今回購入したプレートとカップは、木の繊維と樹脂で固めた素材でできた、フィンランドのアウトドア食器ブランド「クピルカ」のもの。
材料の木繊維には間伐材を活用しているため、森林の保護につながります。
ちなみに、キャンプブームの牽引約にもなった人気アニメ「ゆるキャン△」の作中に、この「クピルカ」をモデルにした食器が登場し、一部のアニメファンやキャンパーの注目をあつめたようです。
他にも、成長の早い竹の粉末を利用した素材”バンブーファイバー“でつくられた食器も注目が集まっています。

サステナブルなマイ○○がニューノーマル

市場には多くのマイストローやマイカトラリーが販売されています。
エコバッグを持ち歩くのが当たり前のことのように浸透したように、サステナブルな“マイ○○”を持ち歩く日常が現実的になっているのかもしれません。
一部の企業はいち早くオリジナルのマイサステナブルグッズを展開していますが、まだエコバッグほど浸透しているわけではない様子。
「株式会社▲▲が、マイストローを販売」というようなニュースが流れるほど注目されているサステナブルグッズ、製作を検討してみてはいかがでしょうか?

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セウヘイ

株式会社トランス社員。今回はサステナブルなマイ○○を集めました。エコバッグの次に流行するのは“マイストロー”ではないかと思っています。一度マイストローを使って以来、使い捨てストローを使うと罪悪感が芽生えるようになりました。

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